シネマトゥデイ

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ロバート・ダウニー・Jr
『アイアンマン』
今では、みんな僕を選んだことは正しかったと思ってくれているみたいだよ
『アイアンマン』ロバート・ダウニー・Jr 単独インタビュー

取材・文 近藤深雪 写真:秋山泰彦

「スパイダーマン」などで知られるマーベル・コミックの人気キャラクター、アイアンマンがついにスクリーンに登場する。数多くのアメコミ・ヒーローの中でも、「アイアンマン」が愛される理由は、そのキャラのユニークさ。天才的な発明家で、女とユーモアをこよなく愛する主人公のトニー・スターク(アイアンマン)を演じるのは、ロバート・ダウニー・Jr。喜劇王チャーリー・チャップリンを演じた『チャーリー』でオスカーにノミネートもされたことのある演技派の彼が、アイアンマンに対する思い、そしてその苦労話をユーモアたっぷりに語ってくれた。

■トビー・マグワイアが道を開いてくれた

Q:これまでさまざまなジャンルで活躍なさっていますが、「アイアンマン」を演じることになったときの感想は?

とにかくほっとしたよ。僕がこの役を希望したとき、中には「違うんじゃないか?」と思っていた人々もいたからね。驚いた人も多かったと思うよ。僕といえばもっとドラマチックな役か、コメディー色の強い役が似合うのでは? と思う人が多いからね。

Q:そんな中で「アイアンマン」を演じることにプレッシャーは感じませんでしたか?

もちろんあったさ。でも、撮影が始まってからメイキングの一部を4分ほど、サンディエゴの映画祭で上映したんだ。これが好評でね。これでいいんだ! と自信にもなって続けることができたよ。今では、みんな僕を選んだことは正しかったと思っているみたいだしね。

Q:トビー・マグワイアが『スパイダーマン』を演じると決まったときも、ある種の驚きがあったようですが?

彼がたとえシリアスな役者でもコミックヒーローを演じられるという前例を作ってくれたんだ。ほんと感謝したいね。実は、トビーと僕は『ワンダー・ボーイズ』で共演していてね、ピッツバーグで撮影しているときに『マトリックス』を一緒に観たんだ。そのとき、「マジでかっこいいよな!」って話していたんだけど(笑)。その数年後に、彼はスパイダーマンを演じたんだから(笑)。参ったよ……、うらやましかったね。

■アイアンマンのスーツは、とにかく重かった!

Q:今回この役を務めるにあたって特別なトレーニングはなさったんですか?

不思議なことに、僕はたまたま40歳になったときに、役者としてきちんとフィジカルトレーニングはしておくべきだと思ったんだ(現在彼は43歳)。それに、すでに38歳からカンフーも始めていたから、アイアンマンをやりたい! って思ったときは、すでに肉体的にはほぼ出来上がっていたんだ。

Q:撮影中、一番きつかったのはどんなことですか?

アイアンマンのスーツを着て、演技をしなければいけなかったことかな? だってあれってとにかく重くて、動きが制限されるんだよ。多分18~23キロくらいあるんじゃないかな? しかも着るのに45分はかかるんだよ! 敵から脱出するときの最初のスーツ覚えてる? あれなんてさらにひどかったな。

Q:初めてスーツを着た自分の姿を見たときの感想はいかがでした?

いやあ、フットボール・プレーヤーみたいだと思ったね(笑)。

■続編をお楽しみに!

Q:トニー・スタークの魅力はどんなところにあると思いますか?

彼はミュータントでもないし、至って普通のアメリカのパワーリーダーの一人だったんだよ。それがある特別な経験をして、これまで彼がするとは夢にも思わなかったことをするように変化する。そうでなければきっと彼はあのまま、ただ金を稼ぎ、パーティー三昧で、大勢の女性と寝ることしか興味なかっただろうね。

Q:悪人たちから監禁され、無事脱出したあと、トニーは「チーズバーガーが食べたい」と言いますよね? 実際にあなたが同じような状況だったら何を食べたいですか?

チーズバーガーだよ(笑)。あれは僕のアイデアで、僕が書いたセリフなんだ。脚本では、「ペッパー(グウィネス・パルトロー演じる彼の秘書)、とにかく大至急、記者会見だ!」となっていたんだ。でもそれじゃ見え透いているし、うそくさいだろ? 例えば、誰かが刑務所から出たときに一番欲しいものは? もちろん好きな食べ物だろ!

Q:ファンの間ではすでにパート2への期待が高まっていますが。あと『インクレディブル・ハルク』の終わりに少しだけアイアンマンが登場してますよね。そして今回のラストでも何かが起こりそうな予感がありますが、いろんなヒーローの共演なんてこともあるんでしょうか?

ヒーローたちの共演については、いろいろなアイデアがあるみたいだね。それから『アイアンマン』の続編については、すでにジョン・ファブロー監督と話し始めているよ。楽しみにしていて!

「アメコミヒーローの中でも、僕が演じたトニーを結婚相手に選ぶなら、とっても勇敢な女の子じゃなきゃだめだなあ~」といたずら心たっぷりに笑うロバートは、いつでもユーモアにあふれていて、とってもおちゃめな、まさにトニーのキャラクターそのものだった。「日本のファンにメッセージは?」との質問には、「それはまた来年話すよ!」とうれしい言葉を返してくれた。『アイアンマン』の続編とともに、ぜひまたの来日を期待したい。

『アイアンマン』は9月27日より日劇3ほかにて全国公開

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