シネマトゥデイ

シネマトゥデイ
.
新垣結衣
『フレフレ少女』
恋をしたからといって恋に突っ走ることはあまりないです
『フレフレ少女』新垣結衣 単独インタビュー

取材・文:鴇田崇 写真:田中紀子

動画 [ 再生(1Mbps) | ご利用ガイド ]

純愛を貫く女子高生をさわやかに演じた『恋空』をヒットに導いて、日本映画を代表する若手女優となった新垣結衣。そんな彼女の注目の主演最新作『フレフレ少女』は、同じ女子高生役でも今度は何と応援団長! 内気な少女が野球部の男子に恋をしてしまい、彼を応援するために応援団に入るという青春学園ストーリーだ。鉢巻き姿で学ランをビシッと着こなし、新たな魅力を披露してくれた彼女に映画のことなどさまざまな話を聞いた。

■学ランは気が引き締まる!

Q:学ランがとてもお似合いです。実際に着た感想はいかがですか?

学ラン……。うーん、似合うんですよ(笑)。学ランは以前にも撮影で着たことがあったので抵抗はなかったんですが、そのときは不良テイストの学ランだったので(笑)、長ランっていうのは初めてでした。着物を着るのと一緒で、気合いが入るというか、背筋が伸びる感じがありました。気が引き締まりますね!

Q:応援団長を演じる上で、学ランを着ると気分も盛り上がりましたか?

はい! 変わりますね~。

Q:映画をご覧になっていかがでしたか?

撮影中は、そのシーンがどんな風になるのかが自分ではわからなくて、出来上がりを観て「あっ、こういうことだったのか!」と納得できる部分がたくさんありました。特に印象に残っているシーンは、一番の見せ場のシーンでわたしが演じた桃子たちの思いが通じるところが気持ち良かったです。桃子が言っているセリフを信じたくなると思いました。

Q:新垣さんから観た、この映画の最大の見どころはどこでしょうか?

全体の気合いですね。桃子の気持ちがみんなに伝わり始めてから物語が進むという気持ち良さがあるので、それは観ていただくと伝わると思います。

■桃子の気持ちはわからなくもない

Q:桃子はリアルの恋より空想の恋にあこがれる乙女でしたが、共感はしましたか?

わたしはそういうタイプではないので(笑)、「桃子に似ている部分は?」って聞かれると、正直ないんですよね。桃子は初恋をするまで物語の中の男の子に恋をしていますけど、わたしはそういうことはないですし、恋をしたからといって桃子のように突っ走ることもあまりないです。本は読みますが、詩集とかコミックとかです。でも例えば、ドラマなどで相手役の役柄にほれた! っていうことはあると思うので、桃子の気持ちはわからなくもないです(笑)。

Q:ヒロインは「気合いだ!」と精神論で鍛えられますが、新垣さんも同じように困難を乗り切るタイプですか?

そういうことを言われただけではどうにもできないタイプですね(笑)。最初、桃子たちが練習をしているときに、OBたちに「気合いだ、気合いだ!」って言われても、彼女たちもいまいちパッとわからなかったじゃないですか。そこはすごく共感しましたね。後は考えて考えて、それが理解できるのかどうかでしょうね。

Q:壁にぶつかったときは、いろんな人たちの意見を聞くタイプなんですか?

はい、聞きますね。優柔不断なので、わたしは人に意見を求めます(笑)。ただ、あれもありだな、これもありだなって思っちゃうので、余計に悩んでしまうんです(笑)。人に決めてもらうこともありますね。

Q:また、好きな人のため応援団にまで入ってしまうヒロインのように、いちずな行動力はありますか?

恋をしたからといって桃子のように応援団に入ってしまうほど、突っ走ることはできないですね。わたしにはそんな行動力はないです。

■応援団独特の声の出し方を猛特訓!

Q:例えば応援団のように、上下関係の厳しさを経験したことはありますか?

学校に通っていたころもそんなに厳しいと感じたことはなかったですね。どの世界でも社会に出たら礼儀などは必要になってくると思うので、もちろんわたしも気を付けていますけど、厳しいと思ったことは今のところないです。

Q:応援する演技について、大変だったことは何でしょうか?

ほかの人たちは撮影に入る2か月ぐらい前から練習していたらしいんですが、わたしはこの映画の撮影に入ってからでないと練習ができなかったので、とにかく大変でした。あそこまで大きい声を出すことはあまりないので、もうとにかくほとんど体力勝負でした。

Q:大声を出すと声質が変わってしまいそうですが、心配ではなかったですか?

応援団独特の声の出し方があるんです。女子の声帯とは違うので、どちらかというと声帯を傷めないようにするレッスンをしました。実際に声が潰れちゃっている男の子もいて、それだけはないように練習しました(笑)。

Q:練習は大変でも、撮影現場は楽しかったのでしょうか?

お芝居をしている最中は難しいことの方が多かったんですけど、共演者のみんなと一緒にいるときは楽しかったですね。共演の男の子たちは(永山)絢斗君以外みんな年下で、気を遣われるんじゃないかと思っていたんですが、わたしの方から「じゃあ行こう!」っていう感じだったので、そんなに違和感みたいなものはありませんでした。実際はみんなの輪の中にわたしも入ろうという感じでした。

■新垣流のストレス発散方法を紹介

Q:桃子は応援することで成長しますが、新垣さんも何かに出会って成長した経験ってありますか?

日々成長しているつもりです……(笑)。高校生のころも学生でいる時間より仕事をしている時間の方が長かったので、仕事場で学んだことはたくさんあると思います。

Q:仕事をしている時間が長いと、ストレスはたまりませんか?

たまりますよ(笑)。たまらない人っていないんじゃないかと思いますけど、ストレスが発散されてスッキリって状態にあんまりならないんです。とにかく寝られるだけ寝るとか、買うだけ買うとか、食べたいだけ食べるとか、そのとき求める欲求を1個満たす、それぐらいしかできません(笑)。あっ! でも、カラオケは好きです。

Q:映画は応援のパワーがテーマです。今誰か応援してあげたい人はいますか?

何かに一生懸命になっている人なら、いつでも誰でも応援したいと思います! 思いが伝わればいいと思います。

Q:最後になりますが、映画を待っているファンへメッセージをどうぞ!

わたしたちの気合いを受け取ってください! 新垣でした!

ヒロイン・桃子が着ていたのと同じ長ランを着てインタビューに応じてくれた新垣。役から離れた彼女はどちらかといえば控え目な印象を受けるが、与えられたキャラクターに素直に向き合って自分なりに演じる彼女と、一生懸命に応援することでメッセージを伝えようと努力する桃子のひたむきな姿が重なり合って見えたような気がした。そんなガッキーから元気をもらいに映画館へ行ってみてはどうだろうか?

『フレフレ少女』は10月11日より全国公開

[PR]

この記事を共有する

映画アクセスランキング
  • Loading...
»もっとランキングを見る«
スポンサード リンク
スポンサード リンク
  1. 記事
  2. 2008年
  3. 10月
  4. 9日
  5. 『フレフレ少女』新垣結衣 単独インタビュー