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ワンダーラスト ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国順次公開中 オフィシャルサイト 作品情報
再婚、新恋人と人生の酸いも甘いも知りつくしたマドンナ、初監督作を語る!
音楽界の女王として全世界から注目されているマドンナが、ついにメガホンを取った。本作品は初監督とは思えない仕上がりで話題を呼んでいる。これは別れた夫で映画監督でもあるショーン・ペンやガイ・リッチーに対する挑戦状なのか!? 今回、マドンナ監督に直撃インタビューを敢行! 『ワンダーラスト』の魅力、初監督に関わる感想などを語ってもらった。
映画を撮るきっかけ
きっかけは、H&Mの洋服のデザインをしたときに、そのプロモーション用のCM監督をしたこと。あとは、ニコラ・ドーリング(本作の制作会社HSIロンドンオフィスの代表)と一緒に(H&Mの)CMを製作してから、映画の製作もしようという話で意気投合したことがきっかけ。わたしは常に映画の芸術性と素晴らしい物語を伝えられる能力に敬意を払ってきたし、30年近くカメラの前に立ち続けた結果、今度は行動で示したいと思うようになったわ。ダンサーだったころから映画にはいつもインスパイアーされてきたの。以前から映画を撮りたいという願望はひそかにあったけど、「監督したい」とは恐れ多くて言い出せなかった。でもある日、ただ夢見るのはやめて、実際に作ろうと思い立ったの。
キャラクターについて


キャラクターについてはこちら
キャラクターはわたしが魅力的だと思う人物像を描いたつもり。それが「クリエーティブなアーティスト」なの。実際この映画は、アーティストの葛藤(かっとう)や、アーティストになるための旅路を描いているわ。あの家に住んでいる人たちは、皆、アーティストなの。盲目の詩人も含め、皆伝えたいことがあり、それを伝える、または表現する手段を見つけるために、必死にもがいている。『ワンダーラスト』ではキャラクターたちがいわゆる被害者ではなく、何の社会的判断をされている存在でもないことに意味があると思っているの。だって彼らはわたしが考えるに、間違っている存在、不道徳な存在とは思えないから。かといって、彼らが何者であるのかは見過ごされている。そんな人たちに光を当てたかったの。 作品を通して何かを伝えるためには、自分自身がある程度経験した出来事を基にしないと説得力がないと思うの。だからすべてのキャラクターはわたしとつながりがあるのよ。
監督としての(カメラの背後に立つ)経験について
実際には結構、難しかったわ。自分のステージを監督するときは、わたしが実際に演じるし、より本能的な体験なの。けれど映画を監督することは、どちらかというと、頭の中で生きているようで、ホリー・ウェストンがダンスをしたり、ユージン・ハッツが演奏したりするのを見て嫉妬(しっと)したわ。一番大変だったことは、自分が欲しているものを撮れたかどうかの判断ね。次に進んで問題ないのか、自信を持ってもう撮り直しは不要と言えるか。最初はとてもナーバスになったのよ。スタッフの中には、有名な監督と仕事をしてきた人もいて、そういうプロの集団に初心者のわたしが相手にしてもらえるのかという不安があった。例えば、経験豊富なカメラマンなら、カメラの位置についてわたしに指示されたくないでしょう。だからまず、わたしの意見を真剣に聞いてもらえるような関係を作る努力をしたわ。
原題の"Filth and Wisdom"の意味とは?
人生はパラドックスだと思っている。だから映画のタイトルを“Filth and Wisdom”(堕落と知恵)にしたの。なぜならそれは、現実は堕落の中に知恵を見いだし、逆に知恵の中に堕落を見いだすことができると思うからなの。AKが本編の最初に「救われたいなら、まず地獄に落ちなければならない」と言うように、本当に見識のある人になるためには悲しいことや暗いことを経験しなければならなくて、そうしないことには本当の達成感や幸福に達することができない。だからこの映画は希望を持たせるエンディングにすることが大切だったのよ。
プライベートについて 別れた夫ガイ・リッチーのアドバイスは?
わたしが公の場で見せている生活や過ごしている生活は、ある程度知られているかもしれないけれど、実際の本当にプライベートな生活については誰もほとんど知らないと思うわ。精神の安定を保つ唯一の方法は、それが公人であってもセレブリティーであっても私生活を守ることだと思うわ。どっちが本当の私生活であるかは、はっきり分けないといけないと思っているの。ガイについて? 彼からは撮影前に、とてもいいアドバイスをもらったわ。「自分の進む方向に自信を持たないと、絶対に(ゴールに)到達できない。君がナーバスなオーラを出していたら、君自身がダメになる」と言われたの。
最後に、今後の監督としての活動は?
監督することは大好きだわ。ストーリーを語る仕事はわたしに合っていると思うの。女優は他人のストーリーの一部でしかないけれど、監督はストーリーを自分自身の解釈で演出することができるから。次回作? 頭の中では、ほかの映画のアイデアでいっぱいなの。ニューヨーク、ロンドン、パリが舞台の予定だけど、まだ言ってはいけないみたい。

マドンナ監督の熱いメッセージがこもった映画「ワンダーラスト」そのメッセージをあなたは見過ごしてはならない!!
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キャラクター紹介 キャラクターにマドンナが投影されてる!?そんなキャラクターとマドンナの共通点とは?
【AK】ユージン・ハッツ Eugene Huttz
【ホリー】ホリー・ウェストン Holly Weston
【ジュリエット】ヴィッキー・マクルア Vicky McClure
基本情報
ミュージシャンとして成功する夢を持ちながら、SMの調教師で生計を立てているウクライナ移民。詩を愛し、哲学者でもある。ルームメートの一人、ホリーに恋をしている。
基本情報
長年バレエに打ちこんできたが、ロイヤル・バレエ団で踊れる見込みがないと悟る。お金のない彼女は、ある日AKの提案でストリップクラブのダンサーで生計を立てることを決意する。
基本情報
AK、ホリーのルームメート。アフリカに渡り貧しい子どもたちを救うことを目指している。しかし、現実は近所の薬局で働きながら募金活動をしている。上司のサーディープの目を盗み、棚から薬を盗み、旅立つ日に備えている。
マドンナとの共通点
歌手でデビューする前のマドンナの分身。AKと父親との間の確執のシーンは、厳格な父親に育てられたマドンナの少女時代が基になっている。
マドンナとの共通点
バレリーナになる夢を追って、ミシガンからニューヨークに渡ったかつてのマドンナの姿。当時マドンナは、ダンサーとして下積みをしてウエートレスなどで生計を立てていた。
マドンナとの共通点
マラウイのエイズ孤児の支援に力を入れている現在のマドンナの姿。
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映画「ワンダーラスト」は1月17日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国順次公開中
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