シネマトゥデイ

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INTERVIEW@big apple

昨年末は、オスカー戦線にかかわってくると予想される作品が続々と登場しました。今回は、その中でもインパクトの強かった作品に関する取材を紹介します!

12月4日涙目のケイト・ウィンスレット!(ニューヨーク リージェンシー・ホテルにて)

映画『愛を読むひと』

第二次世界大戦後のドイツを舞台に、過去に傷を持つハンナ(ケイト・ウィンスレット)と、ハンナに恋するミヒャエル(デヴィッド・クロス)の悲恋を描いた作品。

ケイト・ウィンスレット、デヴィッド・クロス、レナ・オリン、スティーヴン・ダルドリー監督、デヴィッド・ヘア

デヴィッド・クロス/ベルイマン監督知ってます! レナ・オリン

目を真っ赤にしながらインタビュー・ルームに入ってきたケイト・ウィンスレット! 一体何が起きたのかと驚き、取材後に別の記者に聞いたところ、僕らの前の取材で記者から、昨年亡くなった本作のプロデューサーであるアンソニー・ミンゲラシドニー・ルメットについて訪ねられたところ、号泣してしまい、インタビューどころではなくなってしまったとのことだ。これは本当にビックリ!

本作には、かなり激しいラブ・シーンがある。ケイトの夫であるサム・メンデス監督のリアクションについて尋ねると「夫は嫉妬(しっと)するようなタイプじゃないわ。仕事では女優として見てくれているしね。映画『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』で初めて夫婦共同作品を作ったけど、とてもうまくいったわ」とのこと。

一方、レナ・オリンは、父親のスティーグ・オリーンがイングマール・ベルイマン監督作品の常連俳優だったため、レナ自身ベルイマン監督の舞台に何度も立ったことがある。「今日の成功もベルイマン監督のおかげ。彼ほど知的な映画人はいないわ」と賞賛していた。ミヒャエルを演じるデヴィッドは、初の英語作品のため撮影前はかなりのトレーニングを積んだと話してくれた。

12月7日わが道を行くミッキー・ローク!(ダブリュー・ホテルにて)

映画『ザ・レスラー』(原題)

心臓病を患い、医者から引退を勧められた落ち目の中年プロレスラー(ミッキー・ローク)が、自らの命を懸けてリングへと戻っていく姿を描いた作品。ヴェネチア国際映画祭では金獅子賞を受賞した。

ミッキー・ローク、ダーレン・アロノフスキー監督、マリサ・トメイ

ミッキー・ロークとダーレン・アロノフスキー監督/ダンサーやります! マリサ・トメイ

暖房が効き過ぎて暑くなってしまった一室でインタビューに応じたミッキー・ロークは、近くの女性記者に水をもらって、それを自分の顔にかけながら「10年前、おれがまだペーペーだったころ、君はどこにいたのかな? おれの背中をもんでくれよ」とジョークを飛ばしながら口説き出す始末。

しかし、本作に楽曲を提供したロック歌手のブルース・スプリングスティーンの話になると、まじめな顔つきになり「撮影が始まって6日後に、ブルースに手紙を書いたら、何と彼は脚本を読んでくれて、それから5か月後には曲を提供してくれたんだ。それにおれたちの目の前でアコギ一本で弾き語りをしてくれたんだぜ!」と満足気に答えてくれた。

また、ロサンゼルスで行われた試写会後の質疑応答で、元人気レスラーのロディ・パイパーに司会者が感想を求めたとき、ミッキーとダーレン・アロノフスキー監督は辛口なことを言われてしまうんじゃないかとビクビクしていたらしいが、返ってきたのは賞賛の一言。映画の完成度にロディは男泣きしたそうだ。

12月13日伝説的ラッパーの最愛の人は、ウィル・スミスの奥さん!(レガシー・レコーディング・スタジオにて)

映画『ノトーリアス』(原題)

1997年に凶弾に倒れた伝説的ラッパー、ザ・ノトーリアスB.I.G.の伝記映画。本作はザ・ノトーリアスB.I.G.の少年時代から始まり、麻薬の売人からラッパーへのステップアップ、そして東西海岸の抗争を描いていく。

ジャマール・ウーラード、アンジェラ・バセット、デレク・ルーク、アンソニー・マッキー、ナチュリ・ノートン、アントニーク・スミス、ジョージ・ティルマン・Jr、ヴォレッタ・ウォレス

デレク・ルークとアンソニー・マッキー/アントニーク・スミスとナチュリ・ノートン

ザ・ノトーリアスB.I.G.を演じたジャマール・ウーラードは、友人から本作のキャスティング募集を知らされ、「お前は格好や風ぼうだけでなく、女性とよく問題を起こすところが似ている!」と言われ、本作に挑戦しようと思ったらしい。そして役作りのために、何と体重を150キロまで増やし、撮影に臨んだ。

ザ・ノトーリアスB.I.G.の母親であるヴォレッタ・ウォレスは、毎日のようにセットを訪れ、劇中でヴォレッタを演じているアンジェラ・バセットを応援し続けたという。ショーン・コムズを演じたデレク・ルークは、実際にショーンの母親を訪ね、銃殺された父親のことやプライベートなことまで細かく取材し、役柄に生かしていったという。ちなみに、本作はショーン本人がプロデュースしているが、作品の内容や設定などに口出しをしてくることはなかったそうだ。

エミネムなどに強い影響を与えたとされるラッパー、トゥパック・シャクールを演じたのはアンソニー・マッキー。アンソニーはトゥパックの人生について「重要なターニング・ポイントがある。一つはボルチモアの家から追い出されたときと、もう一つは最愛の女性であるジェイダ・ピンケット=スミスから、ウィル・スミスと結婚すると告げられたときなんだ」と語ってくれた。

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