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須賀健太&香椎由宇
『釣りキチ三平』
原作コミックと同じ、あのポーズで釣りに挑戦してます!
『釣りキチ三平』須賀健太&香椎由宇 単独インタビュー

取材・文:望月ふみ 写真:高野広美

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累計販売部数が4,000万部を超えている、人気コミック「釣りキチ三平」がついに実写映画化された。主人公の三平に選ばれたのは、『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズで知られる天才子役・須賀健太。そして映画版オリジナルのキャラクターとして三平の姉・愛子を香椎由宇が熱演。アカデミー賞外国語映画賞を受賞した『おくりびと』の滝田洋二郎監督と、『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズのVFXチームが構築した世界で、キャラクターを魅力的に演じ切った須賀と香椎に裏話などを聞いた。

■「釣りキチ三平」を知ったのは教科書で

Q:原作についてはご存じでしたか? また最初に脚本を読まれたときの感想は?

須賀:「釣りキチ三平」っていう題名は知らなかったんですけど、教科書に三平の絵が載っていたので何となくは知っていました。脚本をもらってから原作を読んで、それで初めて三平を知った感じです。脚本を読んだときは、僕は全然釣りをやったことがなかったので、できるのかっていうのと、三平に成り切れるかどうか不安でした。

香椎:お話をいただいてから、漫画を読んで脚本を読みました。漫画にはない設定で出るというお話だったので、お姉さんとしてどんな風に愛子が描かれてあるんだろうとかと思いましたが、すごく自然な形ではまっていたので、これは楽しみだと感じましたね。

Q:須賀さんはかなり釣りの練習をされたそうですね。

須賀:半年くらいやりました。いつも魚に逃げられていて、ちっちゃいカニとかそういうのばっかり釣っていました(笑)。引きという釣りの感覚も、初めはわからなくて……。最初に感じたときも、ビクっとなった瞬間に驚いちゃうんですよ。それを直さなきゃダメだったので大変でした。

■原作の世界観を崩さないように

Q:お二人とも秋田弁を話されていますが、練習はどのように?

須賀:僕のセリフをすべて秋田県出身の方に言ってもらったデータをもらって、それをずっと聞いていました。でも結構現場で増えることがあって、方言指導の先生に教えてもらいました。

香椎:愛子の方言は最後の方だけなので、みっちりとはやっていないのですが、方言指導の先生が常に現場にいてくださったので、そこで教えていただいたり、直していただいたりしました。

Q:香椎さんの愛子という役は、主人公のお姉さんという立ち位置だけではなくて、彼女自身のドラマも描かれています。演じる上で心掛けたことはありますか?

香椎:原作がある作品なので、その世界観を崩さないように気を付けました。またそれぞれが持っているキャラクターの個性が強いので、そこにあまり個性が強いお姉さんがいても大変だろうと思い、あんまり前に出ないようにしました。ただ軸として、愛子が来ることによって話が展開していくので、そのポイントポイントでは存在感を出すように心掛けましたね。

■水中シーンは寒さとの戦い!

Q:滝田監督は『おくりびと』でアカデミー賞外国語映画賞を受賞した名匠ですが、演出で印象に残ったことやアドバイスされたことは?

須賀:僕は表情にメリハリをつけてほしいと言われました。三平は釣りをしているときはすごく楽しそうなんですけど、たまに真剣な顔をするところを入れてほしいと。

香椎:愛子は原作とは違うキャラクターなので、自由にやらせてもらいました。ただ現場での変更が結構多いんですよ(笑)。顔をとらえておこうとか……。特に三平は顔のアップが多かったので、わたしは「おお~、アップになったぁ。ここで真剣になっているのかぁ~」とモニターを見ながら把握していました(笑)。愛子はわりと離れているところにいたので、三平たちの表情が見えないんです。

Q:大自然の中での撮影も多かったと思いますが、川はいかがでしたか?

須賀:もう冷たかったです! 僕は飛び込むシーンがあって……。あれはすごく冷たかった~。しかも笑いながら飛び込まなきゃいけないんですけど、覚悟を決めると不思議と笑えちゃうんです(笑)。だから一瞬だけは冷たくないんですけどね……。

香椎:相当寒そうでしたね(笑)。三平はよく水を吸収する服を着ているんですよ。本当にかわいそうで。お湯を張っておいてもらって、ずうっとそのお湯に浸かってガタガタ震えていたりとか。わたしは魚紳さん(塚木高史)の服を借りているので、ブカブカだったんです。それで水が入ってきて、どんどん体が浮いてしまって。で、流されたりとか(笑)。須賀さんはずうっと笑ってたよね!

須賀:あれは、すっげぇ面白かった!

香椎:面白くないよ(笑)!

■打ち解けてからは本当の姉弟のように

Q:香椎さんは写真が趣味だそうですが、カメラは持っていかれたのですか?

香椎:持って行きました。最初は自然を撮っていたんですけど、わたしが撮影中に須賀さんがいろんな人を撮っていて……。後で見てみると、あれ、わたしこんなの撮ってないのに、っていうのがいっぱい入っていたり。

須賀:僕もデジカメは結構持ち歩いてるんですけど、香椎さんのカメラは性能がすごく良くって! いつもは自然ばっかり撮るんですが、香椎さんのカメラでは人ばっかり撮っていました(笑)。

香椎:いろんな方の百面相じゃないですけど、かなり爆発的な顔とかを撮っていました(笑)。

Q:お二人だからこそ知っている、お互いの素顔を教えてください。

須賀:僕は香椎さんはクールというか、全然話さない人だと思ってたんです。

香椎:なかなか寄ってきてくれないんですよ。みんなとはすごく仲良さそうにしているのに、なかなかこっちに来てくれない……。

須賀:香椎さんの出ていたドラマを見ていたので、その印象が強くて。話しかけたらまずいかって(笑)。でも実際はすごく面白いっていうか、本当のお姉ちゃんみたいでした。

香椎:よく須賀さんをおんぶして走り回っていました(笑)。健太はねぇ、そのまんまだと思いますよ。もちろん天才なんですよ、芝居中は。ただカットが出た瞬間に、もう走り回っている。汗かくからやめなさい! って言ってたんですけど、普通の10代の男の子ですね。

■一致団結して撮り終えた作品の見どころ

Q:渡瀬恒彦さん(三平の祖父・一平)との共演はいかがでしたか?

須賀:本当におじいちゃんみたいな感じでした。すごく話しかけてきてくれて。直射日光をかなり浴びてたんで、体大丈夫かって気にしてくれたり。実際に体調を壊してしまった日もあって。すみません……(笑)。

香椎:須賀さんは水の中にいたり、日差しを浴びたり変化がすごかったんで、一日だけドカンときたときがあったんです。でも病院に行って帰ってきたら、けろっとしてました(笑)。渡瀬さんは、常に周りのことを見てくださっていました。撮影が終わっても、今日はみんなで夜ごはん食べようって声をかけてくださったり。

Q:最後に見どころとメッセージをお願いします。

須賀:やっぱり釣りを頑張ったので、釣りのシーンを見てもらいたいです。あと漫画のようなポーズをして釣っているので注目してもらえたら。それと自然がすごくきれいです!

香椎:わたしが出ているシーンでいえば、最初に三平に会って追いかけるシーンと会話が好きです。奥にいるおじいちゃんと魚紳さんの会話も見どころですね。ものすごくたくさんメッセージが含まれている作品です。ぜひご覧ください。

開放的な自然の中での撮影も影響したのか、本当に仲が良い須賀と香椎。香椎は、途中、須賀を健太と呼ぶなど、本物の姉弟のようだった。二人のコンビネーションが画面からもばっちり伝わってくる『釣りキチ三平』。ちょっと気が早いが、評判が良ければシリーズ化もあるかもしれない。

須賀健太/ヘアメイク:富永剛史(CLIP) スタイリスト:IKURA 衣装協力:CHUBBYGANG
香椎由宇/ヘアメイク:宮田靖士(vaso) スタイリスト:岩渕真希 衣装協力:Qojelly

『釣りキチ三平』は3月20日より全国公開

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