『スター・トレック』特集第三弾：「LOST」『クローバーフィールド/HAKAISHA』を手掛けたハリウッド最高の仕掛け人！　ヒットの方程式を徹底解明！

昨年、世界中の映画ファンを騒然とさせた一本の予告編。突如発生した巨大な爆発、逃げ惑う人々、そして首がない自由の女神……その正体はエイブラムスが製作総指揮を務めたパニック超大作映画『クローバーフィールド/HAKAISHA』だった。迫力あふれる映像はもちろんのこと、全編手持ちのビデオカメラで撮影したかのような“手ブレ映像”は公開時に、劇場に「小さなお子さまや、乗り物に酔いやすい方はご注意の上観賞ください」との警告ポスターが掲示されるほどの臨場感だった。そんな革新的なビジュアル世界は『スター・トレック』でも健在！　近未来という設定でありながらリアリティー満載の映像は、観るというよりも、未来世界を体感するという感覚なのだ!!

あの大ヒット海外テレビドラマ「LOST」も、エイブラムスが製作を務めた作品だ。航空機の墜落事故で奇跡的に助かった乗客たちが、現場となった謎の孤島で数々の怪現象と遭遇しながら、次第に自分たちの身に降りかかる数々の出来事が、偶然ではなく必然だと気付き始める。一体、誰が何の目的で仕掛けたのか？　その謎は世界中の視聴者を夢中にさせ、各地で「LOST」中毒者を大量発生させた。そんなミステリアスな展開や、クセ者キャラが勢ぞろいしている点は『スター・トレック』にも受け継がれている。未知なる宇宙に旅立つ人類の冒険と苦闘。その先にある誰も想像できない答えとは？　知性を刺激するアドベンチャーに旅立とう！

エイブラムスが長編監督デビューを果たしたのが、トム・クルーズ主演のスパイ・アクション超大作映画『M:i:lll』だ。スパイ映画としてのクールさを取り戻した今作の見どころは、何といってもスピード感あふれるアクションシーン！　そのどれもがダイナミックかつスタイリッシュで、目の肥えた現代の観客を否応なしに息をもつかせぬ緊迫バトルに巻き込んだ。“エイブラムス・スタイル”とも呼ぶべき最先端アクションはもちろん、『スター・トレック』でもマストな見せ場であることは言うまでもない。宇宙空間を舞台に、戦艦同士が繰り広げる攻防はもちろん、地球上を舞台にした激しいライブアクションの数々も、登場人物たちの鼓動と痛みがダイレクトに伝わるド迫力となっている！