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歌姫たちの映画挑戦への道……

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歌姫たちの映画挑戦への道……

 名門音楽レーベル、チェス・レコードと歴史に名を残す偉大なミュージシャンたちの波乱に満ちた半生を描いた映画『キャデラック・レコード ~音楽でアメリカを変えた人々の物語~』が8月15日に公開。今や世界を代表する歌姫へと成長し、女優としても活躍を見せているビヨンセ出演最新作でもある本作にちなんで、映画進出を果たしたディーバたちの作品をご紹介します!
ホイットニー・ヒューストン 『ボディガード』

 まずは映画好きでなくとも、音楽好きでなくとも、あのフレーズを聴いたことはあるでしょう! エンラァ~~~でおなじみの映画『ボディガード』から。同作で映画初主演を務めたのが、ご存知ホイットニー・ヒューストンです。1985年にリリースしたデビュー・アルバムがいきなり大ヒットを飛ばし、歌手としての人気を確立していたホイットニーだけに、本人さながらのスーパー・ディーバを演じ、ケヴィン・コスナー演じるボディーガードと恋を描いた同作は大ヒットとなりました。また、劇中歌などが収録されたサウンド・トラックは、全世界で何と3,000万枚というセールスを記録。その後も、映画『ため息つかせて』やデンゼル・ワシントンと共演した映画『天使の贈りもの』などで主演を務め、歌手としても女優としても成功を収めました。

 しかし、2000年に入ると夫婦そろって薬物トラブルが相次ぎ、一時期は歌手生命も危ぶまれるほどに……。2006年に、そのトラブルの根源とも言われるボビー・ブラウンと離婚が成立。2009年秋には、起死回生のオリジナル・アルバムを発表して、大復活を果たす予定(!? )です。

復活させてくださいなっ!
Frank Micelotta / Getty Images

ノラ・ジョーンズ 『マイ・ブルーベリー・ナイツ』

 続いては、アジア映画界を代表する監督、ウォン・カーウァイの初の英語作品映画『マイ・ブルーベリー・ナイツ』にて、映画初主演を務めた歌姫、ノラ・ジョーンズ。デビュー・アルバムにてグラミー賞8冠を達成し、全世界で3,000万枚を売り上げるという偉業を成し遂げ、瞬く間に世界を代表するディーバとなったノラですが、意外にも映画初出演はサンドラ・ブロックヒュー・グラント主演の王道ラブストーリー映画『トゥー・ウィークス・ノーティス』。とはいえ、同作では本人役での出演となったので、女優としては『マイ・ブルーベリー・ナイツ』が本格的なデビューをいえるでしょう。

 主題歌は手掛けたものの、多くのディーバがとるような歌手の役ということではなく、あくまで女優として、普通の女の子を演じたノラ。周りを固めた、ジュード・ロウナタリー・ポートマンら実力派俳優たちに引けを取らない自然な演技は、彼女の音楽同様、確かな存在感を残し、今後の可能性に大きな期待が集まる存在となりました。

 

ジュードとのキスシーンは必見よ!
Peter Kramer / Getty Images

マライア・キャリー 『グリッター きらめきの向こうに』

 ディーバ代表として忘れてはならない存在といえば、この方、マライア・キャリー嬢をおいてほかならないでしょう。映画なんか出てましたっけ? と思ったそこのアナタ、やりたがり出たがりのマライア嬢が、やっていないワケがないじゃありませんか! そう……、ただコケちゃっただけなんです。

 全世界でシングルセールス6,500万枚以上、アルバムセールス1億7,000万枚以上という、驚がくの記録を持つマライア嬢が初主演を務めたのが、映画『グリッター きらめきの向こうに』。ニューヨークでバックコーラス・シンガーをしながら、歌手を目指すという、まさに彼女の自伝ともいえるキャラクターを熱演したものの大失敗。また、全編に流れる楽曲は自身がプロデュースも務めた書き下ろし作品ばかりと、本来ならバカ売れ街道まっしぐらのサウンド・トラックも映画の失敗とゴシップ続きがたたり、共倒れと相成りました。

 ホイットニー同様、一時はそのいき過ぎた露出やゴシップなどから、多くのファン離れが騒がれたマライア嬢ではありますが、やはり歌姫としては一流。2005年にリリースしたアルバムが全米年間セールス第1位、全世界で約1,000万枚のヒットなどを記録し、グラミー賞も受賞の大復活を果たしました。歌姫としての大復活をきっかけに、大コケ作品『グリッター きらめきの向こうに』以来、音さたのなかった映画出演の話もちらほら出てきているのだとか。

 ちなみに大コケ仲間には、ブリちゃんことブリトニー・スピアーズの映画『ノット・ア・ガール』なんかもあります。

やっちゃったのよねぇ……。
Getty Images

ビヨンセ 『キャデラック・レコード ~音楽でアメリカを変えた人々の物語~』

 21世紀を代表する歌姫といえば、何といってもビヨンセ嬢! 歌手としての確かな実力はもとより、その美ぼう、そして有名な完ぺき主義から、女優としても着実にキャリアを積んでいる彼女。本格的な映画出演作となった映画『オースティン・パワーズ ゴールドメンバー』にはじまり、映画『ピンクパンサー』などを経て、渾身の一作となった映画『ドリームガールズ』にて主演を射止め、ついにはゴールデン・グローブ賞最優秀主演女優賞(ミュージカル・コメディー部門)のノミネートに至るまでとなりました。

 そんな彼女が最新作『キャデラック・レコード ~音楽でアメリカを変えた人々の物語~』で挑んだのが、ブラックミュージック史に名を刻む伝説のディーバの一人、エタ・ジェイムズ。チェス・レコードの看板シンガーとして活躍つつも、アルコールやドラッグにおぼれ、更生施設に入院したこともあるという、決して華やかなだけでないディーバを、クリーンでゴージャスなイメージを持つビヨンセが演じるということで、早くから話題となりました。

 また、エタ本人が健在ということもあり、女優としてはもちろんのこと、歌手としての表現力も大いに求められた本作。中でも、オバマ大統領就任パーティーでも披露された、エタの代表曲「At Last」を歌い上げるビヨンセ嬢の姿は、まさしく必見! 女優として歌手として、一皮むけたビヨンセを見ることができます。

鳥肌立っちゃうわよ~!

文・構成:シネマトゥデイ編集部

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