シネマトゥデイ

INTERVIEW@big apple

今回は、アン・リー監督の新作映画『Taking Woodstock』(原題)、アカデミー賞ノミネート俳優ポール・ジアマッティ主演の映画『Cold Souls』(原題)スパイク・リー監督のミュージカル映画『Passing Strange』(原題)を紹介します。

8月2日映画『靖国 YASUKUNI』が気になる70代のアメリカ人おばあちゃん記者!?(ウォルドルフ・アストリア&タワーズにて)

映画『Taking Woodstock』(原題)

伝説の野外コンサート「ウッドストック・フェスティバル」が開催されるまでの人間模様を描いた異色のドラマ。

アン・リー監督、デミトリ・マーティン、エミール・ハーシュリーヴ・シュレイバー、ジョナサン・グロフ、ジェームズ・シェイマス

アン・リー監督/リーヴ・シュレイバー

取材現場に着くと、1960年代を思わせるレトロデコレーションが室内に施されていた。記念に撮影……と思ったらすぐにインタビュー・ルームへ移動。さすがはアン・リー監督、この映画の取材のために何と6部屋も用意されていたのだ。早速インタビュー・ルームに入ると、僕の隣には70代の名物おばあちゃん記者が。その場でゆっくりと質問を考えながらしゃべるので、質問時間が長いと有名なのだ。なおかつ気に入らない映画になると「どうしてこういう描き方をしたの!?」と平気で言ってしまったり。

そして、アン・リー監督とのインタビュー開始。熟考しながら丁寧に答える彼を、やはりさえぎったのは先ほどの名物おばあちゃん記者。彼女は、アン・リー監督が台湾出身ということで、広東省出身の李纓監督の映画『靖国 YASUKUNI』の質問をし始めた。もちろんそれは構わない。しかし、そのおばあちゃん記者はタイトルが思い出せていなかった! 「ほらあれよ、台湾人が監督した映画よ」としか思い出せず、僕ら記者は彼女の思い出し待ちをするはめに。仕方なくタイトルを教えてあげたことでインタビューは続行したが、結局アン・リー監督は観ておらず、これといった答えも導き出せなかった。

ところがまたこのおばあちゃん記者、最後の質問と言われたときにまたまたやってくれた! 何と『靖国 YASUKUNI』の内容をアン・リー監督に説明し始めたのだ。しかもその説明が予想外に長く、インタビューカットの写真を撮ることができなかったのだ。お年寄りは大切にしなければならないのはもちろんだが、さすがに彼女には参ってしまった。

8月4日キャラの濃いオネエ系黒人マッチョ記者に困惑!(ダブリュ ニューヨーク コートホテルにて)

映画『Cold Souls』(原題)

『ワーニャ伯父さん』という舞台劇に出演中のポール・ジアマッティが、苦しみや悩みを取り払うために、魂を抜くサービスをしている企業を見つけ、利用するというストーリー。役者本人が本人を演じるという変わったコンセプトのコメディーだ。


ポール・ジアマッティ、ソフィー・バーセス監督

ソフィー・バーセス監督とポール・ジアマッティ/ポール・ジアマッティ

取材準備のためのポール・ジアマッティのことを調べていたら、彼が42歳であることを知る。ということは、5年前の映画『サイドウェイ』は37歳ということ。失礼ながら、ポールが見かけより若いことに驚いてしまった。さらに取材で対面してみると、映画よりも若く見えることにまた驚かされた。取材現場にはポールのほかにソフィー・バーセス監督も参加。

妊娠しているソフィー監督に、記者が妊娠について質問すると「この映画でも、子どもや母親になることが語られている」とあしらっていたソフィー監督だったが、同じ記者がまた妊娠について聞き始めた! うんざりしつつも「随分、妊娠に興味があるのね」と苦笑いで答えるソフィー監督だった。もしこれが有名な俳優であったら、機嫌を損ねてしまい取材にならないことがあるが、今回は大丈夫だった。……と思った矢先に問題発生! 取材中にもかかわらず、ランチを食べていなかったマッチョ黒人記者が空腹に耐え切れず、M&Mチョコレートを食べ始めたのだ。

バクバク食べていたら注意ができたかもしれないが、気をつかって1粒1粒溶かすように食べているから、周りも微妙に注意できない雰囲気に。しかもフットボール選手並みの太い腕を持つマッチョなだけに、ちょっと注意も恐い。さらに小指を立てて食べており、ある意味恐い。だがどうしても気になるので、「静かに」とのジェスチャーを送った。するとそのマッチョ記者、口元を両手で押さえて「OOPS(しまった!)」とリアクション。これにはさすがに困ってしまった。アメリカにはキャラの濃い記者が多いのだ!

8月17日年頃の娘の心配をするスパイク・リー監督!(ニューヨーク リージェンシー・ホテルにて)

映画『Passing Strange』(原題)

若い黒人男性(ダニエル・ブレイカー)が、自ら育った中流家庭を捨て、芸術とアイデンティティーを求めて海外を旅するというストーリー。トニー賞にノミネートされた佳作ミュージカルを、そのままライブ撮影している。

スパイク・リー監督マーク・スチュワート、ハイディ・ロードウォルド

マーク・スチュワート、スパイク・リー監督、ヘイディー・ロードウォルド、アニー・ドーセン/マーク・スチュワート、ハイディ・ロードウォルド、スパイク・リー監督

席に座ってすぐにスパイク・リー監督が、記者が持ってきたiPodのレコーダーを見て、マーク・スチュワートに「iPodを持ってるかい?」と質問。マークが「娘に買ってやったけど、自分は持っていないんだ」と答えると、スパイク監督は「持ってないの? ミュージシャンのくせに遅れてるな!」とダメ出し。とてもフランクな雰囲気でインタビューは始まった。

インタビューでは、映画『ドゥ・ザ・ライト・シング』が発表20周年を迎えることについて話をしていたのだが、いつからか話題はスパイク監督の14歳になる娘の話にチェンジ。17歳の娘を持つマークから、娘が初めて彼氏を連れてきたときのエピソードを聞かされると、頭を抱えたスパイク監督は「それは悪夢だ~!」と相当な不安をのぞかせていた。ちなみにマーク曰く「初めて娘が彼氏を連れて来たときは動揺したけど、まあ何とか乗り越えたよね」とのこと。

質問は当然おしゃべりなスパイク監督とマークに集中。3人同時だったため、長めの取材時間をもらえたのだが、宣伝からラスト1問の合図が出るとスパイク監督は「もう少し話をさせろよ!」とキレ気味に答え、10分も延長させてくれたのだった。

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