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映画『ロボゲイシャ』vs.映画『斬撃-ZANGEKI-』~10月3日は神がかり的土曜日~

 10月3日は芸者とスティーヴン・セガールが大激突する、神がかり的な土曜日となる。今週は3日公開のジャパニーズカルト映画『ロボゲイシャ』と、生きるカルト俳優主演の映画『斬撃-ZANGEKI-』を大胆にも対決させる!
『ロボゲイシャ』とは?

 北米のビデオメーカー、メディアブラスターズによる新レーベル“TOKYO SHOCK”第1弾として制作された映画『片腕マシンガール』で、生ぬるいJホラーという概念をぶち壊した井口昇監督による前代末聞の芸者ムービー。

ストーリー:
美しい芸者である姉の菊奴に日々こき使われているヨシエは、あるとき菊奴のなじみ客である影野製鉄御曹司、影野ヒカルに秘めた戦闘能力を見込まれる。影野製鉄がひそかに作った殺人芸者マシーン育成組織で生きることを決意したヨシエは日ごとに肉体を改造され、優秀な暗殺ロボットとして活躍していく。だが、組織に拉致された娘たちの家族が作る被害者の会の存在を知ったとき、ヨシエに思いもよらない陰謀が降りかかっていく……。

 ヤクザ、テンプラ、スシなど外国人がイメージする日本のアイテムが多数登場した前作に負けず劣らず、本作でも日本文化が独特な形でさく裂。芸者アーミーやセーラー服忍者、天狗(てんぐ)の面をかぶったセクシー戦士「天狗軍(テングン)」、城ロボットなど驚がくのキャラクターたちが次々と登場。“笑劇”場面の連続だ!

『ロボゲイシャ』より

『斬撃 -ZANGEKI-』とは?

 凶悪犯罪者、闇組織、テロリストなど、悪とつく人間ならばほとんど戦い尽くした感のあるスティーヴン・セガール。そんなセガールが、本作では何と日本刀片手にゾンビとガチでやり合う! もちろん笑いなし、マジな作品だ。

ストーリー:
謎のウィルスが街にまん延し、感染者は人の肉を食い、生き血をすするゾンビと化してしまった。そんな中、ゾンビであふれかえる病院内に6人の男女が迷い込んでしまう。図らずもその区域は政府の決定により、爆破命令が……。取り残された生存者たちを救うべく、タオ(セガール)率いるゾンビハンターたちは病院へと突入していく。

 そのトンデモな内容に、クオリティーは低予算ビデオ作品レベルかと思いきや、驚くべきことに佳作ゾンビ映画としては十分。内蔵丸出しの数体の死体が天井からぶら下がっていたり、ゾンビ映画のメインディッシュともいえるカニバリズムシーンも完ぺき。病院という限られた空間でのサバイバル劇は、緊迫感と恐怖感を高めるのに最高の舞台となっている。

 

『斬撃 -ZANGEKI-』より

結果発表……引き分け!

 両作品に共通するのは、たぐいまれなるオリジナリティー。『ロボゲイシャ』は、そのタイトルが示す通り、芸者がロボットになるという前代未聞の設定でこれまでの映画の常識をくつがえす。さらに終盤になると映画『トランスフォーマー』や戦隊モノの要素が入り込んでくる。ストーリーもさることながら、井口監督独特のセリフ回しと特殊造形監督西村喜廣の技、俳優竹中直人の相変わらずの存在感にも注目だ。また映画『ソドムの市』『狂気の海』『東京残酷警察』などに出演しているカルト女優、中原翔子の出演も見逃せない。ギリギリデートに使えるこの“国辱”映画を、ぜひ劇場の大きなスクリーンで観てほしい!

 一方、『斬撃 -ZANGEKI-』はゾンビ映画のセオリーを踏襲しつつも、セガールをゾンビと戦わせるという設定で、これまでのセガール映画とは一線を画す1本となった。クオリティーの高さももちろんだが、それ以上に素晴らしいのは、セガール主演作にありがちな「オレオレ」感がまったくないという点。メインはあくまで生存者たちのサバイバル。 セガールは、生存者たちが絶体絶命に陥る瞬間に登場し、日本刀片手に暴れるだけなのだ。このメリハリが実にうまく利いており、食傷気味になることはない。一皮むけたセガールを目撃せよ!

映画『ロボゲイシャ』はシアターN渋谷ほかにて、映画『斬撃-ZANGEKI-』は銀座シネパトスほかにてそれぞれ10月3日より全国公開

(C) ロボゲイシャ製作委員会2009
(C) 2008 WORLDWIDE SPE ACQUISITIONS INC. ALL RIGHTS RESERVED.

文・構成:シネマトゥデイ編集部

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