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『2012』11月21日より丸の内ルーブルほか全国公開

『2012』徹底検証 結末を大予想!!映画ライターQ&A編

世界の終えんには、何が待ち受けているのか……? ディザスター・ムービーの巨匠ローランド・エメリッヒが、そんな衝撃的なテーマに挑んだ映画『2012』。本作のフッテージ映像をイチ早く観た映画ライターに、見どころをQ&A方式で語ってもらいました!

  1. Q1.前半を観た率直な感想は?

    今 祥枝「怒とうの展開に引き込まれた」

    この手のジャンルにさほど思い入れもなく、“見たことのない映像”といううたい文句ほど怪しいものはないと斜めに構えて観た筆者。が、ごたくを並べずテンポよく本題=天変地異へと突入する怒とうの展開に、一気に引き込まれた。驚異の映像もホンモノ。やるじゃん、エメリッヒ!

    斉藤 博昭「ばたきをするヒマもない臨場感」

    前半部分の最後となったロサンゼルス崩壊は、まばたきをするヒマもないほどの臨場感。後半部分で、さらなるド迫力映像がどんだけ出てくるんだ……と想像しただけで体温が数度上昇! 主人公の家族やホワイトハウスのドラマもうまく折り重なり、魂を揺さぶる怒とうの運命への期待が高まった。

    相馬 学「米西海岸崩壊のスペクタクルに興奮」

    ドラマ的に興味を引かれる点もあるが、最大の見どころはやはり米西海岸崩壊のスペクタクル。パームツリーがなぎ倒され、高層ビルが崩壊し、立体駐車場から車が飛び出してくる都市型大パニックにはあぜんとする他ない。すべてCGだから、そのリアルな感触にさらにビックリ!

  2. Q2.2012年12月21日に地球は滅亡すると思いますか?

    今 祥枝「いずれは人類は滅ぶ運命に!?」

    しないと思う。けど温暖化や核戦争、飢饉(ききん)や貧困など、あらゆる人災によって、いずれ人類は滅亡する運命にあると思う。映画『デイ・アフター・トゥモロー』では、宇宙飛行士が、氷河期を経た地球の大気が「クリアになった」と言っているし。地球が元気になるためには、そろそろリセットした方がいいのかも。

    斉藤 博昭「ジョン・キューザックの言葉に共感」

    すると思う。きっと、みんな「しない」と答えるだろうし、自分の予言はいつも外れるため、逆の希望を込めて。取材したジョン・キューザックの「滅亡はしないだろうけど、2012年に何かしら「変化」が起こり、新しい考えの時代に入ってほしい」という言葉にも共感したので。

    相馬 学「まだやっていないことが多過ぎ!」

    しないと思う。楽観主義者だから……という理由もあるが、暦のオカルト的解釈に自分の人生のゴールを設定されたくないという意地もある。何より、まだやっていないことが多過ぎて、それが2012年までに終わるとは思えない。まだ目にしていない、傑作映画もゴマンとありそうだし。

  3. Q3.映画の見どころを熱く語ってください!

    今 祥枝「ひねりのあるドラマにも期待!」

    崩壊するロサンゼルスから飛行機で脱出するシーンは臨場感たっぷりで、街全体がずりずりと海にのみこまれていくシーンは圧巻!ホワイトハウスや世界遺産が破壊しまくりの後半が気になる。同時に、従来のパニック映画にはないひねりのあるドラマ部分にも期待!

    斉藤 博昭「超細密なCGに監督の気合いを実感」

    映画『天使と悪魔』にも出てきたサン・ピエトロ大聖堂がゴロ~ンと転がってくるシーンを大スクリーンで観せられ、マジでのけぞった! すべて超スケール&モノスゴ音響だが、画面の片隅で人が落下していく映像など超細密なCGに、本作をパニック映画の集大成にするという監督の気合いを実感。

    相馬 学「ダメ男が得意なジョンの名演に注目」

    スペクタクルはもちろんだが、主人公にふんするジョン・キューザックにも注目。ダメ男役を得意とする彼が、ここでもやはり売れない作家を演じている点がミソ。出演作にこだわる彼だから、最愛の子どもたちとのきずなの物語がエモーショナルな熱を帯びるのは間違いない。

  4. Q4.映画の結末予想をお願いします!

    今 祥枝「主人公と地質学者は悲劇を迎える」

    地球は壊滅し、一部の人々が宇宙船で飛び立ち未来への希望をつなげる。その先は海外テレビドラマ「GALACTICA/ギャラクティカ」へと続く!? 問題は、誰がサバイブできるのか。主人公で作家のジャクソンと地質学者ヘルムズリー博士は、宇宙船を飛び立たせるために死ぬという涙のエンディングもありか。

    斉藤 博昭「モラルを守る人々が未来を託される」

    エメリッヒが「自己犠牲」の結末を用意すると思うので、主人公ジャクソンは愛する家族のために命を落とす? 悪あがきした大統領や富豪たちは観客の心をスッキリさせるために悲劇を迎え、モラルを守る大統領の娘&博士が人類の未来を託され、「ノアの方舟」で地球脱出か。

    相馬 学「決断を迫られる生存者たち」

    生存者たちが「ノアの方舟」のような巨大船で漕ぎ出す……という展開は容易に想像できる。その後も危機が相次ぎ、船上の人々は決断を迫られる。そこに家族の、ひいては人類のために自己を犠牲にする者が現れる……という展開がハリウッド大作的には美しい気がする。

ライター・プロファイル

今 祥枝

出版社で雑誌編集を経てライターへ。こぢんまりとしたヨーロッパ映画、じっくりと人間を描いたドラマが好きで息抜きにはホラー三昧。海外テレビドラマ&ミュージカル愛好家でもある。

斉藤 博昭

フリーランス映画ライター。アクション、コメディーなどハリウッド大作や、イギリス映画が好物。最も好きな作品は『ザ・コミットメンツ』で、最も素晴らしいと思う作品は『東京物語』。

相馬 学

映画回りのフリーライター。アクションとホラー、コメディーが好物。エメリッヒ作品は大ざっぱな点に味があると思っていたが、今回はキャストが演技派ぞろいだけにドラマ面に期待。

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