近年の『それでも恋するバルセロナ』『そんな彼なら捨てちゃえば？』に代表される、ガールズ・ムービーのトップ・ランナーとして活躍してきたスカヨハ。そんな彼女が、本作ではハッキリと「女」に変身！　大人の色気を感じさせる知的な女性を演じながらも、驚くようなスーパーアクションを披露してくれる。今回、彼女がふんするブラック・ウィドーは前作にはない新キャラだが、以前アンジーが演じた「トゥームレイダー」のララを超える圧倒的な存在感がまぶしい限りだ！

セクシーなボディスーツ姿は、決して男性ファンを喜ばすだけではない。CGかと思うほど神懸かり的なプロポーションは本気のトレーニングのたまもの。そこから繰り出されるスピーディーでしなやかなアクションに目を奪われること必至だ。とてつもなくかっこいいスカヨハの活躍ぶりは、これまで以上に女性ファンを魅了するに違いないっ!!

ブラック・ウィドーは、主人公トニー・スタークの新秘書として登場するが、その完ぺきな仕事ぶりはスカヨハ本人とリンク！俳優ライアン・レイノルズと結婚して１年半となり、夫婦仲はますます円満。秘けつはどんなに忙しくても彼のための料理を欠かさないことなのだそうな。またアンジー同様に慈善活動にも非常に熱心で、世界中のボランティア活動に自ら進んで参加している。仕事もデキて、家事も立派にこなし、博愛精神にあふれている。ブラック・ウィドーは、ある意味、スカヨハの姿そのもの!?

『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』でスターとなるも低迷した果てに、『レスラー』で劇的な復活を遂げたミッキー。一度は地獄を見た彼だからこそ、最強の敵ウィップラッシュの悲哀や怒りも見事に体現できる。囚人という設定ゆえに、自ら進んで刑務所に入って役に挑む本気ぶり。ロシア語のセリフをこなし、インテリジェンスも感じさせる。気迫に満ちた熱演が本作に重厚さを与えていることは言うまでもない。

今回のシリアスなキャラとは裏腹に、ミッキー本人は相変わらずのヤンチャぶり！　かつては暴行事件で悪名をはせたが、最近は暴力こそ振るわないものの、共演者の悪口をポロリと漏らしてしまいスキャンダラスな話題を提供してしまった。しかし、そんなギャップがあってこそのミッキー。何をしでかすかわからない彼は、まさにウィップラッシュにハマリすぎ。キャリアに浮き沈みはあってもオレ流は変わらないっ!!