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シネマトゥデイが選ぶ 今月の5つ星

毎月公開される新作映画の中から、シネマトゥデイ編集部おススメの5本を紹介します。
『ナショナル・トレジャー』のヒットメイカー・トリオが放つファンタジー大作、ドリームワークスの冒険アニメなど、子供から大人まで楽しめる夏休み映画をピックアップ!

8月7日公開 ジレンマを抱えるフツーの主人公が、万人の共感を呼ぶ 『ヒックとドラゴン』 作品情報

全米では今年の3月に公開され、あの映画『アリス・イン・ワンダーランド』を抑えて堂々1位に輝いた、今年の夏にぴったりのファンタジー超大作『ヒックとドラゴン』。人間とねずみ、人間とおもちゃなど、これまで人間と○○のきずなを描いた数々の作品が作られてきたが、本作は王道アニメではありがちなストーリーながら、観客の心を深く打つものがある。それは、愛らしいキャラクターたちだ。まず、主人公の少年ヒックが、最近よくある「選ばれし者」ではなく、特殊な能力を持っていないところがいい。普通の少年と同じようにジレンマを抱えるヒックだからこそ、誰もが共感できるのだ。もちろん、ディティールまでこだわったドラゴンのトゥースの愛くるしさにも注目。飛べないトゥースを助けようとするヒックのひたむきな献身が、信頼として実を結び、トゥースが空を飛んだときの場面は必見! 『アバター』の映像の質には及ばずとも、それ以上の感動が得られるかも!?

『ヒックとドラゴン』How to Train Your Dragon (TM) & © 2010 DreamWorks Animation L.L.C. All Rights Reserved.
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8月13日公開 随所に盛り込まれた笑いとシンプルなストーリーがミソ! 『魔法使いの弟子』 作品情報

八つの古典音楽をベースに描くディズニーアニメ『ファンタジア』の一編、『魔法使いの弟子』に興味を持っていたというニコラス・ケイジ。彼自ら脚本家を集めてハリウッド屈指のヒットメーカー、ジェリー・ブラッカイマーに持ち込んで製作された本作。1000年近くも続く「魔法大戦争」というキーワードから、正直時代錯誤の印象があった。しかし、現代ニューヨークを舞台に、観客を楽しませることにおいては天下一品のブラッカイマーが放つワクワク感満載のエンタメ大作マジックに、あっという間にハマる。世界を救う運命にある「選ばれし者」デイブ(ジェイ・バルシェル)のどこにでもいそうなキャラクター設定も、リアリティーの一役を担っており、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズでオーランド・ブルームをスターダムに導いたブラッカイマーならではの目利き力にも驚嘆。とにかく観客を楽しませることを前提に小さな笑いの仕掛けを随所に盛り込み、シンプルに徹したストーリー展開が本作成功の秘けつと言えるだろう。

『魔法使いの弟子』 ©2009 Disney Enterprises, Inc. and Jerry Bruckheimer, Inc. All Rights Reserved.
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8月14日公開 コメディーとアクションのバランスが絶妙の良作リメイク 『ベスト・キッド』 作品情報

印象的な名シーンの数々で、今もなお、多くの人々の記憶に残り続ける『ベスト・キッド』が四半世紀ぶりに復活。原題は「カラテ・キッド」とオリジナルのままながら、舞台を中国・北京に移した本作は、言うなれば「カンフー・キッド」。師匠・ハンにジャッキー・チェンが名を連ねたこともあり、カンフーのリアリティーはもちろんこと、センスあるコメディーとアクションがバランス良く詰まった、大人も子どもも楽しめるエンターテインメント性の高い作品へと昇華している。主演のジェイデン・スミスは父親(ウィル・スミス)譲りの器用さで、わずか12歳にしてカンフーを見事に習得。ときに笑わせ、ときに泣かせ、そしてうならせる実力を発揮し、本作でも十二分に魅せてくれる。単なる子どもの心の成長を描いただけではなく、人と人のつながりの大切さ、そしてそこから生まれる勇気が持つ強さを感じさせてくれる作品だ。

『ベスト・キッド』©2010 GNDHDDTW
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8月20日公開 何も考えずに豪快でド派手なアクションを楽しむべし! 『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』 作品情報

1980年代にアメリカだけでなく、日本の視聴者も魅了したテレビシリーズ「特攻野郎Aチーム」が映画化。勧善懲悪のわかりやすいストーリーとド派手なアクションは、まさに夏休み映画といったところ。オリジナル版を知らない人が楽しめる仕上がりになっているのもいい。見せ場となるアクションは……というか、ほとんどがアクションシーン。そこもハイテクというより、むしろローテクなのもいい。この辺りは80年代のシリーズを受け継いでいるからだろう。とにかく、力でぶっ壊し、ねじ伏せていくため、メンバーを連れ出そうと、刑務所に車ごと突っ込むわ、戦車にパラシュートを付けて飛ぶわ……。スタイリッシュなアクション映画を見慣れていると、コメディーかと思えるかもしれないが、劇中、野郎どもも大砲をブッ放しながら笑っている。余計なことは考えず、そうやって楽しんで観るべし。

『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』©2010 TWENTIETH CENTURY FOX
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7月31日公開 原監督の劇的な演出が光る、悲しみの青春ファンタジー 『カラフル』 作品情報

『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』『河童のクゥと夏休み』など、オトナも泣ける秀作アニメを手掛けてきた原恵一監督の最新作は、直木賞作家・森絵都のベストセラー小説に基づく、ダーク・ファンタジー。プラプラという天使(か悪魔か?)の導きによって、一度死んだ主人公が人生をやり直すチャンスをゲットする、という設定を聞くとポジティブな作品のように思えるが、彼に与えられた肉体が、いじめや家庭内の不和に悩んで自殺した少年・真だったため、その再生は一筋縄じゃいかない。とりわけ目を引くのは、生き返るチャンスを得ながらも生に対して投げやりだった主人公が、真を取り巻く過酷な問題に直面し、火のように感情をあらわにしていく変ぼうぶり。そんな彼が、目に見えている物事の奥にある真実に気が付いたとき、途方もない奇跡が起こるという劇的な展開のうまさには、誰もが驚き、涙するはず。やたらと口うるさいプラプラが主人公に講釈する、奥深い人生の教訓にも注目を!

『カラフル』©2010 森絵都 / 「カラフル」製作委員会
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