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Perfume
『カーズ2』
この映画に出会えたことで、「ポリリズム」がもっと大事な曲になった
映画『カーズ2』Perfume 単独インタビュー

取材・文:編集部 森田真帆

レースカーたちが大活躍する、ディズニー/ピクサー製作の映画『カーズ』の待望の続編、映画『カーズ2』。本作の全世界共通挿入歌に、女性3人組テクノポップユニットPerfumeが歌う「ポリリズム」が採用された。ロサンゼルスで盛大に行われた本作のワールドプレミアにも出席した、かしゆか、のっち、あ~ちゃんの3人が、自分たちに大きなチャンスを与えた「ポリリズム」への思い、そして映画『カーズ2』の魅力を存分に語った。

■突然の挿入歌決定に、メンバー全員が大興奮!

Q:まずは初めてオファーを聞いたときの感想から聞かせてください。

のっち:最初は、会議でさらっと言われたんです。よく聞いたら、本編で使われるっていうことで、世界中の人が観る映画の中に「ポリリズム」が流れることがわかったんです。いろんな人に「すごいね!」って言われるんですけど、それがどれだけすごいことなのか、正直まだ実感がわかないんです。

かしゆか:のっちの言うとおり、すごくさらっとだったから、どういうことかよくわからなかったんです。最初は、この映画ができたときの記念パーティーで、「ポリリズム」が流れたんだって思ってたんですよ(笑)。でも、「映画のロサンゼルス・プレミアに行きます!」っていうニュースが流れたときに、ようやく本編で使われていることがわかったんです。

あ~ちゃん:わたしはディズニー大好きなんで、超~テンションが上がりました! わたし、よく映画の予告編である、観客の方が「この映画に夢をもらいました!」って言うやつにあこがれていたので、本当にうれしくて。うちの家族はディズニー一家といわれてきたほどディズニー好きなので、家族みんながこのニュースに「イエーイ!」って。海外で初めてポリリズムを聞いてもらえるきっかけがディズニーというのもすごくうれしいです。

Q:ロサンゼルスでのプレミアに参加されたそうですが、いかがでしたか?

あ~ちゃん:現地の人に、日本人でハリウッドのレッドカーペットを歩くのは“ケン・ワタナベ”ぐらいだよ! と言われたんです。わたしたちなんて出演しているわけでもないので、みんなで必死に「いやいやいや~~!」って、言っていました(笑)。わたしたち、「曲が使われましたよ~」って言われて「そうなんですか! すごい!」、「プレミアありますよ。来てください!」って言われて「キャー行きまーす!」って感じだったので(笑)。ほんとにただの幸せな人たちでしたね。

かしゆか:誰がそこを歩くのかも、どんな会場で、どんな記者さんがいるのかも知らなかったんです。だから衣装を決めるのにすごく迷いましたね。「ドレスとか着たほうがいいのかな?」って思ったけれど、「Perfumeらしさも出さないと」っていろいろ考えて、結局いつものわたしたちらしい衣装に決めたんです。でも最初レッドカーペットだと思っていたのに、現地に行ったら黒くて(笑)。

のっち:みんなで「赤……じゃないしっ!」って突っ込んじゃったよね(笑)。有名な人たちもいっぱい来ていたんですけど、マックィーン役とメーター役の2人は確認しました! マックィーン役のオーウェン・ウィルソンさんは、すっごいイケメンで、メーター役のラリー・ザ・ケイブル・ガイさんは、役柄とまったく一緒で、超おちゃめな方でしたね。

あ~ちゃん:メーターの声のまま、「やあ、君たちがPerfumeだね」って言ってくれたときは、「わあ、メーターが『Perfume』って言った!」って感動しちゃいました。

■メンバーが語る、『カーズ2』の魅力とは?

Q:現地で本編をご覧になったそうですが、映画『カーズ2』の魅力を聞かせてください

あ~ちゃん:ハラハラ、ドキドキ、ワクワク! 「ハッ!」となって、「うわあああ~~!」ってなっちゃう、見終わったあとに温かい気持ちになれる映画です。マックィーンと、メーターの友情がとっても真っすぐなので、きっとみんながジーンとすると思います。こんな真っすぐなきずなで周りの人たちとつながれたら、どんなにすてきかなって思いました。

のっち:わたしたちは、3Dバージョンで観ることができたんですが、レースカーの運転席から見える景色がすごい迫力で、飛び散る小石の一つ一つがこっちに飛んでくるんです! 自分も一緒にレースに参加している気分になれて、心から楽しめました。アニメとは思えないくらいきれいな風景にも注目してもらいたいですね。

かしゆか:日本のトイレが登場するんですけど、それは以前、監督が家族で日本に来たときに、息子さんが突然水が出てくるのにびっくりしたらしくて……その経験を基に作られたシーンはすごくかわいいんです。そんなふうに、日本の描かれ方もとても面白くて、「海外の人から、日本はこんなふうに見えているんだな~」って思えるはず! それから、映画を観ているときに、「ポリリズム」が流れてきた瞬間は、びっくりしました。本当に流れている~! と思って、すごくうれしかったです。

あ~ちゃん:メーターとマックィーンがしゃべっている中、(「ポリリズム」の)「繰り返す~」という歌詞が聞こえてきて、ぞわぞわ~って鳥肌が立ちました。

■いつでもチャンスをくれた、「ポリリズム」への思い

Q:ポリリズムへの思い、そしてここまでPerfumeの皆さんを支えてきたものは何だったと思いますか?

あ~ちゃん:下積みって皆さんが言ってくださる時代はあったけど、そのころもとても楽しい思い出ばかりなんです。「ポリリズム」でテレビに出させていただけるようになって、忙しくさせていただいていますけど、昔からわたしたちのスタイルは何も変わらないんです。今も、昔と変わらず向上心を持ってやらせていただいています。「もしかしたら、もうダメかもしれない」ってときはたくさんあったけれど、いろんな人に支えてもらえてここまで来られました。そしてそれは、わたしたち自身が自分たちを信じ続けてきた気持ちが、強かったからかもしれませんね。

かしゆか:わたしたち3人だけじゃPerfumeって成り立たなくて、周りの方がいてくれてこそ成り立っていると思うんです。ライブ会場を作ってくれる人、チケットを売ってくれる人、ライブの告知、音響、照明、たくさんのスタッフさんがいてこそのPerfumeだから。この映画のマックィーンと、彼を支えるピットクルーのような、一つのチーム、家族と支え合ってここまで来られたんだと思います。

のっち:「ポリリズム」はすごくヒットした大事な曲だったし、常に助けられてきた曲だったんです。東京ドームツアーのセットリストで、「ポリリズム」は最後に持ってきたんですけど、そのときのMCであ~ちゃんが、「この曲はわたしたちにチャンスを与えてくれた曲なので、結成11年の今年も、この曲がくれたような大きなチャンスをつかんでいきたいです」って言っていたんです。それから半年もたたないうちに、「ポリリズム」がまた大きなチャンスをわたしたちにくれたので、すごくびっくりしています。この映画に出会えたことで、「ポリリズム」がもっと大事な曲になったと思っています。

デビューして11年のPerfumeは、今日までずっと、自分たちのスタイルを貫き続けてきた。彼女たちは、そのスタイルを世界進出を果たしたロサンゼルス・プレミアでも崩すことなく、そんなスタイリッシュな3人組に、ファッションにうるさい海外レポーターからは「COOL! すごくすてきね!」と歓声が上がることも。「わたしたちの曲を通して、日本を好きになってくれれば……」と話した3人が、海外で彼女たちらしいライブをするのは、そう遠くない未来かもしれない。

(C) 2011 Disney / Pixar

映画『カーズ2』は7月30日より全国公開

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