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山寺宏一、阿部サダヲ、YOU
『friends もののけ島のナキ』
“もののけ島のナキ”ランドを作ってほしい!
映画『friends もののけ島のナキ』山寺宏一、阿部サダヲ、YOU 単独インタビュー

取材・文:永野寿彦 写真:高野広美

『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズの山崎貴監督が、20年来の盟友・八木竜一監督と手を組んで、これまでの日本映画にはなかった本格的3DCG長編アニメーションにチャレンジした『friends もののけ島のナキ』。もののけのグンジョー、ゴーヤン、ミッケ役で声優として参加した山寺宏一、阿部サダヲ、YOUが、浜田廣介の童話「泣いた赤おに」をベースに、新たに生み出された人間の子どもともののけたちの友情物語を、美しく、そして躍動感にあふれたクオリティーの高いフルCG映像でつづった本作の魅力を、熱く語った。

■3Dの見方が変わる!?遊園地のアトラクションのような3D映画が完成!

Q:声の収録は1年以上も前ですが、完成した作品をご覧になってどう思われましたか?

山寺宏一(以下、山寺):すごい作品に仕上がっているだろうなとは思っていたんですけど、その想像をはるかに超えていました!

YOU:わたしはあまりアニメとか観ないんですけど、完成した作品は、本当に良かったです。

阿部サダヲ(以下、阿部):僕は実は3Dに苦手意識があったんです。でも、この作品で、すごく良いと思うことができました。3D映像が爽快(そうかい)だったんです!

YOU:そうだったんですか? 実はわたし、まだ3Dでは観ていないんです。

山寺:水の上を走って山を飛ぶところとか、もうびっくりしましたよ。まるで遊園地のアトラクションみたいで。

阿部:僕も、まさか自分の演技があんなことになっているとは! という感じでした。ゴーヤンの涙が3Dになっていましたし(笑)。YOUさんも3Dで観たら、また新しい発見があると思いますよ。

■「泣いた赤おに」をベースにした物語に思わず感動!

Q:今回の物語は浜田廣介さんの童話「泣いた赤おに」がベースになっていて、日本ならではのアニメーションに仕上がっていましたね。

YOU:実はわたし、「泣いた赤おに」のことは知らなかったんです。でも、すごく懐かしい感じでほっこりしました。

山寺:えーっ!

阿部:僕は、タイトルは知っていましたよ。どういう話なのかは、この映画をやるまでは知りませんでしたが……。山寺さんは、知っていたんですか?

山寺:もちろん。僕は映画の話をいただいたときから、あの「泣いた赤おに」をやるんだ! と思っていましたから。二人も、知っていたって言っておいた方が良かったんじゃない?(笑)

YOU:でも、すっごくいい話で、知らなかったからこそびっくりすることがいっぱいあって。

山寺:いや、この映画は知っていてもびっくりしますよ。

阿部:知っていても楽しめるし、知らなくても楽しめるということですね!

山寺:教科書とかで「泣いた赤おに」の物語に触れるのもいいけれど、映画で楽しんでもらって、ゴーヤンで笑ってもらいながら(笑)、何かを感じてもらうのもいいんじゃないかと思います。

■山寺が絶賛!阿部とYOUの演技

Q:今回の作品は映像よりも先に声を収録する“プレスコ”という方式でしたね。

阿部:そうですね。仮のシーン映像を観て録音しました。

山寺:阿部さんとYOUさんは、ガンガンとアドリブを入れていましたよね?

阿部:いえ、あれは監督がこういう感じでと言ってくださって、アドリブではないんですよ。

YOU:わたしも。本当に不慣れなので、どういうふうに出来上がるのかもわからず、言われた通りにやっていました。「うぇーっ」って言えと言われたら、「うぇーっ」と言うみたいな(笑)。

阿部:後はこっちで何とかするからって感じでしたよね? 僕はYOUさんと一緒の収録だったのですごく楽しかったです(笑)。

山寺:僕はお二人よりも後の収録だったので、お二人がすごく楽しんで収録されていたことが伝わってきて、すげーなって思いましたよ。あまりに面白いんで、思わず吹き出しちゃいましたもん。

阿部:山寺さんにそう言っていただけるとうれしいですね。録(と)っているときは、ふざけすぎじゃないかと思っていたんですよ。

YOU:ミッケはちょっとしかしゃべっていないので、わたしはこんな取材を受けていていいのかと思ってしまうくらい。もう宣伝担当としてがんばるしかないと思っています。

山寺:いやいや。プロの声優がこの役をやっていたら、こういう雰囲気は出せなかっただろうと。そういう意味では悔しい気持ちもありますよ。

Q:普段から声優の仕事をやられている山寺さんは“プレスコ”はいかがでした?

山寺:僕は頼りたい方なんで、逆に自由にやれるプレスコだと、ホントにいいんですかって感じで(笑)。すごく楽しくやらせてもらったんですが、どっかで心配なところもありましたね。

■三人も思わず夢中になる魅力的なキャラクターたち!

Q:改めて映画として観ると、印象も変わりますよね?

YOU:物語もそうなんだけど、CGとか映像も本当にきれいで。

山寺:魅力的なキャラクターもいっぱいいるし、きのことか細かいところまで楽しいし。コタケちゃんがかわいい。

阿部:かわいいですよね。あと、丸いのが出てくるじゃないですか?

YOU:そうそうそう。周りのもののけがケンカしていると赤くなっちゃったりするやつ。

阿部:それが、もののけたちの気持ちを表現しているのかなって思ったんですよ!

山寺:きっとあれは、ピュアなもののけですよ。

阿部:(資料を見て)プチムシっていうんだって! もののけから出ている気を食べている……。

YOU:だから赤くなるんだ。

阿部:それにしても、プチムシかわいかったですよね?

YOU:ナキの家に木のおわんとか出てくるのも、なんか懐かしい感じで。日本昔ばなし的な。子どもは子どもで楽しいでしょうし、おばあちゃんなんかが観ても楽しいと思う。大人も泣ける。何度も泣きそうになったもん。

山寺:僕はナキとグンジョーの子どものころのエピソードも良かったなあ。とにかくもののけ島のキャラクターがみんな魅力的。ナキと一緒に飛べるようなアトラクションもある“friends もののけ島のナキ”ランドを作ってもらいたいくらいですよ(笑)。

この日、キャラクターのぬいぐるみを前に行われたインタビュー取材。山寺、阿部、YOUの三人は、“プレスコ”収録から1年以上の時を経て、改めて再会したキャラクターたちに夢中の様子だった。取材の場にもかかわらず、キャラクターのぬいぐるみをいじったり、資料のキャラクター解説を読んだりと質問とは関係なく話が弾む三人の会話には、ネタバレも多く、ここに書けないことがあるのが残念。そこまで演者たちを興奮させた完成度の高い映像と物語を、ぜひ劇場で体感してほしい。

(C) 2011「friends もののけ島のナキ」製作委員会

映画『friends もののけ島のナキ』は12月17日全国公開

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