シネマトゥデイ

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松田翔太&佐々木希
『アフロ田中』
バカばっかやっている時間を共有できたのは楽しかった
映画『アフロ田中』松田翔太&佐々木希 単独インタビュー

取材・文:編集部 森田真帆 写真:高野広美

強烈なアフロヘアーの主人公・田中の日常を描く、のりつけ雅春の人気ギャグ漫画「アフロ田中」が実写化! シュールな世界観そのままに、松田翔太がこれまでのクールなイメージを一掃させるテンションの高さで主人公を熱演。キュートなヒロイン亜矢を、佐々木希が魅力たっぷりに演じている。初共演ならではのエピソードなど、二人が禁断のアフロトークを繰り広げる!

■童貞時代の男子は、みんなくだらないもんなんです!

Q:「アフロ田中」という男は、どんな人間だと思いますか?

松田翔太(以下、松田):すっごい正直なやつだと思います。だから、女子に対しても、おかしなことになっちゃうと思うんです。童貞時代の男子っていうのは、みんな変わらないと思うんですよね。女の子からのメールに一喜一憂したり……まあ、田中ほどではないですけどね。

佐々木希(以下、佐々木):田中って、くだらないことに一生懸命なところが、なんだか面白くてかわいいですよね。青春って感じがしました。

Q:田中と仲間たちとのやりとりも、くだらなくてかなり笑えました!

松田:実はちょっとだけ懐かしくて、うらやましい部分もあるんです。今はもう仲間同士で、女の子の話をしながらめちゃくちゃに盛り上がったり、興奮したりってこともあんまりないじゃないですか。僕は高校で留学しちゃったんで、田中とその仲間たちみたいな経験ができなかったんです。だから短編で撮った『放課後アフロ田中』とかそういうのを含めて、男同士でバカばっかやっている時間を共有できたのは楽しかったです。

佐々木:確かに、わたしも懐かしかったです。といっても、わたしが田中みたいだったって訳じゃないですけど(笑)、女の子のお友達同士でお泊まり会とかすると、必ず男子の話で盛り上がったりして。女子の方が、意外に妄想がさく裂してたりするんですよね(笑)。秋田のころから仲のいい女友達が結構東京に出てきているので、今でもよく集まって、女子会していますね。

松田:そういうときってやっぱり秋田弁で話すんですか?

佐々木:実は今はもう秋田弁ってあんまり出ないんですよねー。だから、みんなけっこう標準語ですね。

松田:なんか、女の子の方言ってちょっといいですよね。

佐々木:松田さん、質問が田中っぽいです(笑)!

■佐々木希、松田翔太の動きにショックを受ける!?

Q:田中の佐々木さんが演じる亜矢ちゃんへの片思いっぷりがとにかく強烈でしたね。

松田:佐々木さんご自身が、そのままでも漫画から出てきた女の子のようなのに、僕はアフロのヅラをかぶっていて、ダサイ緑のスウェットを着た状態でしたので、佐々木さんや他キャスト、スタッフの皆さんにキモイとか何か思われているんじゃないかという完全なる被害妄想を持ってしまいました。それが逆に、感情移入を上回る効果を出していたと思います。

佐々木:もう、松田さん、というよりも、田中さん……という感じの方が強いので、こうして私服を着ている松田さんにすごい違和感があります(笑)。人間とは思えない動きをしていたので、かなりショッキングでした(笑)。個人的には、田中の部屋で、田中がティッシュを取ろうとするシーンが、一番インパクトがありましたね。

松田:そうですね……。あの体勢は確かにしんどかったです……。

Q:本作が初共演となったお二人ですが、現場を共にしていかがでしたか?

松田:佐々木さんは、すてきな女優さんです。亜矢は、田中に対して、ちょっと気になりつつも、危機感を抱きながら、接しなければいけない。その辺のさじ加減が、絶妙だったと思います。

佐々木:そうですね。現場に入る前、松田さんの印象って、クールで、あんまり人と話さないような寡黙なイメージだったんです。でもこの映画の撮影では、ずっとアフロ姿だったので、その印象しかないんですね。びっくりしましたが、普段は見ることができない松田さんの姿が見られてうれしかったです。

■当たり前に毎日を過ごすことの大切さ

Q:二人のやり取りを観ているだけで、大笑いしてしまいました。演じながら、特に意識したことはありましたか?

佐々木:監督も、間の取り方にはすごくこだわっていましたね。少しでもずれると、成り立たなくなってしまうシーンがたくさんあったので、すごく面白かったです。とても勉強させていただきました。

松田:田中は当たり前に毎日を過ごしているんですよ。それがすごくおかしなことになっちゃっているんだと思います。だから「笑わせてやろう」という意識をせずに、田中の思いを自然体で演じることを考えていました。

Q:最後に、『アフロ田中』への思いを語っていただけますか?

松田:僕はずっと原作のファンでしたので、彼を一度演じたことで、一ファンに戻れなくなっちゃった気がします。それがなんだか寂しいですね。ただアフロ田中を演じたことを幸せに思っています。

佐々木:映画の中では、田中の心の声が聞こえるようになっているんですが、撮影中は、その心の声が聞けていなかったんです。撮影後に、松田さんが、改めて心の声をアフレコされて、わたしは出来上がった作品でようやく聞くことができたんです。だから、ナレーションが入った完成版を観て大笑いしちゃいました。わたしは、ぜひ女の子同士で、「男の子ってバカだなあ」ってキャーキャー笑いながら観てほしいです!

まるで高校時代を思い出すかのように、「あんときは面白かったな~」と、楽しそうに撮影を振り返る二人を見ているだけで、現場がいかに活気にあふれていたかが伝わってきた。二人が語ったとおり、田中を取り巻く級友たちとのやりとり、亜矢との会話、どれをとってもめちゃくちゃくだらないのに、なぜかどこか懐かしい。最近大笑いしていないな……と思ったら、異性のちょっとした反応一つで、大コーフンしていた甘酸っぱい青春時代を思い出し、爆笑してみてはいかがだろうか?

【佐々木希】
メイク:濱田マサル(Three Peace)

(C) 2012 のりつけ雅春・小学館 / 「アフロ田中」製作委員会

映画『アフロ田中』は2月18日より全国公開

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