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『映画 紙兎ロぺ ~つか、夏休みラスイチってマジっすか!?~』篠田麻里子 単独インタビュー

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『映画 紙兎ロぺ ~つか、夏休みラスイチってマジっすか!?~』篠田麻里子 単独インタビュー

これからもAKB48と一緒に大きくなりたい

取材・文:須永貴子 写真:高野広美

アイドル、女優、モデルとして大活躍中のAKB48篠田麻里子が声優に初挑戦したショートアニメーション『紙兎ロペ』がついに『映画 紙兎ロぺ ~つか、夏休みラスイチってマジっすか!?~』として長編化される。篠田が演じるのは、主人公のロペとアキラ先輩の名コンビに上から目線で絡む、アキラの姉だ。そんな篠田が、作品、そして声優としての自分について語った。

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素の声で演じることができたキャラ

篠田麻里子

Q:『紙兎ロペ』が長編映画になることについて、どう思いますか?

映画の前に上映されていた箸休め的な短編が、こうして大きくなるのは、作品にファンがたくさんいるからだと思うので、素直にすごいなって思います。わたしはそれに便乗させてもらっちゃったな~と。ありがたく思っています(笑)。

Q:篠田さんが演じる“アキラ先輩のお姉さん”はどんなキャラクターですか?

意外と天然かなって。弟のアキラとその友達に対しては強気だけど、家の外ではいい顔をしていて、カレシといるときは普通にかわいい女の子になる。それを計算じゃなくて、自然とやっている気がします。ちなみに口癖は「も~!」です。

Q:篠田さんご自身は、口癖ってありますか?

「でも」が口癖みたいです。相手に反論するために使うというよりは、自分で話したことを「でも」と訂正して、自分の考えを整えながら主張するときによく使っているかもしれません。

Q:アキラ姉をどんなふうに演じましたか?

わりと素に近い感じでできました。淡々としゃべるので、いわゆる“アニメ声”ではない、声が低いわたしでも無理をせずにできました。ただ、自分では強弱をつけているつもりでも聴き直すとフラットだったりして、声の表現の難しさを感じました。あと、あらかじめ監督さんがせりふを吹き込んだものを聴きながらやっても、“間”やとぼけたシュールさを自分の声で表現するのは難しかったです。

彼氏はトラがいい!?

篠田麻里子

Q:監督からのアドバイスは?

ショートムービーのときは結構スパルタだったんです。まず「好きにやってください」と言われてやってみて、その後のダメ出しで細かく調整していく感じです。でも今回はキャラクターをつかめていたこともあって、リラックスしてスムーズにできました。

Q:印象深いせりふは?

「うちはシロアリと共存していく道を選んだんで!」ですね。滑舌にあまり自信がないので、ちゃんと言えるか心配だったこともあって、OKが出たときはうれしかったです。

Q:アキラ姉はクライマックスにさっそうと出てきて、インパクトを残す、おいしい役回りですね。

確かに! 若干かき回して、最後においしいところを持っていくのは、映画の中で最高のポジションですね。でも、そのクライマックスで「待~て~!」って叫びながらバイクで追いかけるんですけど、難しくて! 一人だと距離感がつかめなくて、マイクに近づいたり離れたりしながら、何回もやり直しました。後から、強弱は機械で調整できるということを知ったんですけどね(笑)。

Q:監督は「これからも『紙兎ロペ』を作り続けていきたい」と言っています。アキラ姉のその後が描かれるとしたら、どんなストーリーが見たいですか?

彼氏が出てくるといいですね。その恋がどうなるのか……。彼氏もやっぱりリスなのか……。ほかの動物があり得るのだとしたらトラがいいですね。強くて男らしい感じがするので。

シュールな笑いが『紙兎ロペ』の魅力

篠田麻里子

Q:『紙兎ロペ』について、魅力はどこだと思いますか?

シュールで、シンプルで、大人も笑えるところが魅力だと思います。わたしは映画館に行かないので、作品の存在を知らなくて、お仕事をいただいてからショートムービーを観たんですけど、アキラとロペの棒読みっぽい、単調な掛け合いがかなりツボでした。わたし自身、「面白いでしょ?」っていうお笑いよりも、クスって笑えるシュールなものが好きなので、『紙兎ロペ』は個人的にも大好きです。

Q:映画『紙兎ロペ』の見どころは?

クスクス笑えるところは長編映画になっても変わらないので、ショートムービー時代からの『紙兎ロペ』ファンにも、もちろん楽しんでもらえると思います。今回は長編なのでストーリーがありますし、カーチェイスみたいな派手なシーンも見どころです。そんな中、ストーリーの本筋とは関係ないところで引っかき回しているアキラ姉にも注目していただければうれしいです。あと、ピエール瀧さんやふかわりょうさん、バカリズムさんなど、豪華な声優さんが演じる新キャラクターも魅力的ですよ。

Q:この映画は、夏休みのラスイチ(最終日)を描いています。篠田さんのラスイチはどんな1日でしたか?

夏休みは宿題そっちのけで、毎日のように公園でセミを取ったり、山に登ったり、海に行ったり、小学生みたいに遊びまくっていました。だから、ラスイチにはもう宿題をやるのはあきらめていました(笑)。毎年「今年こそは!」とは思うけど、一度もちゃんとやったことはないです。1日で終わるわけないし、それまで遊んだ自分が悪いので、始業式の日は怒られるために学校に行っていました(笑)。

Q:舞台となる東京の下町について、どんな印象がありますか?

東京の下町というと、江戸っ子というイメージがあります。わたしは田舎育ちなので、あこがれがあります。ただ、東京に実家がある方は、田舎への帰省をうらやましいって言いますよね。それぞれの良さがあるんでしょうね。わたし自身は、福岡出身で良かったなと思います。

多彩な仕事とAKB48との両立について

篠田麻里子

Q:声優のどんなところに面白さと難しさを感じますか?

楽しい部分は、声だけでいろいろな表現ができるところ。どんな顔をしてもいいのは楽ですね(笑)。難しいのは、自分のペースでしゃべれないところ。せりふを映像に合わせて、タイミング良く、間をとりながらしゃべるのが難しい。自分がキャラクターからイメージする声と自分の声にギャップがあるので、そこを合わせる作業も難しいなと思います。

Q:今後、声優を続けていきたいですか?

『紙兎ロペ』以外はないと思います(笑)。もちろんお話をいただけたらうれしいですけど、もともと声にコンプレックスがあったので、声優のお仕事をすることになるなんて考えたこともなかったですし。わたしみたいな声でもできる『紙兎ロペ』に呼んでもらえてよかったと思います。

Q:『紙兎ロペ』はAKB48というイメージと結び付きにくい作品ですよね。篠田さん自身はそういった「AKB48」の枠にとどまらない仕事について、どういった意識を持たれていますか?

『紙兎ロペ』もそうですけど、いろいろな仕事をさせてもらっているのは、自分がAKB48のメンバーだから。AKBでよかった、AKBありがとう、と思います(笑)。これからもAKBと一緒に大きくなりたいので、こういう個人の仕事をしながら、その経験をAKBに持ち帰れたらいいと思っています。

Q:いろいろな仕事をする中で、自分に求められているものがなんなのかは見えていますか?

例えば、アキラ姉みたいな役をやるときは、篠田麻里子のドSなイメージを求められているんだろうな、と思います。そういうイメージを「上からマリコ」で作ってもらえたのはありがたいですし、すごく仕事がやりやすい。でも、素のわたしはドSじゃないし、仲の良い人ほどそれを知っています。メンバーから甘えられるし、わたしも甘えるし。ドSだけじゃない部分を、これからもいろいろなお仕事を通じて出していけたらいいと思っています。


質問にテンポ良く受け答えをし、写真撮影時もカメラマンの呼吸を一瞬でつかみ、次々と表情を変えていく篠田。「自分が何を求められているのか」をきっちりとらえ、対応できる彼女だからこそ、多ジャンルのクリエイターから仕事をしたい相手として求められるのだろう。これからも、さまざまな作品で「上から」だけではないマリコを見せてくれることを期待したい。

(C) 2012 映画『紙兎ロペ』プロジェクト

『映画 紙兎ロぺ ~つか、夏休みラスイチってマジっすか!?~』は5月12日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国公開

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