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広末涼子
『LOVE まさお君が行く!』
動物との共演にはアクシデントがつきもの
『LOVE まさお君が行く!』広末涼子 単独インタビュー

取材・文:平野敦子 写真:吉岡希鼓斗

長寿テレビ番組「ペット大集合!ポチたま」の人気コーナー「まさお君が行く!ポチたまペットの旅」が、映画『LOVE まさお君が行く!』として映画化。ダメダメな主人公・松本君を演じるSMAPの香取慎吾と、その相棒の日本一のダメ犬まさお君が珍道中を繰り広げる本作で、松本君の恋人・里美を演じた広末涼子。大の犬好きという彼女が、この映画の魅力をたっぷりと語った。

■まさお君を演じたラブ君は天才犬!?

Q:まさお君を演じたラブ君との共演は楽しかったですか?

「日本一のダメ犬」という設定でまさお君を演じるラブ君と会ったのですが、わたしが以前飼っていたシベリアンハスキーもちょっとおバカな犬だったので(笑)、まさお君のダメっぷりを見ながら、その犬のことを思い出しました。すごかったなぁという思い出よりも、大変だったことの方が後で笑えるエピソードになったり、いとおしく感じたりするところも、まさお君との共通点だと感じました。

Q:広末さんが飼っていた犬も、まさお君のように食い意地が張っていたのですか?

犬の体のことを考えて、人間の食べ物をあげなかったのですが、味の付いていない年越しそばだけは「家族だから」ということで食べさせたんです。そうしたらそれ以降、麺類は食べられるものだと思ってしまって、わたしたちが麺類を食べているのを見ると、すごく欲しがるようになりました(笑)。

Q:撮影中、何か心に残ったラブ君とのエピソードを教えてください。

ラブ君はとてもマイペースなんです。香取慎吾さんも「実はラブ君は天才じゃないのか!?」とおっしゃっていました。というのも、急にいいお芝居をしたりするんですよ。多分彼は無意識のうちにやっていると思うのですが、そういうところがタレント犬とは違う一般犬の強みというか……。その不意打ちに心を打たれることが撮影中に何度もありました。彼の存在感といい、愛嬌(あいきょう)といい、彼でなければできない演技だったんじゃないかと思います。

■トラブル続出の撮影現場

Q:ラブ君はタレント犬ではないんですよね。驚きました! では逆に大変だったことは何ですか?

やはり動物は人間の思うようには動かないので、なかなか撮影の時間が読めなかったというような苦労はありました。あとはラブ君が人形をくわえるシーンで、あっという間に人形がぐしゃぐしゃに壊れてしまったりというような、予想外の展開というのも度々ありました(笑)。

Q:ラブ君はムードメーカーだったのですね。

プールのシーンがあるのですが、本来ならばプールに入る予定のないラブ君が、そこでまさかのジャンプを見せて、プールに落ちて、しかも泳げなかったという(笑)。それでスタッフに引きずり上げられて……というようなアクシデントがありました。

■ウエディングドレスは何度着てもステキ!

Q:広末さんが演じた里美は、彼氏の松本君にいつも優しくて、尽くすタイプの女性ですよね。演じていてギャップを感じたりはしませんでしたか?

ハッピーな映画ですが、わたしの役は心理的に冒頭からシリアスなんです。でも、売れない芸人の松本君を好きになるような女性なので、将来的なことや経済的なこと、あるいは実家のことで思い悩んでも、結局最後は原点に返るんじゃないかなと思いました。客観的に里美が松本君のことを見て「あ~あ!」と思っている部分もあるのですが、そういうところも全部ひっくるめて、それが彼のいいところだと思って、里美は一緒にいたと思うので、わたしもそういう気持ちで演じました。演じる上でのストレスやギャップは感じなかったです。

Q:ウエディングドレス姿もとてもおきれいでした。

ありがとうございます。やはり花嫁衣装は、何度着ても楽しいです。と言いながら、そう思うのは最初の5分ぐらいだけなんですよね。撮影だと一日中その姿なので、楽しいという気持ちは吹き飛んでしまって、すぐにつらくなってしまいます(苦笑)。大変は大変でしたが、とても新鮮でありがたかったです(笑)。

Q:広末さんおススメのシーンはどこですか?

プールのシーンが一番印象に残っていますね。真冬に撮影したのですが、人がプールに落ちるというシーンだけでも大変なのに、そこにラブ君まで絡んでくるので本当に大変でした! 映画が出来上がったのを観て初めて「あぁ、あそこはこういうふうになったんだ」とようやくホッとしました。

■ラブ君は「癒やし」の存在

Q:普段の撮影と、犬が中心の撮影では何か違った点はありましたか?

やっぱり人を癒やすパワーがある気がしました。ラブ君をなでるだけで、なんかホッコリするんですよね。

Q:では、この映画を楽しむポイントを教えてください。

ポイントは「気合を入れて観に来ない」ことですかね(笑)。ドタバタ劇なので何となく「楽しいかな?」というぐらいの気持ちで観に来ていただくと、意外に胸にグッとくると思います。動物映画と聞くと、感動モノと思う方もいらっしゃると思います。もちろん感動もできますが、楽しむために映画館に来ていただければ、動物を通して命と向き合うことの大切さや、お互いの絆の作り方など、たくさんのことを教えてくれる作品になっています。

Q:また動物と共演したいですか?

はい! 映画『ベートーベン』シリーズを家族で観て、思いきり笑ったり、泣いたりしていたぐらい、小さいころから犬の映画が大好きだったので、今回犬と共演できてとてもうれしかったです。また機会があれば共演したいです。

ミニ丈のワンピースという衣装にもかかわらず、まさお君を演じたラブ君とのツーショット撮影では「どんなポーズでもOKですよ!」とニコニコしながら写真撮影に臨んでいた広末涼子。取材中も、犬の話で大盛り上がり。大の犬好きを自称する彼女が太鼓判を押す、ラブ君の名(迷)演ぶりをぜひスクリーンで楽しんでほしい。

(C) 2012「LOVE まさお君が行く!」製作委員会

映画『LOVE まさお君が行く!』は6月23日より全国公開

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