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今週のクローズアップ 女子力UP! 少女漫画の映画化ヒロインから学ぶ「愛され女子」のつくり方

 最近では『僕等がいた』のヒットも記憶に新しく、9月1日には『映画 ひみつのアッコちゃん』の公開が迫る、少女漫画を原作とした映画化作品。少女漫画といえば自分にちょっと自信がない女子が、王子様みたいにカッコイイ男子の心をなぜか射止めちゃうのですが、どうしてそんなに愛されることになるのでしょうか? そこで今回のクローズアップでは少女漫画の映画化ヒロインから「愛され女子」の秘密を大研究!「どこかにイイ男いないかしら~」とぼやきながら、女友達と会社帰りにパスタをフォークに巻きつけているそこのアナタ、必見です!
キャラクターを死ぬほど考えろ!

 そもそもなぜ少女漫画が実写映画化されるのでしょうか。その理由は「ヒットコミックを原作にすれば話題を集めやすく企画が通りやすい」「女性客の関心を引くことができる」「オリジナル脚本を書ける脚本家が不足している」などさまざま。しかし、やはりプロデューサーなり監督なりの企画者が、その作品に魅力を感じて映画化するというのは事実でしょう。ではその魅力はどこにあるのか? それは「キャラクターづくりの秀逸さ」にあります。

 漫画はキャラクターづくりに非常に力を入れます。読者に好かれ、ストーリーをぐいぐい引っ張っていけるだけの魅力的なキャラクターをつくることができれば、それだけ長く連載を続けることができるからです。作品に人気が出て連載を続けることができれば、それだけ雑誌やコミックの売り上げを伸ばせるので、作家と編集者はキャラクターをつくるのに死ぬほど時間と労力をかけるのです。

 映画でも同様に、面白い映画というのはキャラクターが魅力的。観客はその映画の登場人物がどういう人間なのか理解し、共感したり反発したりすることで「面白い」と感じるわけです。
 つまり、魅力あるキャラクターが描かれている漫画は「ぜひ映画化したい」と思わせるだけの力があるということですね。

 

映画『僕等がいた』より
(C) 2012「僕等がいた」製作委員会 (C) 2002小畑友紀 / 小学館

「僕等がいた 前篇 スペシャル・エディション」
2012 年9月28日(金)ブルーレイ&DVD発売
ブルーレイ:特典DVD 付き2 枚組/7,035円(税込み)
DVD:特典DVD 付き2 枚組/6,090円(税込み)
発売元:博報堂DY メディアパートナーズ・小学館 販売元:東宝
(C) 2012「僕等がいた」製作委員会 (C) 2002小畑友紀 / 小学館

その1:自由奔放であれ!『映画 ひみつのアッコちゃん』加賀美あつ子の場合

 さて、ここまで少女漫画が映画化される理由について述べてきましたが、いよいよ本題、映画のヒロインたちから「愛され術」を学びます! まずは『映画 ひみつのアッコちゃん』から加賀美あつ子さんがご登場。原作は言わずと知れた天才・赤塚不二夫の名作漫画。原作の世界観を基に、オリジナルストーリーで描かれています。魔法のコンパクトで22歳の大人に変身した小学生のアッコはある日、化粧品会社のエリート社員・尚人にスカウトされ、同じ会社でアルバイトとして働くことに。やがてお互いに恋心を抱くようになります。主人公のアッコを綾瀬はるかが演じ、『映画 ホタルノヒカリ』で見せたような天然のかわいらしさを本作でも見せています。相手役の尚人にはイケメン俳優・岡田将生

 アッコの魅力はその「自由奔放さ」。見た目は22歳の立派な大人でも、中身は10歳の女の子。だから、アッコの言動は周りの大人たちの常識では考えられないようなことばかりです。上司である尚人にタメ口を利いたり、大人がいろんなしがらみの中で言えないようなことをズバッと言ってみたり。究極は何と、尚人に突然抱きつくという行動。アッコはお子様だから何とも思っていないようですが、尚人にとっては「お……お、俺のこと好きなんかー!」と心臓バクバクものでしょう。意中の相手がいる女子のアナタ、時には少女のような自由奔放さを見せればあの人はドキっとするかも?

 
『映画 ひみつのアッコちゃん』より
(C) 赤塚不二夫 / 2012「映画 ひみつのアッコちゃん」製作委員会
(C) 赤塚不二夫 / 2012「映画 ひみつのアッコちゃん」製作委員会

(C) 赤塚不二夫 / 2012「映画 ひみつのアッコちゃん」製作委員会

その2:ギャップにドキリ!『君に届け』黒沼爽子の場合

 お次は『君に届け』より黒沼爽子さんの登場です。2010年公開当時で累計1,100万部(現在では2,000万部)を突破した椎名軽穂の同名コミックの映画化。見た目が暗く何もしていないのに周りから恐れられていて「貞子」というあだ名まで付けられている黒沼爽子と、爽やかな人気者・風早翔太とのピュアな恋愛を描くラブストーリー。見た目は暗いけれど、ひたむきに前向きに頑張る爽子を、多部ちゃんこと多部未華子が体現。相手役の風早を三浦春馬が演じています。

 爽子の魅力は「ギャップ」でしょう。教室で授業中、風早から「今日の放課後、校門で待ってる」という手紙をもらった爽子は、風早に向かって小さくうなずいてニッコリ笑います。このときすでに爽子に恋心を抱いている風早は本当にうれしそうな表情。普段は貞子などといわれ、あまり笑顔を見せない爽子が見せた笑顔。この「ギャップ」に風早はメロメロの様子です。「ギャップ萌え」ですね。しかもその後、爽子がその手紙を大事に生徒手帳に挟んでいたことを知るのですから、風早はたまりません! このことから爽子に学ぶ愛され術は、「ギャップを見せろ」ということですね。女子の皆さん、いつもと違う一面を大好きなあの人にだけチラリと見せてはいかが?

映画『君に届け』より
(C)2010映画「君に届け」製作委員会 (C)椎名軽穂/集英社

(C)2010映画「君に届け」製作委員会 (C)椎名軽穂/集英社

「君に届け」
ブルーレイ発売中:6,090円(税込) DVD発売中:3,675円(税込)
発売元:バップ (C)2010映画「君に届け」製作委員会 (C)椎名軽穂/集英社

その3:頑張る姿は美しい!『カノジョは嘘を愛しすぎてる』小枝リコの場合

 最後に、これから公開の少女漫画原作の映画化作品から『カノジョは嘘を愛しすぎてる』の小枝リコさんが登場。『僕は妹に恋をする』『僕の初恋をキミに捧ぐ』と映画化が続く青木琴美の同名コミックが原作。2013年以降の公開が決まっています。音楽業界を舞台に、25歳で年収数億を稼ぐ売れっ子サウンドクリエイターと、天性の声を持ち16歳でメジャーデビューを果たす女子高生のラブストーリー。ヒロインの小枝リコ役は一般オーディションから選出することが決まっていて、現在2次審査中。

 原作から見るリコの魅力は「才能」もありますが、音楽という夢へとひたむきに「頑張る姿」でしょう。リコはいつだってプロデューサーや作曲家たちといった自分を支えてくれる人の期待に全力で応えようと必死です。やはり頑張る女性の姿は魅力的なのです。もしアナタに片思いをしている相手がいれば、アナタが何かに打ち込んでいる姿を見せましょう。そうすればあの人は振り向いてくれるはず!

 さて、ここまで見てきた少女漫画の映画化ヒロインから学ぶ「愛され女子」のつくり方、いかがだったでしょうか? 映画にはいろいろな楽しみ方がありますが「ちょっと最近、女子力が足りないわ~」というアナタ、映画のヒロインから愛され術を研究してみてはいかが?

5,000を超える応募があったというリコ役を誰が射止めるのか、期待が高まります!

監督は『タイヨウのうた』の小泉徳宏(写真)、音楽プロデューサーは亀田誠治というタッグ!

文・構成:シネマトゥデイ編集部 堀達夫

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