監督賞受賞は2回だが、40年にわたってコンスタントに同賞にノミネートされているのはお見事。宇宙人と少年のきずなを描いた『E.T.』や『JAWS・ジョーズ』といった娯楽作で子どもから大人までを魅了しつつ、ナチスのユダヤ人虐殺が題材の『シンドラーのリスト』などメッセージ性の高い社会派作品も発表。さらに、最新技術を用いては映画史の流れを変えるような圧倒的映像を次々と繰り出す「全知全能監督」だ。

『プラダを着た悪魔』では、アカデミー賞の常連である大先輩メリル・ストリープを相手に堂々と渡り合い、『ブロークバック・マウンテン』では大胆な濡れ場を披露。さらに『レ・ミゼラブル』では、長かった髪をバッサリと切って丸刈りに！　肝は据わっているし、体を張ることもいとわない、キュートなルックスとは裏腹のド根性を見せつける若手演技派の急先鋒。

189cmの長身で均整の取れたボディー、ミュージカル出身ならではの華のあるたたずまいを生かして、ジャンルレスで活躍する実力スター。『ニューヨークの恋人』では19世紀からタイムスリップした容姿端麗な紳士、『ヴァン・ヘルシング』では魑魅魍魎（ちみもうりょう）を成敗するモンスター・ハンターと、マイルドな役もワイルドな役もイケるのも魅力だ。『レ・ミゼラブル』で聴かせた美声と熱唱で、さらなる評価を得る？

『ゴッドファーザーPART II』などのアカデミー賞受賞作から『みんな元気』のような日本未公開の小品まで、どんな作品でも出演する大御所。「カメレオン俳優」と称される通り、『レイジング・ブル』では約20キロの体重増加、『アンタッチャブル』では頭髪を脱毛するなど、肉体をも変化させてどんな役も演じ切ってしまう情熱の持ち主。俳優の鑑（かがみ）というべきか演技ジャンキーというべきか……アカデミー賞常連なのも当たり前！

これまでのスマートフォン専用からｄｓｔｉｃｋ（3月上旬発売予定）を使ってテレビで視聴できるようになるなど、ｄビデオ powered by ＢｅｅＴＶをますます楽しめる範囲が広がります。また、ロバート・デ・ニーロを起用したCMも話題だ。デ・ニーロ演じる「映画の神様」なる男と、松田龍平演じる青年とのちょっぴり不思議な交流が映し出される。撮影に取り組む彼の素の姿と、本CMが一体どのように作られたのか、撮影の様子も要チェック！