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『ハングオーバー!!! 最後の反省会』ブラッドリー、エド、ザック 単独インタビュー

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『ハングオーバー!!! 最後の反省会』ブラッドリー、エド、ザック 単独インタビュー

ついに完結!身近な三人の「酔い物語」

文・構成:シネマトゥデイ編集部 島村幸恵

ゴールデン・グローブ賞コメディー / ミュージカル部門作品賞受賞の高評価を得、世界27か国で初登場1位を記録した映画『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』から4年。ついに完結を迎える同シリーズで、最高の酔っぱらいぶりを見せてくれたフィル、ステュ、アランを演じてきたブラッドリー・クーパーエド・ヘルムズザック・ガリフィナーキスが、自分たちの出世作となったシリーズへの、そして完結編への思いを語った。

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これで完結!それぞれの思い

ブラッドリー、エド、ザック

Q:最高の完結編でした。皆さんも満足していらっしゃいますか?

ブラッドリー・クーパー(以下、ブラッドリー):ああ、最高の完結編だよ。撮影中のあるとき、「俺たち、3作目をやるためにここにいるんだ」って喜びを分かち合ったんだ。誰か一人がそう思ったんじゃなく、三人ともそう感じていたことが幸せだと思ったよ。

エド・ヘルムズ(以下、エド):2作目のときは、舞台となったバンコクで、ただただ必死に撮影に臨んでいた感じだった。でも今回は、ラスベガスに戻ってきて、とてもリラックスして撮影ができたんだ。1作目のときには思いも寄らなかった大作になったけど、やり遂げたって感じだよ。

Q:シリーズでは、注意欠陥障害のアランが物語をかき乱し、盛り上げてきましたが、アランにとっても、良い結末だったと思いますか?

ザック・ガリフィナーキス(以下、ザック):ああ、こういう終わり方にしてくれてうれしいよ。完結編として、とても素晴らしいストーリーだと思う。観客の皆さんも気に入ってくれるといいな。

Q:しかし、これで本当にもう、続きはないんでしょうか?

ザック:(なぜか爆笑……)。

ブラッドリー:何がおかしいんだ?

ザック:いや、2作目のときに君が言っていたことを思い出してね。

ブラッドリー:「もう続編はやらない」って言ったこと?

ザック:そうそう。その日は体力的にきつい撮影が続いていたから気持ちはわかるんだけど、ブラッドリーは僕の目を見て、「覚えておいてくれ、俺たちは絶対に3作目をやらない」って言ったんだ。だから、「わかったよ、ブラッドリー。俺たちは絶対に3作目をやらない」と誓った。

一同:(爆笑)。

ブラッドリー:いや、でもぜひまたこの三人で仕事をしたいと思うけど、「ハングオーバー」シリーズは、これで完結だよ。

1作目と3作目の舞台となったラスベガス

ブラッドリー、エド、ザック

Q:映画の中でステュがラスベガスについて、「誰かがこの場所を焼き尽くすべきだ」と言いますが、それは正直な思いでしょうか?

エド:そう思うときもあるよ(笑)。僕はこの映画に出演するまで、ラスベガスに行ったことはなかった。漠然とした恐怖心もあった。でも、ラスベガスが好きになったよ。3作目ではリラックスして撮影もできたしね。

Q:1作目では、まだあなた方のことを知っている人は少なかったかと思いますが、今回はラスベガスでも熱烈な歓迎を受けたのではありませんか?

ブラッドリー:それが、そんなこともないんだよね。1作目では首にトラの爪跡を付けてエレベーターに乗っても、誰も気にすることはなかった。3作目でもそれは変わらなかったんだ。ラスベガスに来る人たちが求めているのは、そんなことよりもパーティーだからね。

ザック:でも、独身最後のパーティーをしている女性たちとか、大学生の集団とかに出くわしたときは、騒ぎになりそうだと思って姿を隠したよ。エドは、ストリッパーの女性8人組に捕まっていたけどね。

エド:いや、ストリッパーの女性たちに捕まったときは、ザックも一緒だったんだよ。でも次の瞬間、隣にいたはずのザックの方を見たら、すでに姿を消していた。それで、一人で写真撮影やサインに応じたんだよ。

ザック:エドはそういうときのファンへの応対がうまいんだ。

エド:そのときにいくつか電話番号ももらったしね(笑)。

三人が語るヒットのワケ

ブラッドリー、エド、ザック

Q:3作目ということで、今まで以上に役柄と自分が重なることもありましたか?

エド:いや、僕たちは演じているキャラクターとは全く違うんだ。ちょっとしたところが彼らに投影されていることはあるだろうけど。例えば、僕は全てを教科書通りにやりたいと思っているところがあって、それはステュに似ていると思う。一方で、二日酔いした朝、とんでもない状態で目が覚めて大騒ぎしている姿は僕とは似ても似つかないね。でも、どんなキャラクターも自分と似ているところがあって、僕にはないものも持っているから、演じるのはいつも楽しいんだ。

ブラッドリー:僕もフィルと自分が似ているとは思わないな。でも3度演じて、より彼を理解できるようになった。感情移入するのではなくてね。どれだけフィルと似ているかよりも、どれだけフィルと違うかがわかったんだ。

Q:この映画での三人の関係はどうでしょう? 実際にも、このような友人がいらっしゃいますか?

ブラッドリー:何人かいるよ。フィルやステュ、アランみたいな連中は確かに知っている。

ザック:三人はすごく身近な存在なんだと思うよ。アランのような変わり者のおじさんがいて、かっこいいリーダーがいて、生真面目なやつもいる。僕らが演じているキャラクターは、ある種のステレオタイプなんだ。だからこの映画はうまくいったんだと思うよ。

三人の「これから」

ブラッドリー、エド、ザック

Q:ちなみに、三人で映画のように、今日着ている服について話すこともありますか?

ザック:よく知らない人には、恥ずかしくて聞けないかもしれない。女の人たちは、よくそういう会話をするのかもしれないけど。

ブラッドリー:男同士では、あまりそういう会話はしないよね。

ザック:でも、僕は昨日エドに聞いたよ。かっこいいシャツを着ていたんだ。

エド:僕はザックのそういうところが好きだよ。服なんか興味なさそうなのに、「そのシャツいいね」なんて言ってくるところが。

ザック:僕は服が好きなんだよ。シャネルとかの広告塔になってみたいと思うよ。そのうちシャネル側から申し出があるんじゃないかな?(笑)

Q:ブラッドリーさんは、映画『世界にひとつのプレイブック』でアカデミー賞にノミネートされて、何か変わったことはありますか? 今後もジェニファー・ローレンスさんとの共演作が続きますね。

ブラッドリー:特に変わったことはなかったけど、ダニエル・デイ=ルイスやロバート・デ・ニーロと共に時を過ごすことができたのは、素晴らしい経験だった。『セレナ(原題)』をやろうと決めたのは、ジェニファーが出演するからなんだ。ジェニファーとは気楽に仕事ができるからね。でも、『アメリカン・ハッスル(原題)』はまた別で、ジェニファーとの共演シーンはないんだ。だから、監督がデヴィッド・O・ラッセルだったというところが大きいかな。

エド:僕は、出演した「ザ・オフィス」(アメリカの人気ドラマ)と「ハングオーバー」シリーズが同時期に終わりを迎えてしまったんだ。僕はこの2作品にとても感謝しているんだよ。次にどんな作品に出演するかはまだわからないけど、どんな作品にも挑戦できると感じている。だから……。

ザック:で、エド、その服はどこで買ったんだ? DIESELかい?


ブラッドリー、エド、ザック

それぞれが演じてきたキャラクターについては、自分たちとは「まったく違う」と言い切る三人。しかし、三人の関係は、映画からそのまま飛び出してきたようだ。これで完結というのは寂しい気もするが、ブラッドリーが語った「またこの三人で仕事を」という思いが実現することを願いたい。1作目のときには想像もつかなかったほど活躍の場を広げた三人。「ハングオーバー後」のさらなる活躍にも期待したい。

Emily Shur / Corbis Outline / amanaimages
Redux / amanaimages
Armando Gallo / Retna Ltd. / amanaimages
(C) 2013 Warner Bros. Entertainment Inc. and Legendary Pictures

映画『ハングオーバー!!! 最後の反省会』は6月28日より全国公開

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