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今週のクローズアップ 踊りたくなる!エキサイトするダンス映画10選!

 男性ストリッパーを主人公にした映画『マジック・マイク』の公開を記念して、今週はダンス映画を大特集。キャスト陣はそのキレキレの体&ダンスを手に入れるためにどれだけ練習を重ねたのだろうか? 観れば必ず踊り出したくなる10タイトルと共に紹介していきたい。

1.『マジック・マイク』(2012)

 主演のチャニング・テイタムが19歳の頃に8か月、実際に経験した男性ストリッパーの世界をスティーヴン・ソダーバーグが映像化した本作。『ステップ・アップ』(2006)で実力は実証済みのチャニングのダンスは超絶ホットで、観ているだけでカロリーを消費し切った気分に。映画『アイ・アム・ナンバー4』のアレックス・ペティファー、テレビドラマ「ホワイトカラー」マット・ボマー「CSI:マイアミ」アダム・ロドリゲス「トゥルーブラッド」ジョー・マンガニエロら他キャストはダンス経験がなくキレはイマイチだが、チャニングに負けず劣らず鍛え上げられた肉体には目を見張る。

 

中央のチャニング・テイタムが花形ダンサー!

 中でも異彩を放っているのが、ストリップクラブのオーナー・ダラスにふんしたマシュー・マコノヒー。もともとは予定されていなかったストリップシーンにも自ら名乗りを上げ、圧倒的な存在感で演じ切っている。2005年からマシューのトレーナーを務めているガナー・ピーターソンがBodybuilding.comに語ったところによると、マシューは撮影期間でなくともほとんどの男性にとってのベストな体形を維持しているが、本作の役づくりのためにさらに体を絞ったとのこと。2週間のハードなトレーニングメニューをこなしたマシューの割れまくった腹筋は、セクシーという域を越え恐怖すら感じさせる。

映画『マジック・マイク』は公開中

 

ここからは俺が主役だー! - マシュー・マコノヒー
(C) 2012 The Estate of Redmond Barry LLC.All right reserved.

2. 『ステップ・アップ』(2006)

 チャニング・テイタムふんする不良少年タイラーとジェナ・ディーワンふんする芸術学校に通うバレエダンサー・ノーラがひょんなことからダンスパートナーになり、それぞれの進路を懸けた発表会を目指す姿を描いた青春ダンス映画。不良たちのストリートダンスと芸術学校の学生のバレエダンスを同じ曲に乗せて交互に映し出すオープニングからノリノリで、のちに実生活で夫婦となるチャニングとジェナのハイレベルかつ相性抜群なダンスの数々に圧倒される。

 5歳からダンスを始め、ジャネット・ジャクソンら有名アーティストのミュージックビデオやツアーにバックダンサーとして多数参加してきたジェナと違い、チャニングはこれまでダンスを習ったことがなかった……という本作のキャラクター設定を地で行く二人。プロデューサーのアダム・シャンクマンに「最も才能のあるストリートダンサーの一人」と絶賛され役をつかんだチャニングは、どのようにしてダンスの技術を身に付けたかについて「僕はフロリダで育った。あそこでは踊れないと女の子に見向きもされないんだよ」とGQ.COM (UK)に明かしている。二人は1日8時間、4週間のダンスのリハーサルを行った上で撮影に臨んだ。

 
左からアン・フレッチャー監督、ジェナ・ディーワン、チャニング・テイタム
John Sciulli / WireImage / Getty Images
3.『レッスン!』(2006)

 ダンスを通して不良生徒たちを更正させた、社交ダンス世界チャンピオンのピエール・デュレインの実話をアントニオ・バンデラス主演で映画化。スラム街の高校で問題児を対象にしたクラスを持つことになったピエール(バンデラス)が、「社交ダンスなんてダサい」と軽蔑する生徒たちを前に美女をリードしてタンゴを踊るシーンは必見。ラテンの血をたぎらせたバンデラスにクラクラすることは間違いない。社交ダンスの楽曲とヒップホップを融合させた音楽もセンスが良く、目と耳に楽しい作品となった。

 撮影前に4週間かけてワルツ、サルサ、タンゴなどの社交ダンスを習得したという高校生役のキャストの中でも、一際輝いているのがサーシャ役のジェナ・ディーワン。彼女のパートナーの座をめぐって男子生徒が火花を散らし、おきて破りの“三人タンゴ”を披露するさまは圧巻だ。ジェナは『ステップ・アップ』のときよりも、本作での方が断然かわいくてセクシー。


ラテンの血をたぎらせたアントニオ・バンデラスにクラクラ
New Line Cinema/Photofest/ゲッティ イメージズ
4.『フル・モンティ』(1997)

 養育費を払えず共同親権を失いそうなガズ(ロバート・カーライル)が一獲千金を狙って、それぞれに問題を抱える仲間と共に男性ストリップショーに挑むまでを描いたヒューマンドラマ。登場人物はプロのストリッパーではなく失業中のおじさんたちのため、『マジック・マイク』のような肉体美やダンスの迫力には欠けるのは事実。しかし、職業安定所の列に並んでいる最中にラジオから流れ始めたドナ・サマーの「ホット・スタッフ」(彼らのストリップの練習曲)に合わせ、思わず肩を揺らしてしまう彼らの姿を観れば、誰もが笑顔になってリズムを取ってしまうはず。また、本作でのダンスシーンのハイライトは最後のストリップシーンではなく、ガズが車の前で友人たちにストリップの手本を見せるシーンだろう。ホット・チョコレートの「ユー・セクシー・シング」に合わせて服を脱いでいくロバートの色っぽさは半端じゃない。

振り付けがバラバラな感じもすてきだ! 20th Century Fox/Photofest/ゲッティ イメージズ
5. 『リトル・ダンサー』(2000)

 こちらも『フル・モンティ』と同様に労働者階級の人々を題材にしたイギリス映画。父の望みとは裏腹に、ボクシングよりもバレエに興味を持って才能を開花させていく主人公のビリー・エリオット少年(ジェイミー・ベル)の姿をみずみずしく映す。バレエへのあふれる思いを胸に路地を踊りながら駆けていくビリーを見た後には、いつもの帰り道でつい踊りだしたくなってしまうことは必至。

 当時13歳のジェイミー・ベルは、2,000人が参加したオーディションで「踊れて、演技もできて、イングランド北東部のアクセントを持つ」という厳しい条件をクリアして見事に主役の座を射止めた逸材。6歳からダンスを習い9歳からは演技も学んできたジェイミーは、撮影前に2か月間のリハーサルを行って躍動感あるダンスシーンを生み出した。

このジャンプ力を見よ!
USA Films/Photofest/MediaVast Japan
6.『サルサ!』(1999)

 約束された将来とショパンを捨て、情熱のサルサに身も心もささげた若手天才フランス人ピアニスト・レミ(ヴァンサン・ルクール)を主人公にした本作。キューババンドに加えてほしいと頼むもキューバ人でないことを理由に断られたことで、肌をチョコレート色に変え、名前もなまりもキューバ風にしたレミが、ひょんなことからキューバ人としてダンス講師を務めるさまを描く。しかし、実際にサルサがうまいのはレミよりも、彼が恋をするパリジェンヌ・ナタリー(クリスティアンヌ・グー)の方。シャイで地味な格好のナタリーが、レミに連れて行かれたダンスフロアで覚醒! 上着を脱ぎ捨て踊り狂うさまは超セクシーだ。無意識のうちにサルサのステップを踏みたくなる、底抜けに明るい音楽が詰まった魅力的な一作。

肌の色を変えると超ワイルドなるヴァンサン・ルクール
Bertrand Rindoff Petroff / Getty Images
7.『ダーティ・ダンシング』(1987)

 1963年夏のアメリカを舞台に、家族と共に山荘を訪れた裕福な娘(ジェニファー・グレイ)が、そこで働く労働者階級のダンス講師(パトリック・スウェイジ)と出会い恋に落ちるさまを、情熱的なダンスと当時のヒット曲で彩ったダンス映画の決定版。「ハイスクール・ミュージカル」シリーズや『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』ケニー・オルテガが手掛けた振り付けは熱気まで伝わるほどセクシーで、ヌードや暴力シーンなどがないのにもかかわらず、最初のレーティング申請時にはR指定を受けてしまった。

 幼い頃から母親のバレエ教室で学び、俳優に転向する前はバレエダンサーとして活躍していたパトリックは、本作でもそのポテンシャルを遺憾なく発揮しており、パトリックにリードされたら誰でもうまく踊れるんじゃないかと思ってしまうほど。もともとダンスの得意だったジェニファーと組んで、記憶に残るダンスシーンの数々を生み出した。パトリックは自伝「The Time of My Life」の中で、その中の一つである湖でのリフトの練習シーンを振り返ると「湖の水はものすごく冷たかったのに、何度も何度も撮影をした。ジェニファーはとても軽かったけど、水の中で人を持ち上げるとなると痩せた女の子だったとしても500ポンド(約226.8キロ)ぐらいに感じるんだ」と撮影は過酷を極めたことを明かしている。

まさに「ダーティ」なエロいダンスが盛りだくさん
Vestron Pictures Ltd./Photofest/ゲッティ イメージズ
8.『ダンシング・ハバナ』(2004)

 『ダーティ・ダンシング』を下敷きに、舞台を革命直前のキューバに移して裕福なアメリカ人娘(ロモーラ・ガライ)とキューバ人ウエイター(ディエゴ・ルナ)のロマンスを描いた本作。2か月の間、毎日8時間特訓を受け、代役なしで息の合ったダンスを披露したロモーラとディエゴだが、それまでダンス経験はゼロだっただけに『ダーティ・ダンシング』と比べてしまうと少し物足りなさを感じる(パトリック・スウェイジもダンス講師役でカメオ出演してレベルの違いを見せつけている)。しかし、本作の優れた点はダンスの技巧ではなくほとばしるラテンの雰囲気! 歌詞にスペイン語の混ざったサントラはノリノリで「クーバ!(キューバ)」とつい叫びたくなるし、ディエゴが見せるキュートな笑顔だけでも観る価値は十二分にあるといえる。オススメは、ディエゴ演じるキューバ人青年が子守りがてら、兄の子どもを抱っこしてダンスの練習をするシーン。

ダンス初心者のキュートな二人
Djamilla Rosa Cochran / WireImage / Getty Images
9.『ダンス・ウィズ・ミー』(1998)

 故郷キューバからアメリカに渡った青年ラファエル(チャヤン)と、彼が雑用係を務めることになる社交ダンス教室のインストラクター・ルビー(ヴァネッサ・ウィリアムズ)が心を通わせていくさまを映し出した作品。歌手としても有名なヴァネッサが披露する本格的な社交ダンスのステップには思わずうっとりとさせられる。3か月間のトレーニングで、ルンバ、サンバ、チャチャ、パソドブレを学んだというヴァネッサは、元世界選手権チャンピオンという設定のルビーを見事に体現した。

 本格的な社交ダンスに加えて本作の魅力となっているのがサルサ。1度目のデートの失敗の後、再びラファエルがルビーをサルサクラブに連れて行った際のフロア全体を使ったダンスは圧巻。音楽に身をまかせ、次から次へと相手を変えてみんなで踊るというスタイルに驚きながらも思わず笑顔になるルビーが魅力的だ。また、プエルトリコ出身のチャヤンは得意のサルサだけでなく、競技会ではリフトも披露。「わたしも持ち上げられたい!」と思う女性は多いはず。

『ダンス・ウィズ・ミー』
価格:1,480円(税込み)
発売・販売元:(株)ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
10.『バーレスク』(2010)

 シェールクリスティーナ・アギレラという二大歌姫の共演で話題となったきらびやかなエンターテインメント作。スターになるためにショークラブ「バーレスク」でウエイトレスとして働き始めたアリ(クリスティーナ)が、オーナーのテス(シェール)にダンスと歌の才能を認められてトップに上り詰めていくさまを描く。

 迫力のステージパフォーマンスで知られるクリスティーナだが、本作のダンスには苦労させられた。「ダンスのリハーサルは大変だった。ライブでは歌が第一にあってダンスは後からついてくるんだけど、本作では歌は全て事前録音。だからダンスだけに集中しなくちゃいけなかったの。これまでの人生でこんなに踊ったことってないわ」とColliderのインタビューで明かしている。あざだらけになってようやく完成したという華麗なダンスパフォーマンスは必見だ。

華麗なるステージの数々は必見!
Screen Gems/Photofest/ゲッティ イメージズ
文・構成:シネマトゥデイ編集部 市川遥

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