シネマトゥデイ

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イケメン調査隊Vol.71
バツグンの目力で役に憑依(ひょうい)する、引く手あまたの新進気鋭実力派俳優

<インタビュー>

Q:すごい映画タイトルですけど、オファーされたときの第一印象を教えてください。
びっくりしました。でも、良い意味のびっくりなんですよ。だから、作品に抵抗はなくて。「こういうのができるの?」「こういうタイトルのものを映画で作ってしまうんだ!」というワクワク感。新しいことができそうな気がするなーというびっくりでしたね。

Q:これまで演じてこられたキャラクターは直情的で熱い青年が多かったと思いますが、今回は29歳で童貞の引きこもり男という、真逆な青年ですね。
監督やプロデューサーが、僕のことをちゃんと見てくださったから、呼んでいただけたんだろうなと思いました。今まではあまり、悲しさも明るさもパーンとはじけるようなキャラクターは演じてこなかったのですが、ここまで振り切った役を僕に演じさせてみたいと感じてくれたことを、うれしく思いました。

Q:演じた遼太郎に共通するものを感じましたか?
遼太郎がいろんな思いを抱えていて、それを外に吐き出せない自分を変えたいと思っているのに、なかなかうまくいかない。世間からちょっとズレているという点が、すごくわかる気がします。そして、そんなズレを引き戻すのが、出会いだなと思うんです。僕が『11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち』で演じた森田必勝も、『おしん』の俊作も人との出会いによって大きく変わるキャラクターだったし、自分自身がそういう経験をして大きく変わりました。俳優の世界にも入ったし、そこで若松孝二監督との出会いもあったし……。だから、そんな僕がこの映画でちゃんとかよ(佐々木希)や晋作(松坂桃李)と出会えば、何か化学反応が起きると思った。ミニマムだけど、そこにみんなが共感できる世界を築けるんじゃないかと思ったんです。

Q:それにしても、オープニングから強烈な変顔でしたね。
もともとこういう顔つきなので、ちょっと何かやれば変顔になっちゃうんです(笑)。でもそれ以上に、オーブニングの重要なシーンだったので必死でした。遼太郎の抱えている悲しい一面を表現するところで、悲しいけれど、滑稽に見えてしまうシーンを、早稲田の学生街で撮影していたんです。遼太郎が過呼吸を起こして異常な行動を起こしているところを、人からすごーく軽蔑の目で見られて、ますます遼太郎を演じることで世の中にいる引きこもりの人たち、自分の思いを発せられない人たちに、良いきっかけになればいいなと思いましたね。

Q:遼太郎が一目ぼれをする女性、かよを演じた佐々木さんとの共演はいかがでしたか?
初めてお会いしたとき、目を見た瞬間に「あ、この人と深い関係になれる気がする」って思えましたね。だからとても素直に会話できたし、自然な距離感でいられましたね。芝居というより、「この人に思いを伝えたいんだ……!」という感じで演じられたと思います。

Q:松坂さんとの掛け合いもサイコーでした!
桃李くんとは「梅ちゃん先生」と「リバース ~警視庁捜査一課チームZ~」というドラマで共演してはいたんですけど、ほとんど一緒のシーンがなくて。でも、お互いに何か違うものを持っているなと感じていて、「今の僕らのイメージが全部覆るぐらいとっぴな、今しかできないものを映画でやりたいね」と二人で話していたら、その1週間後ぐらいにこの映画の話が来たんですよ。だから、この映画にはとても不思議な縁があるし、役と現実がシンクロしている。それがこの映画の強さにもつながっていると思いますね。

<一問一答>


Q:好きな映画は?
本作つながりで、『ナポレオン・ダイナマイト』『天才マックスの世界』。演じる前に観た作品ですけど、不器用な青年を描いた青春映画というところが、感覚的にも似ていますね。

Q:自分の性格を一言で表現すると?
太陽のような人。3歳の頃から、そうなりたいと思っていました。ほかの人からもよくそう言われます。自分が思っている方向に向かっているのかなって。ただ、太陽だから暑苦しいんですよ(笑)。たまにうっとうしい。でも必要なんです(笑)。

Q:好きな女性のタイプは?
友達からは、よく好きになった女性のことを「個性的で自分をしっかり持っている子だね」と言われます。それから、家族や自然を大切にする人でしょうか。

Q:好きな女の子へのアプローチは?
自分から思いを告げることもあるし、相手によって異なりますね。

Q:では初恋の思い出は?
僕は初恋の人に13回フラれました。同じ人に(笑)。で、14回目にやっと付き合えました。中学3年生から高校生にかけての時期でした。一目ぼれで、学校の先輩で……。もう、この話はお酒を飲みながらしたいです(笑)。

Q:もし今、時間があったら、何を一番にやりたいですか?
世界中の子どもと戯れたいですね。僕は子どもが大好きで、俳優になる前は保育士をしていました。今でもその夢は消えていなくて、関わっていたいから、休みのときは保育士をしていた頃の友達と絵本作りをしています。そして今も俳優をしながらでも、どうやったら子どもたちと関われるかということを考えています。この作品もPG12がついているけれど、たくさんの子が観てくれたらうれしいなって思っているんです。人生に何か行き詰まっていたり、人から見たらささいなことで悩んでいる子どもたちがこの作品を観て、一歩踏み出すきっかけになったら……って。

Q:放映中のドラマ「ドクターX ~外科医・大門未知子~(第2期)」では研修医を演じていますが、今後俳優としての野望はありますか?
怒られてしまうかもしれませんが、僕にはどういう役をやりたいとか、誰かと共演したいとか、そんな欲は全くないんです。そういうことじゃなくて、いろいろな仕事の中で出会っていく人たちときちっと出会って、その瞬間をきちんと感じられる人間でいたいと思います。そのために全力投球したいんです。もしも、俳優という仕事で野心を持ったら、僕はおしまいじゃないかなって思います。

 
取材・文:前田かおり 写真:奥山智明

作品情報

『陽だまりの彼女』

映画『風俗行ったら人生変わったwww』は11月6日よりネット配信開始
11月9日から12月6日まで全国109シネマズ・新宿ミラノにて公開
作品情報はこちら
オフィシャルサイト
コピーライト:
(C) 2013 「風俗行ったら人生変わったwww」製作委員会

佐野岳

生年月日 :1989年5月30日
出 身  :沖縄県
身 長  :177cm
血液型  :B型
趣 味  :写真撮影、料理、自転車
特 技  :スポーツ全般

芸歴:
2010年、舞台「おそるべき親たち」で俳優デビュー。2011年「花ざかりの君たちへ ~イケメン☆パラダイス~2011」、2012年NHK連続テレビ小説「梅ちゃん先生」に出演し、一躍注目を浴びる。映画『11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち』では数々の映画賞を受賞。映画『おしん』に出演しているほか、現在、ドラマ「ドクターX ~外科医・大門未知子~(第2期)」(テレビ朝日系)に研修医・鮎川司役で出演。来年も話題作への出演が予定されているなど、引く手あまたの新進俳優。

<映画>
■2011年
『11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち』
■2012年
『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』
■2013年
『おしん』
『風俗行ったら人生変わったwww』

<テレビ>
■2011年
「花ざかりの君たちへ ~イケメン☆パラダイス~2011」(フジテレビ)
■2012年
「梅ちゃん先生」(NHK)
■2013年
「リバース ~警視庁捜査一課チームZ~」(日本テレビ系)
「ドクターX ~外科医・大門未知子~(第2期)」(テレビ朝日系)

<ファンレターの宛先>
〒150-0021
東京都渋谷区恵比寿西2-17-12
エナ代官山302
株式会社ユマニテ
満島真之介 宛

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