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最新! 全米HOTムービー

世界の映画産業の中心、アメリカの最新映画情報を現地在住ライターが紹介する「最新!全米HOTムービー」。今回は、『ハンガー・ゲーム2』『ウォルト・ディズニーの約束』『ラッシュ/プライドと友情』を紹介します!(取材・文:明美・トスト / Akemi Tosto)

今、最もHOTな映画はコレ!

『ハンガー・ゲーム2』

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映画『ハンガー・ゲーム2』』より - © 2013 LIONS GATE FILMS INC.ALL RIGHTS RESERVED.

前作でハンガー・ゲームに勝ち残り、独裁に苦しむ人々に希望を与えたカットニス(ジェニファー・ローレンス)。図らずも国家の反逆分子となった彼女をうとましく思うスノー大統領(ドナルド・サザーランド)が、カットニスの抹殺を企てるべく歴代優勝者たちを集めたハンガー・ゲームを開催する、というのが続編のストーリー。

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映画『ハンガー・ゲーム2』』より - © 2013 LIONS GATE FILMS INC.ALL RIGHTS RESERVED.

カットニスがハマり役のジェニファー・ローレンスは、第85回アカデミー賞主演女優賞を受賞して以来、ますます輝きを増し、その存在感と美しさは、同性でもホレボレするほど。そして新たな悪役ゲーム・オーガナイザーとして登場するフィリップ・シーモア・ホフマンにもご注目。彼も第78回アカデミー賞主演男優賞受賞の演技派である。また、第4地区の出場者フィニックを演じる英国俳優サム・クラフリンは王子さまタイプのイケメンだが、戦うときのりりしい姿も手伝って女性ファンが急増中。

派手なアクションやSFXに加えて秀作には絶対欠かせない魅力的なキャラクターたちの人間ドラマが観ている者を引き付ける。『ハンガー・ゲーム2』が現在全米で、公開1週目の週末興行収入で第1作目を超える大ヒットを記録しているのも、そんな理由からだろう。

次にブレイクする映画はコレ!

『ウォルト・ディズニーの約束』

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映画『ウォルト・ディズニーの約束』のポスター - © 2013 Disney Enterprises, Inc.

楽しいミュージカル映画として知られるディズニーの名作『メリー・ポピンズ』。そんな映画誕生の裏に、こんな痛みが潜んでいたとは、誰が想像しただろうか? この作品は、映画『メリー・ポピンズ』が誕生するまでの秘話を描いた感動作品。ウォルト・ディズニー役にトム・ハンクス、そして自分の著書『メリー・ポピンズ』の映画化をかたくなに拒んだ女流作家パメラ・L・トラヴァースをエマ・トンプソンが演じ、監督にはアカデミー賞作品賞候補作品『しあわせの隠れ場所』ジョン・リー・ハンコックが起用されている。

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映画『ウォルト・ディズニーの約束』より - © 2013 Disney Enterprises, Inc.

トラヴァースを演じるエマの名演は、すでにアカデミー賞候補の呼び声も高く、映画賞の先陣を切って先日発表されたナショナル・ボード・オブレビュー賞では、見事にエマが主演女優賞を受賞している。これからのアカデミー賞レースに向けて幸先の良いスタートで、今回こそいよいよエマがオスカー像を手中にするのでは、という声も多い。また、トラヴァース専属のドライバーだったラルフを演じるポール・ジアマッティも非常にいい味を出しており、脇を固める役者たちも大いにドラマを引き立てている。最近、まれに見る繊細さで心を動かされること必至の秀作である。

ライターイチオシ映画はコレ!

『ラッシュ/プライドと友情』

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映画『ラッシュ/プライドと友情』より - © 2013 RUSH FILMS LIMITED / EGOLITOSSELL FILM AND ACTION IMAGE.ALL RIGHTS RESERVED.

大ヒット作品『アポロ13』『ダ・ヴィンチ・コード』ロン・ハワード監督が今度は、実際にF1の世界で起きた衝撃的な実話を基に、2人の伝説的レーサーの人間ドラマをパワフルに描き上げたのがこの作品。映画『マイティ・ソー』シリーズの主役として今やハリウッドのゴールデンボーイとなったクリス・ヘムズワースが、レースでも私生活でも自由奔放やりたい放題のジェームス・ハントを演じ、片やドライビングも私生活も冷静沈着な頭脳派、負けず嫌いのニキ・ラウダをドイツの演技派ダニエル・ブリュールが熱演している。

映像のハイテク技術を駆使した手に汗握るレースシーンや、ニキがレース中の事故で大やけどを負った後の壮絶な闘病生活を描いたシーンは、昨今の映画の中でも屈指のシーンといっても過言ではない。実は、アメリカでのF1人気は、欧州・アジアでの人気に比べるとかなり劣る。何を隠そうわたし自身もこの作品を観るまでは、この2人のレーサーについてまったく知識がなかった。でも、たとえF1にまったく興味がなくても、ニキとジェームスの生きざまを見ているだけで胸が躍り、熱くなり、声援を送りたくなるのがこの映画である。

【今月のHOTライター】

■明美・トスト / Akemi Tosto
高校よりロサンゼルス在住、CMや映画の製作助手を経て現在に至る。全米映画協会(MPAA)公認ライターとしてだけでなく、監督としても活躍中。短編作品『ボクが人間だったとき/ When I Was a Human』がアカデミー賞公認配給会社ショーツ・インターナショナルより配給され、まもなくiTunesとAmazonで日本版が発売予定。ツイッターもよろしく!→@akemi_k_tosto

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