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最新! 全米HOTムービー

世界の映画産業の中心、アメリカの最新映画情報を現地在住ライターが紹介する「最新!全米HOTムービー」。今回は『ミケランジェロ・プロジェクト』『ノン ストップ(原題) / Non-Stop』『ロボコップ』を紹介します!(取材・文:細木信宏)

今、最もHOTな映画はコレ!

『ミケランジェロ・プロジェクト』

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映画『ミケランジェロ・プロジェクト』より - © 2013 Twentieth Century Fox

本作は、監督としても『グッドナイト&グッドラック』『スーパー・チューズデー ~正義を売った日~』でその手腕を見せたジョージ・クルーニーが、作家ロバート・M・エドゼル著書「ナチ略奪美術品を救え 特殊部隊「モニュメンツ・メン」の戦争」の映画化に挑戦し、自ら主演・監督・共同脚本まで担当した意欲作。

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映画『ミケランジェロ・プロジェクト』より - © 2013 Twentieth Century Fox

その内容は、第2次世界大戦時にヒトラー率いるナチスによって歴史的に重要な美術品や文化財が破壊される前に、奪還を試みた連合軍のモニュメンツ・ファインアーツ・アーカイブズ(記念建造物・美術品・古文書)課に所属していた兵士たち「モニュメンツ・メン」を描いている。その「モニュメンツ・メン」の顔ぶれは、マット・デイモンビル・マーレイジョン・グッドマンヒュー・ボネヴィルボブ・バラバンジャン・デュジャルダン、というハリウッドの演技派ぞろいのスーパーチームで、観客を終始飽きさせないそれぞれの個性を浮き彫りにした演技が繰り広げられていく。

さらに、ジョージ演じるハーバード大学の美術館館長フランクが、この 「モニュメンツ・メン」を集めたため、美術の知識に関しては、長けているが、戦争に関してはズブの素人ばかりという設定。当然、頭でっかちの素人たちは、奪還する道中でさまざまな事件を巻き起こし、それらがコミカルに描かれている点に注目だ。そんなコミカルなアプローチが、世界大戦を描いたこれまでのドラマ作品と一線を画している。

次にブレイクする映画はコレ!

■『ノン ストップ(原題) / Non-Stop』

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映画『ノン ストップ(原題) / Non-Stop』より - © 2013 Universal Studios.

映画『アンノウン』ジャウマ・コレット=セラ監督とリーアム・ニーソンが再タッグした話題のアクション映画。リーアム・ニーソン演じる航空機内警備を担当する連邦保安官ビルは、ニューヨーク発ロンドン行きの飛行機に乗り込む。しかし、機上中に1億5,000万ドルもの大金を海外口座に振り込まなければ、入金されるまで乗客を20分ごとに一人ずつ殺していくという不審なEメールを受け取ったことで、姿を現さないハイジャッカーを命懸けで突き止めていくというもの。機内という限られた空間の中で物語が展開されるため、その緊迫感が観客に伝わってくる。

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映画『ノン ストップ(原題) / Non-Stop』より - © 2013 Universal Studios.

乗客はもちろん、パイロットやフライトアテンダントまでハイジャッカーの可能性があると、全てを疑うビルの心情へのアプローチが克明に描かれ、観客もその犯人をいつの間にか捜し始めていることだろう。そしてアルコール問題を抱えて異常をきたしたビルの行動に懸念を抱く乗客の反応も見どころで、乗客の信頼をなかなか得られない状況下、自分の判断を信じて捜査をしていく。そんな中、最初に隣に座ったジュリアン・ムーア演じる乗客ジェンや、ミシェル・ドッカリー演じるフライトアテンダントのナンシーが、ビルを信じて彼の指示に従っていく。また、さまざまな人間心理や人種的な先入観にさりげなく触れている点も見逃せない。

ライターイチオシ映画はコレ!

『ロボコップ』

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映画『ロボコップ』 より - © 2014 MGM/CTMG

1987年にポール・ヴァーホーヴェン監督、ピーター・ウェラー主演で描かれたオリジナル『ロボコップ』は世界中を席巻した。そしてこのたび、新たにそのリブート作品が映画『エリート・スクワッド ブラジル特殊部隊BOPE』(2010・日本未公開)のジョゼ・パヂーリャ監督のもと製作され、その主演にテレビシリーズ「THE KILLING ~闇に眠る美少女」ジョエル・キナマンが挑戦することとなった。

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映画『ロボコップ』 より - © 2014 MGM/CTMG

そのストーリーは、ロボット技術で世界的に名を馳せたオムニコープ社の社長レイモンドは、仕事をソツなくこなすが、全く感情を持たぬロボットビジネスに業を煮やし、科学者ノートンに新たなロボット開発を委ねた。すると、警官アレックスが銃撃戦で重傷になって担ぎ込まれ、彼を「ロボコップ」として開発するという設定。利益だけを追求し、無理難題を並べるレイモンド役にマイケル・キートン、人情的な対応を試みながらロボット製作に努めるドクター、ノートン役をゲイリー・オールドマンが演じ、この2人が「ロボコップ」開発上で道徳心を戦わせていくのが見どころ。

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映画『ロボコップ』 より - © 2014 MGM/CTMG

さらにアレックス / ロボコップ役のジョエル・キナマンの存在感が圧倒的で、オリジナルのピーター・ウェラーに劣らず、「ロボコップ」の葛藤をうまく表現している。この他にサミュエル・L・ジャクソンアビー・コーニッシュジャッキー・アール・ヘイリーが脇を固めている 。

【今月のHOTライター】

■細木信宏 / Nobuhiro Hosoki
海外での映画製作を決意し渡米。フィルムスクールに通った後、テレビ東京ニューヨーク支局の番組「ニュースモーニングサテライト」のアシスタントとして働く。現在はアメリカのプレスとして活動中。

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