シネマトゥデイ

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「寺島進の「月刊 てらじま便り」第15回:ついに公開!『イン・ザ・ヒーロー』の巻

ブルース・リーに憧れ、いつかアクション俳優として主役を演じることを夢見続けているスーツアクター・本城渉(唐沢寿明)の大きな挑戦を描いた最新作『イン・ザ・ヒーロー』。以前、撮影中の様子をお届けした本作がついに完成! 作中で本城の長年のスーツアクター仲間である海野吾郎を演じたアニキに作品への思いを語っていただきました!

今月の現場
今月の現場

今回の現場は、みんなすごく仲が良くて和気あいあいとしていたんだけど、その一方でアクションは一歩間違えると大ケガになるから、けっこう緊張感に包まれていたよ。ケガはもちろん怖いけど、アクションシーンの事故で亡くなった先輩もいる。ちょっと間違えたら命を落とすということを知っている分、余計に気を付けなきゃいけないっていう思いがあるの。

今月の現場
ケガは、俳優にとって命取りなんだ!

昔、俺が“斬られ役”をしていたときに稽古場でケガをして、先輩から「何してんだ!」ってものすごく怒られたことがある。現場でケガをしたら保険が下りるけど、あの頃は全部自費だったしね。それにケガをしたら、何もできなくなるから俳優にとっては命取りなんだよ。そういう思いがあるから、アクションシーンになると、若手のスタントマンに対してすごくピリピリしている自分がいたな。「あ、こいつ今気ぃ抜いてんな」っていうときがわかっちゃうんだよ。だから危ない動きをしているヤツがいると、かなり厳しく「気を引き締めろ!」って言ったよ。

注目はピンクの動き!
注目はピンクの動き!
昔にタイムスリップした気分だった!

ヒーローショーのピンク役は、実際に俺自身が20代の頃にやっていたことがあるから、タイムスリップした気分で演じていたよ。不思議なもんで体が覚えているんだよなあ、ピンクの動きを(笑)! 普段はガニ股なのに、ピンクを演じているときは頑張って内股にしたりね(笑)。あ、そうだ! エンドロールで、当時俺がピンクをやっていた頃の写真が出てくるんだよ。先輩の結婚式で、殺陣の型を披露したときの写真とか。かなり貴重な写真だから本編が終わってもすぐに帰らないように!

注目はピンクの動き!
本編が終わっても帰らないでくれよな!

劇中、ピンクの覆面をかぶっているシーンは、俺が演じているところもあれば、スタントの方にお任せしているところもあるんだ。違いがわかるかなあ。俺のスタントをやってくれた方は、もうずっとピンクを演じてきたベテランの方でね。今も現役でやられていて50代後半の方なんだけど、すっごく上手なの。ああいう方と一緒に仕事ができたことは良い刺激になったな。この前、「日本一の斬られ役」の異名を持つ福本清三さんが映画『太秦ライムライト』で賞を受賞したけど、俺も死ぬまで現役でいたいと思ったね。

共演者の素顔
共演者の素顔

映画のクライマックスで、本城が百人斬りをするシーンを観てもらえばわかると思うんだけど、唐沢くんは50代のヒーローだよな! 本当によく頑張ったなあ。全てワンカットで撮っているわけじゃないけど、実際に100人も斬っているからね。何日もかけて撮影して、ホントに大変だったと思う。あの日は撮影中も、カットがかかるたびに「あと20人だ……」「あと何人だ……」って、息を切らしながら言っていたよ。

共演者の素顔
現場は和気あいあいとして楽しかった!

スーツアクター仲間を演じた黒谷友香ちゃんたちとも、撮影前からずっと一緒に稽古していたから仲良くなれたよ。劇中に登場する「下落合ヒーローアクションクラブ」の写真も、みんなで駒沢公園に撮りに行ったり、アクションコーディネーターの方のトレーニングジムで撮ったりして。いい年した大人が、みんなではしゃぎながら撮っていたから、楽しかったよ!

映画『イン・ザ・ヒーロー』は9月6日より全国公開

映画『イン・ザ・ヒーロー』オフィシャルサイト
映画『イン・ザ・ヒーロー』作品情報

©2014 Team REAL HERO

今月の一枚
今月の一枚
photo by Susumu Terajima

「遠くへ行きたい 寺島進『海が俺を呼んでるぜ!』青森県八戸市」9月21日日曜日朝5時半から放送です。
日本テレビ系面白いよ(笑)。

寺島進PROFILE

1963年生まれ、東京都出身。三船芸術学院で殺陣を学び、殺陣師・宇仁貫三に師事。1986年松田優作監督作『ア・ホーマンス』で本格俳優デビュー。北野武に才能を見い出され、1989年『その男、凶暴につき』以降、北野映画の常連として注目を浴びる。

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