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映画『近キョリ恋愛』山下智久インタビュー

ツンデレ教師と天才女子高生との恋愛を描いた、みきもと凜のベストセラー漫画を、『君に届け』などの熊澤尚人が実写化した最新作『近キョリ恋愛』。女子は胸キュン必至のシーンが満載の本作で、魅力あふれる教師・櫻井ハルカを見事に演じてみせた山下智久が、撮影の裏側や男がグッとくる女性像などを語った。(取材・文:森田真帆 編集:山本優実)

UNOで築いた、スタッフとキャストとの信頼関係!

Q:世の女性全員をキュンキュンさせてしまうような役柄でしたが、ツンデレなご自身をスクリーンで観たときはどんなお気持ちでしたか?
正直最初は、自分の演技にばかり目がいっちゃって、客観的に観られなかったんです。普段の僕とかけ離れすぎていて、「誰だよ!」ってすっごく恥ずかしかったし(笑)。でも何回か観ていくうちにストーリーが入ってきて、そうしたらこの作品のピュアな部分を感じることができました。ピュアさを忘れた大人に観てもらいたいと思いました。

Q:教壇でのキスは、漫画のように絵になるシーンでしたね!
ありがとうございます。あのシーンは監督と相談しながら、角度を変えたりして、何度か試しながら作っていったんです。もともと原作は立ってキスをするというものだったんですが、それが映画では難しかったのであの形になったんです。

Q:熊澤監督の演出はいかがでしたか?
きちんと質問に答えてくれる監督です。どうして大人の男がこんなに悩むんだろう、こんなにつらい顔を見せるんだろうと思っていたことがあったのですが、そのときに監督に相談したら「大人になると多少免疫がついているけど、初恋のときって痛くて苦しくて、ちょっと彼女がほかのヤツと楽しそうにしているのを見ると、ふざけんなって思うでしょう。そういうことだよ」って言われて……。「そういうことか!」とすごく納得できましたね。

Q:実際の高校や街中、それから海などいろいろな場所でロケをされていますが、印象に残っている撮影現場はありますか?
もともと海が好きなので、海での撮影は楽しかったですね。それと空模様も、櫻井先生とゆにの心にすごくリンクしていて、ハッピーなときは晴れていて、切ないときは曇っていて……ってすごく天気に恵まれていたんです。

Q:共演の小松菜奈さんは年も離れていて、映画作品も長編2作目で山下さんが引っ張っていく立場だったと思います。きっと共演も緊張されていたと思いますが、どんなふうに関係を築かれたんでしょうか?
菜奈ちゃんは等身大の18歳で、真っすぐで素直という印象を持ちました。ただ、多少人見知りなところがあったので、休憩時間にスタッフも交えてUNOとかやっていましたね(笑)。僕、普段は現場でこういうことはしないんですけど、UNOという限られたルールで一緒に遊ぶことで、年齢差は結構縮まったと思います。スキップとかされてムカついたり(笑)。

Q:楽しそうな現場ですね! 皆さん仲が良かったのですか?
そうですね、雰囲気もとても良かったと思います。スタッフ全員が一致団結していいものを作ろうという気持ちがあったので、充実感を味わいながら演じていました。

イケメン先生役は、尋常じゃなく恥ずかしかった!?

Q:初めての先生役で、しかもツンデレ! 女子なら誰でも憧れてしまうと思いますが、そんな理想の男性を演じてみていかがでしたか?
最初の本読みをしたときは、尋常じゃなく恥ずかしかったんです。でも演じていくうちに、どんどん気持ちよくなってきちゃって、この役を演じる前よりもS度が上がった気がしました(笑)。

Q:女子生徒から騒がれるほどのカッコイイ先生という役柄でしたが、演じる上でどんなところを意識しましたか?
撮影初日の演技が、自分の中で全然納得できなくて、すごく悔しい思いをしたんです。そこで少しでもひるんだら負けだと思って、やけくそで演じてみたらうまくハマった感じでした。そのあとも「オレ、カッコつけているけど、何か?」みたいに、良い意味で開き直って演じていました。じゃないと自分を保っていられなかったです(笑)。

Q:原作は女性にとても人気がありますが、山下さん自身、原作を読んでいかがでしたか? 普段少女マンガを読むことってあるのでしょうか。
少女マンガを読むことはあまりないんですが、読んでみたら結構面白くて。男性側からすると女性ってこういうところに反応するんだというポイントを勉強できましたね。コンサートとかで、櫻井先生から盗んだ女性をキュンとさせるテクニックを使ってみたいです。

Q:櫻井先生との違いはどんなところでしたか?
僕は、あんなふうに相手に対して強く言えないですね。男友達には言えるんですけど。共通点というよりも、自分もこうありたいということですが、自分も櫻井先生のような立場になったときは、相手のことを考えて、相手の幸せを考えながら正しい答えを導いてあげたいです。

山下が語る、男がグッとくる女!

Q:この映画には女子の胸キュンポイントがたくさんありますが、男の人って胸キュンするときはあるのでしょうか?
男性が胸キュンするというと、エロい方向にいってしまうので(笑)。だから女性のような「清らかな胸キュン」はありませんね。

Q:櫻井先生がゆにをかわいいって思ったように、山下さんがこのシーンのゆにがかわいいと思ったシーンはありますか?
櫻井先生がゆにの家に行って、外から彼女の携帯に電話をかけるシーンですね。帰ろうとする櫻井先生に、ゆにがタタタッと走って追い掛けてきて、後ろからギュッて抱き締めて、彼が振り向いたら家に走って行っちゃう姿が、すごくかわいかったですね。

Q:教師と生徒という立場を超えてまで、彼がゆにに惹(ひ)かれたのはなぜだと思いますか?
最初はそこまで意識していなかったと思うんです。普通の生徒だと。ただゆにって予想外の行動をするんですよね。男って予想外の行動に弱いので、彼女が不器用ながら自分の気持ちを相手に伝えようと頑張るところを見て、どんどん惹(ひ)かれていったんだと思います。

Q:ギャップ萌えってあるんでしょうか?
あると思いますね。たとえばすごく強気なキャリアウーマンの人が、ふと見せる女性の顔みたいなところにグッときちゃうと思うんです。

Q:もし男性にオススメするなら、どんなところでしょうか?
小松菜奈ちゃん、水川あさみちゃん、山本美月ちゃんのかわいさ! みんなそれぞれいいシーンがあるんですが、僕は水川さんが演じた滝沢に一番リアルを感じましたね。「わたし、そんな良い女じゃないよ」って言うところに男性はグッとくると思います。あと二人(小松と山本)に関しては、彼女たちがお互いを思い合って泣くシーンがあるんですけど、そのピュアさが良い。それからゆに(小松)が好きっていう気持ちの伝え方がわからなくて、紙に書いてくるところとか、すごくかわいいですよね。男って、不器用な女性を見ると助けてあげたいという気持ちになるんです。その点では女性のハートも男性のハートもつかんでいる作品だと思います。

取材後記

主演として周りを引っ張っていったエピソードを聞くと、山下の男らしく頼もしい性格が見え隠れする。普段は恋愛映画を演じるのは苦手だと話しながらも「恋愛映画に出演してほしいというファンの皆さんからのリクエストがあったので、喜んでいただければ」とニッコリ。ファンのために一肌脱いだ山下が見せる“壁ドン”シーンは、多くの女性のハートをわしづかみにするはずだ。

映画『近キョリ恋愛』は10月11日より全国公開

映画『近キョリ恋愛』作品情報>

映画『近キョリ恋愛』オフィシャルサイト>

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