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イケメン調査隊
イケメン調査隊:第88回『脳内ポイズンベリー』古川雄輝
インタビュー
『脳内ポイズンベリー』古川雄輝
どこか普通じゃない部分が、人の興味を引く

Q:主人公のいちこ(真木よう子)が恋に落ちる早乙女は、何を考えているかわからないところがありますよね。
男から見ても、「ああいうタイプはいそうだな」って思いました。どこか普通じゃない部分が、「何なのだろう?」と思わせて人の興味を引くんですよね。変な人だと思いつつ、その時点でちょっと気になってしまうというか。彼のそうした部分がモテる要素なのだと思います。それで部屋が汚かったりするから、年上の女性は面倒を見てあげたいと思うのかも。僕自身は、彼の部屋が汚いのは美大出身だからと勝手に解釈していました。集中してモノを作る能力や特殊な才能があるから、ほかに注意がいかなくて部屋が汚くなるのかなと。早乙女ってマイペースで自由で、それが彼の作る彫刻にもつながっているのです。

『脳内ポイズンベリー』古川雄輝
早乙女は、僕自身と似ている部分も多いんです

Q:演じる上で意識したことは何ですか?
早乙女って基本的に子供なんです。腹を立てるとムスッとするし、喜ぶとうれしい顔になる。そこで感情を素直に表情に出すよう意識しました。何を考えているのかわからない部分は、原作を読んだり佐藤(祐市)監督を頼ったりして。僕自身と似ている部分も多いんです。僕も結構、子供なので(笑)。早乙女は回鍋肉のキャベツをどかしながら食べますが、僕も二十歳まで野菜を食べられなくて、ラーメンはネギをどかして食べていました。マイペースな部分も似ていたので、そうした部分は生かしつつ。かつ脳内パートのコミカルでオーバーな演技と違い、現実パートはできるだけナチュラルに自然体でやろうと。演技プランを作り込まず、セリフだけ覚えていく感覚でした。監督からは具体的で細かい指示が多かったので、それに応えるためにも作り込まないカタチを取ったんです。

『脳内ポイズンベリー』古川雄輝
映画『脳内ポイズンベリー』より

Q:撮影中、真木さんにトキめいた場面はありました?
本当にかわいらしかったのですがそれどころじゃなくて……必死でした(笑)。かなり心配性なのでどのシーンも、「しっかりしなきゃ!」と思ってキュンとするどころではないんです。もしキスシーンでNGを出してしまったら、もう一度キスをしなきゃいけなくなりますよね。僕はいいですけど(笑)、真木さんに迷惑を掛けてしまう。それはいけないなと。

Q:いちこのような女の子をどう思います?
思いを相手に伝えずにため込み、勝手に解釈した結果ケンカになる。そこはいちこの悪いところですよね。脳内会議が活発で何を考えているのかわからない子より、わかりやすいほうがいい。僕も感情をわかりやすく出しているだろうから相手に読まれているだろうし、僕も相手を読みたいです。女性特有の「なんでわからないの?」みたいなのはイヤです(笑)。

『脳内ポイズンベリー』古川雄輝
映画『脳内ポイズンベリー』より

Q:古川さんは現実パートのみの参加でしたが、完成した映画を観て驚かれたことも多かったのでは?
脳内パートと現実パートは別々に撮っていたので、初めて知る感覚でゲラゲラ笑いながら観ました。皆さんかわいらしかったし、撮影も楽しかったんだろうなって。僕は現場に行くたびにいちことケンカして帰ってきて、たまにキスして……みたいな(笑)。シリアスなシーンが多かったですね。

一問一答
『脳内ポイズンベリー』古川雄輝
子供のころに観た洋画は憧れの世界そのもの

Q:好きな映画は?
『シンドラーのリスト』。長いけど全然飽きないし、『ヒトラー ~最期の12日間~』など、戦争モノが好きなんです。基本的に洋画が好きです。中でも『スター・ウォーズ』最初の3部作や『ダイ・ハード』『ターミネーター2』等、1980~1990年あたりにはやった作品が好きですね。この仕事を始める前に、好きで観ていたせいかもしれません。子供のころに観た洋画は憧れの世界そのものでしたから。

Q:1日休みがあったらどう過ごします?
寝ます! 1週間あったら旅行へ行きたいけど、なんだかんだでどこにも行かないんですよね。それで猫が好きなので猫カフェに行ったりして。たくさんの猫がいる神社に猫を見に行ったりもします。もともと犬も好きで、動物全般が好き。中でも猫には癒やされます。

『脳内ポイズンベリー』古川雄輝
「それを知って死ぬのか、知らずに死ぬのか?」

Q:出掛けるなら、ほかにはどんなところへ?
行ったことのないお店に入るのが好きです。とくにラーメン店。同じ店に5回行ったら5回分の記憶は残らないけど、一度だけ行ったお店って絶対記憶に残りますよね。そうして記憶を増やしていきたいんです。だから毎回調べて、入るのに1時間並ぶ店にも行きます。すると「1時間並んでおいしいご飯を食べた」という記憶が残り、時間の無駄にならないから。

Q:それは経験を増やしたいということですか?
大げさに言うと「それを知って死ぬのか、知らずに死ぬのか?」ということ。だからお風呂も嫌いです。毎日入るものだし、洗うパターンも同じ。前日にどんな洗い方をしたかなんて覚えていないですよね。新しい記憶がインプットされないから、30分入っていたら1日30分ずつ無駄にするのと同じ。そこで毎日違うところから洗うとか、違うセリフの練習をするとか、違う音楽を聞きながら入ります。

『脳内ポイズンベリー』古川雄輝
恋愛には消極的!?

Q:すると睡眠も嫌いなのでしょうか? でもさっき……。
寝るのは……寝ます! それはしょうがない(笑)。

Q:付き合う女の子も毎回違うタイプがいいとか?
そこは特に指定はないです。今回は違うタイプなんてそんな、選び放題じゃないです(笑)。

Q:好きな女の子がいたら積極的になりますか?
僕は無理ですね。でも相手が高校の先輩で卒業しちゃうとか一緒の仕事が終わって今後会えないとか、「いま伝えないと一生伝えられないかも」という状況になったら積極的にいくかもしれません。

『脳内ポイズンベリー』古川雄輝
自分とはかけ離れた役やイメージにない役をやってみたい

Q:今度演じてみたい役はありますか?
少女漫画原作のもの、クールだったり頭が良かったり、ナヨッとした役が多いんです。そこで自分とはかけ離れた役やイメージにない役をやってみたいです。すごくテンションの高い役とか、殺人者や犯人、悪役とか、頭のおかしい役とか。

Q:海外の作品にも興味があるそうですね。
それは目標の一つに掲げています。日中合作ドラマで主演させていただいたり、舞台ではイギリスでの公演を行ったり、現在は主演の日韓合作映画を撮らせていただいたりするのですが、今後もいろいろな海外の仕事をしたいと思っています。

Q:俳優としての理想像はありますか?
目標とする俳優さんは特にいません。理想は海外で働けるようになることと、頭の良い、頭の回転の速い俳優になること。その場にあるものを芝居に取り入れたり、監督のリクエストにすぐ反応して、いくつもの演技プランを思い付くとか。そういう俳優に憧れます。

『脳内ポイズンベリー』古川雄輝
自分に足りないものは「経験」

Q:今の段階で、自分に足りないものは何だと思われますか?
「経験」ですね。お芝居はやればやるほどうまくなる面があるかもしれませんが、難しさも知るので結局目標に追いつけません。ずっと追い掛けているだけ、という感覚です。

Q:自分の欠点は?
自信がないこと。自分自身も、お芝居をするときも。お芝居ではひるんだり遠慮するのが一番よくないと思うんです。例えば今回の映画で、監督から「20パターン撮る」と言われたシーンがありました。うそだと思ったけど本当で。すると途中で心が折れそうになりますが、そうした場合でも自信を持ってやらなきゃいけないですから。

取材・文:浅見祥子 写真:金井尭子

映画『脳内ポイズンベリー』は5月9日より全国公開

インフォメーション
『脳内ポイズンベリー』
©水城せとな/集英社 © 2015 フジテレビジョン 集英社 東宝

映画『脳内ポイズンベリー』
テレビドラマ「失恋ショコラティエ」などで知られる水城せとなの人気コミックを実写映画化。7歳下の男性と年上の男性とのややこしい関係に苦悩するアラサー女性の脳内世界で、さまざまな役割を持つ脳内会議メンバーが討論を繰り広げるという異色の設定で描く。ヒロインは真木よう子、彼女の脳内世界で会議を取りまとめる議長役にテレビドラマ「MOZU」で真木と共演した西島秀俊。そのほか古川雄輝、神木隆之介、浅野和之ら、多彩なキャストが集結。

オフィシャルサイトはこちら

作品情報はこちら

プロフィール
『脳内ポイズンベリー』古川雄輝

生年月日:1987年12月18日
出身:東京都
身長:180cm
血液型:O型
趣味・特技:ブレイクダンス、バスケットボール

芸歴:2010年にデビュー。主な出演映画は『高校デビュー』『ロボジー』『永遠の0』『まほろ駅前狂騒曲』など。テレビドラマ「イタズラなKiss~Love in TOKYO」がアジアでも人気を呼び、 日中合作ドラマ「不可思議的夏天」(邦題「不思議な夏」)に出演。『猟奇的な彼女』クァク・ジェヨン監督の日韓合作映画『風の色(仮)』(2016年春公開予定)では主演を務めるなど、今後さらなる活躍が期待される。

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古川雄輝 公式ブログはこちら

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