シネマトゥデイ

実録!映画製作

■「実録!映画製作『1人1食100円で』~女優・中原翔子、初めてのプロデュース~」第17回

 これまで数多くの映画に出演してきた「知る人ぞ知る」女優・中原翔子が、映画を作ると決心! プロデューサー早川ナオミとして一本の映画を完成させる、立ち上げから劇場公開までの道のりを追う。理想と現実のはざまで揺れながら繰り広げられる予算との仁義なき戦い! われわれの想像を超える、壮絶な「映画作り」を目撃してもらいたい!

■ナオミの自宅がMAスタジオに!

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自宅がMAスタジオに変身!

 アフレコを終えて、ついに完成も間近となったオムニバス映画『愛∞コンタクト』。今回は、完成した映像に効果音などを付けていく音声編集作業(MA)を行います。これで仕上げ作業もほぼ最終段階です。「全体的な流れもあるし、今回はオムニバスの3本まとめてMA作業を行おう!」と決意したナオミ。

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MAを眺めるナオミ

 とはいえ、3人の監督たちのスケジュール調整は大変で、MAスタジオを押さえるのは、もしキャンセル料が発生してしまったことなどを考えると、非常にリスクが大きい。そんなとき、録音・整音を担当する臼井勝の「(ナオミの)部屋でアフレコができたんだから、MAもできるんじゃない?」という提案に、ナオミも思わずガッツポーズ! ナオミの自宅の階下に人が住んでいないことなど、騒音問題についてもほぼ問題ないであろうということで、「よし、やっちゃえ!」。映画は勢いも大事なのです。

■監督も思わず「楽しい……

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まるでオーディオマニアの部屋?

 ナオミの自宅をスタジオ代わりに使うことも決定し、モニターの横には大きなスピーカーとHDDなど、MAに使用する機材を設置。ナオミも「これがベストだとは思わないけど、できる限りのことはやりたいから」と語る通り、ナオミの自宅は一気にMAスタジオへと変貌を遂げました。というわけでまずは渡辺あい組『感電』から作業はスタートです。

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渡辺監督、カイカン!

 コーヒーメーカーでコーヒーをいれる音。上着を脱ぐきぬ擦れの音。静電気の音など、映像と音が一体化していき、1本の映画として完成していくさまを目の当たりにした渡辺あい監督も思わず「楽4しい……」とポツリ。映像を観ていくうちにどんどんとイマジネーションが湧いていったようで、「あの音はないですか?」「この音はもう少し後の方から出せませんか?」などなど、臼井へのリクエストも熱が帯びていきます。

■MA後のプレビューで幸福感に包まれる

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何と、今日のメシは150円です! 贅沢!

 この日の食事はナオミが担当。メニューはチンジャオロースと大根サラダです。お肉を多めに入れたため、1食100円ならぬ150円と少し奮発してしまいましたが、監督、臼井たちにスタミナをつけてもらいたい。そんな思いから、ナオミの料理にも力が入ります。

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この日の作業は朝まで! 食事中もチェックが欠かせません。

 結局、この日のMA作業は翌朝まで続きました。渡辺監督は「MAによって作品が肉付けされていくうれしさと、創作そのものの楽しさが相まって、多幸感に包まれた一日でした」と充実した表情。MA後のプレビューを観ていたナオミも、やはり多幸感に包まれていました。「反省点はたくさんありますが、その反省以上に今はやり切ったすがすがしさに感動しています。こんな気持ちになれるなんて、もしかして生まれて初めてかも。今はまず、助けてくださった皆さまへの感謝と、自分自身を褒めてあげたいという気持ちでいっぱいです。監督たちもきっと、同じ気持ちだと思います」。

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お披露目はもうすぐ! がんばれ女性監督たち!

■早川ナオミの今月の一言!


中原翔子 PROFILE

中原翔子01

熊本県出身。明治大学在学中よりモデルとして活動後、女優デビュー。高橋洋作品の常連であり、三池崇史井口昇など海外でも支持されている監督の作品にも多数出演。国内外を問わず、知る人ぞ知る女優である。ニックネームは“地獄のしょこたん”







<近況>7月9日より、音楽青春ゾンビ映画『メタルカ-METALCA-』(内田英治監督)のDVDが発売です!
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作品情報

7月18日~24日、ラピュタ阿佐ヶ谷にて映画『WHO IS THAT MAN!? あの男は誰だ!?』(沖島勲監督)が上映されます。
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作品情報

取材・文:壬生智浩 カバー写真:高野広美

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