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ブライス・ダラス・ハワード&木村佳乃
『ジュラシック・ワールド』
子供と一緒に観られるか?迫力満点すぎる恐竜たち
『ジュラシック・ワールド』ブライス・ダラス・ハワード&木村佳乃 単独インタビュー

取材・文:小林真里 写真:金井尭子

全米ですでに興行収入6億ドル(約720億円、1ドル120円計算)を超えるメガヒットを記録している、スティーヴン・スピルバーグ製作総指揮の超大作『ジュラシック・ワールド』。シリーズ第1弾から22年の時を経て、ついにオープンした恐竜たちがいる夢のテーマパーク「ジュラシック・ワールド」を舞台にしたアクションアドベンチャーだ。そんな本作のヒロイン、クレアを演じたブライス・ダラス・ハワードと、日本語版でクレアの声の吹き替えを担当した女優の木村佳乃が本作の魅力について語った。

■子供と一緒に観たい……

Q:『ジュラシック・ワールド』はアメリカでメガヒットを記録していますね、おめでとうございます。この成功についての率直な感想を教えてください。

ブライス・ダラス・ハワード(以下、ブライス):こんなに多くの人が観てくれる映画に関わることができたなんて、本当に信じられないことだわ。こうやって来日もできたし。もうすぐ、日本で公開されるのも楽しみ。映画の製作当初から、多くのお客さんとつながることができる作品になる予感がしていたけど、最高の気分ね。

Q:封切り後にも、映画館でこの映画を観ましたか?

ブライス:何度か観たわ。3D版は2、3回観たし、2D版も観た。(隣の木村佳乃のほうを見て)あなたが吹き替えをしてくれた日本語版も観たわよ! 素晴らしかったわ! 観ながら「わたしもあんなふうにセリフを言えばよかった」ってずっと考えていたの。

Q:木村さんは、この迫力満点の超大作を観てどう思われましたか?

木村佳乃(以下、木村):実はわたし、吹き替え用の完成前のラフバージョンしかまだ観ていないんです……。それでも十分楽しかったのですが、公開したら映画館で3D版を観るのを今から楽しみにしています。あと、一つブライスさんにお聞きしたいことがあるのですが、お子さんたちは『ジュラシック・ワールド』をもう観ましたか?

ブライス:ううん、まだ観ていないの。2人とも小さいから。

木村:子供には、この映画は怖いですかね?

ブライス:両親が責任を持って判断しなければいけないと思うわ。(コリン・トレヴォロウ)監督の息子ノーランがまだ6歳なんだけど、彼と一緒にこの映画を観たの。そのときも「大丈夫? 怖くない?」って上映中ずっと彼の状態を確認していたわ(笑)。10歳とか11歳の子は、問題なくこの映画を観られると思うけど、それよりも小さい子の場合は、親御さんがしっかり彼らが大丈夫かどうか確認したほうがいいと思うわ。

木村:うちの長女はまだ3歳なんですけど、彼女は観られるかなって思っています。娘と一緒に映画館で映画を観たことはあるんですよ。『アナと雪の女王』と『シンデレラ』。

Q:そうなんですね!

木村:そのときは、2時間おとなしく映画館の椅子に座って楽しく観ていたんですけど、『ジュラシック・ワールド』はどうかなって思って(笑)。前に『ジュラシック・パーク』は、家で娘に観せたんですよ。内容がまだわからないみたいですが、観ていましたね。できれば『ジュラシック・ワールド』も、娘と一緒に観に行きたいんですけど。

ブライス:3歳の子は、まだやめておいたほうがいいんじゃない?(笑)

木村:じゃあ、やめておきます(笑)。

■絶妙なロマンスがシリーズの新基軸

Q:ブライスさんに質問です。アクションにドラマと迫真の演技の連続で、撮影中はアニマトロニクス(ロボットを使って動物の動きを再現する技術)の恐竜も使用したようですが、「本物の恐竜が目の前にいる」ことを想像し、演技する上で、どんな工夫をされたのでしょう?

ブライス:うーん、そうね。本物のジュラシック・ワールドで撮影したし、アニマトロニクスの恐竜もいたから、それほど演技は難しくなかった。そこまで想像力を働かせなくても大丈夫だったかな。だから撮影自体は楽しかったわ! それよりも『ジュラシック』シリーズの過去作のキャストのほうが、当時の撮影技術でどうすればいいかわからなかっただろうから、もっと大変だったと思うわ。

Q:木村さんは、そんな大人気シリーズ最新作のヒロイン・クレアの声を吹き替えしてみていかがでしたか?

木村:ブライスさんの演技に沿って、クレアの声の演技をすることに集中しました。英語のせりふを日本語にすると、やはり文法が違うので、吹き替えをする場合に苦労することが多いんです。日本語と違い、英語のほうが勢いよく一気に話せますから。でも今回は、吹き替え用の日本語訳がとても良くて、無理にテンションを上げたりする必要もなくスムーズにできました。それから、クレアとクリス・プラットさん演じるオーウェンの二人のやりとりが好きでした(笑)。1回デートはしたけど、その後進展はなくて……なんとも言えない繊細で微妙な関係がとても良くて。その部分の吹き替えは、楽しんでやりました!

ブライス:あの二人のやりとりのシーンでの、あなたの吹き替えは素晴らしかったわ! 映画に新しい要素を加えてくれたと思う。

木村:えっ、本当ですか?

ブライス:ええ、本当よ! あと、このシリーズの過去作になくて『ジュラシック・ワールド』にしかない新しい要素はロマンスだから。このシリーズのファンには新鮮だと思うわ。

■キャリアウーマンが恐竜に立ち向かう!

Q:クレアは仕事熱心すぎるキャリアウーマンでありながらも、後半は果敢に自分のおいたちを守ろうと命を懸ける勇気のあるヒロインでした。同じ女性として、クレアはどんな女性だと感じましたか?

ブライス:クレアは映画の中で成長するの。前半の彼女は、ちょっと悪い人間ね。価値観がかなりずれてしまっている。というのも、彼女は「ジュラシック・ワールド」という会社を経営していて、利益を追求しなければいけない。そのおかげで、自分の人間性というものを少し忘れかけている。でもストーリーが進むにつれて、彼女は自分自身と、さらに二人のおいとオーウェンと精神的につながることで、自分のことを再び探し始めるの。そのことで強さとパワーを手に入れるのよ。クレアにとって劇的な変化であり、素晴らしい旅路ね。

木村:わたしは声を演じただけですけど、ブライスさんが演じるクレアを見て、会社の運営で一生懸命頑張って仕事に打ち込むあまり、本来の自分を忘れかけているだけで、本当は心の温かい人なんだろうなって思っていました。

Q:最後に、お二人にとってのこの映画の一番の見どころを教えてください。

ブライス:恐竜ね! 本当に最高だから。あと、ジュラシック・ワールドを実際に見られるのは楽しいと思うわ。フルに稼働している、毎日2万人が来場する超巨大で印象的で刺激的なテーマパークだから。個人的にも、22年間オープンが待ち望まれてきたこのテーマパークを見ることができ、さらにそれに携わることができて、本当に興奮したわ。

木村:わたしも恐竜です。あともう一つ、ブライスさんの演じたシーンですごく好きなシーンがあるんです。フォーマルな服を着ているクレアが、オーウェンに「それでどうやって戦うんだ」的なことを言われて衣装を脱いでいくところです。本当にかわいくて大好きなシーンなんですけど、吹き替え版の監督にそのシーンに「声をつけて」って言われたときは、なかなか難しくて。結構苦労しました(笑)。

『ジュラシック・ワールド』における実質的な主役だと感じさせられた、クライマックスシーンでの大活躍ぶりが印象的だったブライス・ダラス・ハワード。大ヒット作のヒロインとして、今や世界中で認知されるハリウッドスターに上りつめた感があるが、当人は至ってフランクで明るくチャーミングな女性。吹き替えを担当した木村は、ブライスと英語で流ちょうに仲良く会話をしていて、まるで以前からの友人同士のようでほほ笑ましかった。日米女優という貴重な組み合わせのインタビューは、とても華やかでポジティブなオーラに満ちていた。

映画『ジュラシック・ワールド』は全国公開中

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