『スター・ウォーズ／フォースの覚醒』来日記者会見レポート

　11日、舞浜のシェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルで行われた、最新作『スター・ウォーズ／フォースの覚醒』の来日記者会見の様子をレポートします！　J・J・エイブラムス監督、デイジー・リドリー、ジョン・ボイエガ、アダム・ドライバー、そしてBB-8も登場しました。

縁起のいい予感

　来日記者会見の前に、東京ディズニーランドで監督＆キャストの特別な写真撮影がある予定でしたが、暴風雨のために中止となりました。シンデレラ城とゲストたちという、記念すべき瞬間は写真に収められず残念！　でも、「雨が降る」ということは「お客さんが降るように入る」という、縁起のいいジンクスでもあります。

　会見場には約1,000人もの報道陣が集まりました！

日本のファン大興奮の秘密が明らかに

　多くの報道陣とカメラのフラッシュに驚いた様子のゲスト一同。注目度の高さに、監督も満足気でした。

　ストーリーに関しては、秘密主義を通している本作。少しでも何か新しい情報を聞き出したいと、質疑応答では記者から監督への質問が集中しました。笑顔で「No！」と即答した監督ですが、「I love Japan!」と言ってくれた大の親日家な監督だけに、とびきりの秘密を明かしてくれました。劇中には「タコダナ」という惑星が登場するのですが、それは監督が初来日の際泊まったホテルが高田馬場から取ったネーミングなのだそうです。もともと『スター・ウォーズ』シリーズは、ジョージ・ルーカス監督が黒澤映画に影響され、和の要素をいろいろなところで取り入れていますが、このネーミングは、その意思を受け継いだ、J・J・監督なりのオマージュなんですね。どんな惑星で、どんな役割を担っているのか……日本の観客はその点も楽しみが増えました！

　砂漠の惑星ジャクーで家族を待ち続ける孤独なヒロインを演じたデイジー。今年の4月に初来日して以来、2度目の来日を果たした、新ヒロインのデイジーはとにかく表情が豊か！　会場の記者たちの様子を見ては手を振ったり、拍手をしたりとリアクションしてくれていました。その輝くような笑顔に、男性記者から「かわいい」とのつぶやきもちらほら。デイジーの明るい人柄に、会場中が和やかな雰囲気になりました。

　ストームトルーパーの脱走兵という役どころのジョン。初来日のジョンは暴風雨のため撮影がキャンセルになった時間を利用して、秋葉原へショッピングに行ったそう。「ロボットや太鼓など、本当ならいらないようなものまでいっぱい買っちゃったよ！」とフランクに話し、会場を沸かせました。「日本の人たちはすてき！」と滞在を満喫し、日本に好印象を持ってくれたようなので、またすぐにでも来日してください！

　ダース・ベイダーを受け継ぐ存在として、謎に満ちたカイロ・レンにふんするアダム。ジョンと同じく初来日のアダムは、演じたカイロ・レンのようにミステリアスな雰囲気。質問に対して、ていねいにじっくり答えるタイプで、マイクを両手で持って言葉を選びながら話す姿が印象的でした。役づくりの際、黒澤明監督の『七人の侍』や『隠し砦の三悪人』を参考にしたそうです。さらに「ライトセーバーは彼自身が作った粗削りなもので、それは彼自身がまだ未知な部分が多いからだとわかる」と、彼が持つ十字のライトセーバーの設定について明かしました。

特別ゲストはかわいいあの子

　フォトセッション時には、劇中でデイジー演じるレイの初めての友達として、重要な役どころを務めるBB-8が登場！　コロコロと進む愛くるしい姿に、会場から拍手が起こりました。

　監督が劇中でのBB-8について、「役者を食ってしまうほど」だと紹介していましたが、会見場でも皆の視線を独り占めにしていました！　そこにいるだけで和やかな雰囲気になり、それまで少し緊張しているような表情だったアダムの表情もにこやかに！

　デイジーとジョンは、終始仲良さそうに話していて、フォトセッション中も「ね～！」と顔を見合わせて楽しそう！

　BB-8も「ね～！」とばかりに、斜めに首をかしげていました。本当にかわいい！

　BB-8にも大きな拍手を！　公開前からすでに大人気の新キャラクターです。

　ゲストと一緒に退場した後、「ピロロロロロッ」と一瞬戻って来たBB-8。本当にお茶目な子です。劇中でどんな活躍を見せるのか、ますます楽しみ！

（編集部：香取亜希）