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これがマット・デイモン流!超ポジティブな火星サバイバル術

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 マット・デイモンが火星に取り残される宇宙飛行士にふんしたサバイバル超大作『オデッセイ』。先だって公開されたアメリカではリドリー・スコット監督(『グラディエーター』『エイリアン』)作品史上ナンバーワンの大ヒットを記録したほか、アカデミー賞ノミネートも有力視されています。誰もが本作に熱狂する理由は、何といってもマット演じる宇宙飛行士マーク・ワトニーがとても過酷な状況を超ポジティブに切り抜けていく姿が痛快だから! どんなときもユーモアを失わない、彼のユニークな火星サバイバル術をご紹介します。

CASE1:火星にたった独りで取り残され、通信手段ナシ。精神状態を心配するNASA…

→ワトニー「ディスコミュージックばっかで死ぬんですけど!」

『オデッセイ』

 ルイス船長(ジェシカ・チャステイン)の下、植物学者&メカニカル・エンジニアとして有人火星探査ミッションに参加していたワトニー。しかし火星滞在18日目、猛烈な嵐に襲われ、宇宙船へ退避する際に一人、暴風に吹き飛ばされてしまった彼は、船長やほかのクルーから死亡したと思われて火星にたった独り取り残されてしまいます。でもワトニーは生きていました! ケガを負いながらも命からがらハブ(火星での拠点となる住居)に戻った彼は、ビデオログ(ビデオ日誌)のスイッチを入れ、ワトニーは死んだと思っているであろう人々に向けて「サプラ~イズ!」と自身の生存を報告します。もちろん地球との通信手段はなく、ビデオログを見る人は誰もいませんが……。

 一方、一度はワトニーの死亡を発表したNASAですが、火星の衛星画像から彼が生きている証拠を見つけ驚きます。火星ミッションの総括責任者カプーア(キウェテル・イジョフォー)は「地球からの距離は2億2,530万キロ、NASAにも見捨てられたと思っている。それが精神にどんな影響を及ぼすのか。彼は今、何を考えているのか」と心配して苦悩しますが、火星のワトニーは「マジで死ぬんですけど! これ以上ディスコミュージックを聴かなくちゃならないなら! オーマイガッ! ルイス船長~今世紀の音楽を何か持ってこられなかったんですか!?」。……彼の目下の悩みは、火星にはルイス船長のディスコミュージックコレクションしか聴ける音楽がないことでした。“火星にたった独り&地球とも通信できない”という絶望的な状況でも、悲観するでも誰を恨むでもなく今できることをするワトニー。そう、そんな前向きさが、火星で生き残るためには必要不可欠なのです。

CASE2:水も空気もない絶対絶命の状況、そして絶対足りない食料…

→ワトニー「科学を武器に、生き残る!」

『オデッセイ』

 絶望的に生存不可能と思われる火星で、植物学者であるワトニーは持ち前の科学の知識を使って水や空気を作って生き延びようと動き始めます。NASAが次に有人火星探索ミッションを予定しているのは4年後なので、ワトニーはその時に救助してもらうべく、とりあえず4年間生き延びることを目標に計画を練りました。しかし今ある食料は300日分だけ。1回の量を減らしていったとしてもせいぜい400日分しかなく、約3年分の食料が不足しています。

 外気温マイナス55度の火星は当然何も育たない不毛の地ですが、今こそ植物学者としてのワトニーの真価が問われる時! 頼みの綱は、感謝祭イベント用に持ってきていた生のジャガイモ数個です。ワトニーはハブまるまる一つをジャガイモ畑にするという英断を下して室内を火星の土でいっぱいにし、クルーたちが残していった排泄物を肥料用に漁り(「これがヨハンセン(ケイト・マーラ演じる若い女性宇宙飛行士)のか~」とかチェックしながら)、臭さに鼻をつまみながらも農業ができる土を作り上げてしまいます。

 ハブには水再生器と備蓄があるので当面の飲み水には困らないのですが、ご存知の通り火星の土はカラッカラの完全に乾燥した状態。ジャガイモを育てるには水が全然足りません。孤立無援のワトニーに味方するのはやっぱり科学の知識です。ロケット燃料から拝借してきた水素に酸素を加えて爆発させるという、ハブの中でやるには危険すぎるやり方で黒焦げになりながら、そして「ファッ○・ユー、火星」と火星に悪態をつきながらも水を作り、たくさんのヘルシーな有機ジャガイモ(火星産!)を作ることに成功しました。

CASE3:外気温はマイナス55度。探査車ではヒーターを使わないと凍え死ぬ! でも使えば電池切れでたどり着けない…

→ワトニー「プルトニウムと『ホット・スタッフ』で解決だ!」

『オデッセイ』

 実は4年後の有人火星探索ミッションでクルーがやってくるのは現在ワトニーが居る場所から3,200キロ離れた場所なので、彼はハブで生き延びるだけでなく、その時にその場まで移動していなくてはなりません。それは太陽光パネルを積んだ探査車でめいっぱい進んだとして何十日もかかる距離。しかも外気温はマイナス55度でヒーターなしでは凍え死にますが、ヒーターを使えば探査車の電力を消費しすぎてしまい、とても目的地へはたどり着けません。

 そこでワトニーが使うことにしたのは、RTG(放射性同位体熱電気転換器)。中には不安定なプルトニウムが入っており、それ自体が熱を発するという危険な代物ですが、背に腹はかえられないとヒーター代わりに探査車内に持ち込みます。そして作業BGMはディスコミュージックコレクションから選ばれたドナ・サマーの「ホット・スタッフ」! すごく危険な状態なはずなのに、汗だくでリズミカルに音楽にのるワトニーを見ていると、一緒にノリノリになってしまうから不思議です。

『オデッセイ』

 このように持ち前のポジティブさで絶体絶命な状況に一つ一つ対処していくワトニーですが、次々と降りかかる困難に時に感情を爆発させ、呆然とし、怯えることも。それでも決して諦めない彼の姿は、地球のNASAの面々、まだ宇宙空間に居るルイス船長をはじめとしたクルーのみならず、全人類の心を動かし、ワトニー救出作戦は国境を越えた一大プロジェクトとなっていきます。さあ、果たしてワトニーは無事地球に帰還することができるのか……?

 『プライベート・ライアン』でもたった独りのライアン(マット・デイモン)を救うためにさまざまなドラマがありましたが、今回はより壮絶でスケールの大きいドラマが待ち受けています。『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』『インビクタス/負けざる者たち』といった名作を上回るマットが魅せる“希望のドラマ”と“奇跡の瞬間”を是非ビッグスクリーンで体験してください!

映画『オデッセイ』は2月5日(金)よりTOHOシネマズスカラ座ほかにて全国公開 3D限定前夜特別上映実施決定(一部劇場を除く) 公式サイト

(c) 2015 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved

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