シネマトゥデイ

「『1人1食100円で』~女優・中原翔子、初めてのプロデュース~」第20回

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来たぞゆうばり!

 これまで数多くの映画に出演してきた「知る人ぞ知る」女優・中原翔子が、映画を作ると決心! プロデューサー早川ナオミとして一本の映画を完成させる、立ち上げから劇場公開までの道のりを追う。理想と現実のはざまで揺れながら繰り広げられる予算との仁義なき戦い! われわれの想像を超える、壮絶な「映画作り」を目撃してもらいたい!(取材・文:壬生智裕/カバー写真:高野広美)

 幾多の苦難を乗り越えて完成させた、『愛∞コンタクト』初お披露目されました! 上映の場は、あのクエンティン・タランティーノホウ・シャオシェンたちが愛した映画祭としても名高い「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」(以下「ゆうばり映画祭」)。そして夕張はなんと原作者・代々木忠監督の奥さま、真湖道代さんの出身地! このつながりに不思議な縁を感じるナオミでした。

■いよいよゆうばりの地に!

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ゲートを背にポーズ! 深井朝子、渡辺あい、淺雄望

 渡辺あい深井朝子淺雄望の3監督とナオミが夕張入りしたのは、映画祭も中盤となる2月27日のこと。目の前に広がる一面の雪景色に監督陣も思わず笑顔になります。深井監督は「夕張の寒さは覚悟していましたが、いざ来てみると緊張感と興奮でそんなに寒くありません!」と気合十分。早速、「ゆうばり」用に作成した『愛∞コンタクト』フライヤーをみんなで手配りすることになりました。ゆうばり映画祭は上映会場が分散しているため、何もしなかったらお客さんはやってきません。だからこそ雪の中、各会場をまわって、少しでも多くの人に作品を知ってもらわなければならないのです。

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寒いけどウマ~イ!

 とはいえ、体力をつけないと戦えません。そこで監督陣は、ゆうばり映画祭の名物ストーブパーティー(屋外のバーベキューイベント)に参加。ホタテやラム肉などに舌鼓を打ち、他作品の映画関係者との交流を深めました。

■感動と涙の上映!

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キャスト陣も到着! ナオミ、広澤草、ジェントル、亜紗美

 いよいよ2月28日、上映当日。『おはよう、マコちゃん』出演の広澤草さんと亜紗美さん、そして「道産子なのに初めて夕張に来ました」と語る『感電』出演のジェントルさんらキャスト陣も無事に合流しました。

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カレーそばに舌鼓

 広澤さんは「女性率の高いチームだったので、少しでもそこを生かして、ミニスカートで参戦しようと思ったら、迎えてくれたナオミさんが驚異のスリットで惨敗! ナオミさんの誰よりも強い心意気を感じとりました」と振り返ります。そんな『愛∞コンタクト』チームが勢ぞろいし、まずはみんなでゆうばり名物カレーそばを食べて士気を高めました。

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ついに、ついにワールドプレミア!

 そして、入念な上映チェックを済ませ、いよいよ客入れです。この日の上映は、クロージングセレモニーや井口昇監督作品などと時間がかぶる激戦タイム。「誰も観に来てくれなかったらどうしよう……」と不安なナオミたちでしたが、監督たちの頑張りのかいもあって、最終的には50名以上の観客が来場。上映後の舞台あいさつでは、ナオミも感激のあまりに号泣してしまうなど、涙、涙のワールドプレミアとなりました。観客の中には、渡辺あい監督のお母さんの姿も。上映後、携帯に「よかったよ」とメッセージが入ると、渡辺監督も感涙。娘と母の話である『感電』のように、娘と母の思いがつながった瞬間でした。

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ほっと一安心の三監督

■あの鬼才も興味津々!

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乾杯!

 「ゆうばりで上映後、『愛∞コンタクト』が一回り成長した気分になりました。映画が育つという言葉の意味を少し理解できた瞬間でした!」と深井監督が語るなど、今回の上映に手応えをつかんだ様子の監督陣。それだけに打ち上げで飲んだお酒のおいしいこと! みんながベロベロになってしまったこの日のことを亜紗美さんは「この日を迎えられた事、お客さまに観ていただけた事が本当に心からうれしかったんだろうな、と偉そうにも思ってしまい、胸が熱くなりましたね」としみじみ振り返りました。

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韓国の名匠キム・ギドクも興味!

 しかしゆうばりマジックはここでは終わりません。チラシを手に取ったキム・ギドク監督が翌朝、『愛∞コンタクト』チームと朝食を共にすることになったのです! ギドク監督は「愛」というタイトルに反応してくれたそうで、「機会があればぜひ観たい」との言葉に監督陣は感激することしきりでした。「またここに帰ってこられるように頑張りたい」。その思いはナオミだけでなく、監督陣も同じだったに違いありません。

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ついに公開も決定! お疲れ様でした!

映画『愛∞コンタクト』は2016年晩秋公開

■早川ナオミの今月の一言!

中原翔子 PROFILE

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熊本県出身。明治大学在学中よりモデルとして活動後、女優デビュー。高橋洋作品の常連であり、三池崇史や井口昇など海外でも支持されている監督の作品にも多数出演。国内外を問わず、知る人ぞ知る女優である。ニックネームは“地獄のしょこたん”。

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