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90歳の市川崑監督、車椅子で感動のスピーチ!【第19回東京国際映画祭】

90歳の市川崑監督、車椅子で感動のスピーチ!
袴姿のスケキヨと市川崑監督

 29日、第19回東京国際映画祭がついにクロージングを迎えた。華やかな映画祭の最後を飾ったのは、市川崑監督が30年ぶりに自身の映画をリメイクしたことで注目を集めている作品『犬神家の一族』。

 なんと10月の初旬に完成し、字幕入りのフィルムは前日に届いたという、まさにできたてほやほやの本作は、この日初めて公開された。

 渋谷オーチャードホール前に敷かれたレッドカーペットには、豪華な出演者たちが勢ぞろい。車椅子に乗って来場した市川監督を始め、主演の石坂浩ニ、松嶋菜々子、尾上菊之助、富司純子、松坂慶子、萬田久子、深田恭子がたくさんのフラッシュを浴びながらカーペットの上を歩いた。

 その後行われた舞台あいさつでは、市川崑監督が、本作のキーパーソンでもあるゴムマスクをかぶったスケキヨ(映画では尾上菊之助が、演じている)に車椅子を押されて登場。90歳の市川監督は、しっかりとした口調で「まあ完成はしたんですが……、あれもしたい、これもしたいという気持ちがまだまだありまして、目下まだ仕事をしている気持ちです。きっとこれから反省の時期になるでしょう。愛着を持って作った作品なので、楽しんで、そして厳しい批評をください」と、巨匠ならではの映画へのすさまじい執念を語ると、会場からは割れんばかりの拍手が監督に贈られた。

 また、この日初めてレッドカーペットを歩いたという松嶋菜々子は、舞台あいさつでも緊張しっ放しの様子。「あの、あの……」と何度も言葉を詰まらせながら「レッドカーペットは、初めてで恥ずかしい気持ちが大きかったんですが……、先日作品を観てとても素晴らしかったので堂々と歩けました」と話した。
 
 映画祭初日のレッドカーペットを金田一ルックで歩いた石坂も、この日は黒のスーツで登場し、「30年間一緒にやってきた金田一に先日はレッドカーペットを歩かせましたが、今日は本来の姿で歩けました」と感無量の様子だった。

会場には映画祭に出品している海外からの監督、プロデューサーも多く姿を見せ、映画祭最後の作品を楽しんでいた。

『犬神家の一族』は、12月16日より全国東宝系にてロードショー
『犬神家の一族』オフィシャルサイト <http://www.inugamike.com/>


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