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【独占インタビュー】ヤリスギだよね! 大杉漣「ヘアヘアヘア~」離れず(1/2)

【独占インタビュー】ヤリスギだよね! 大杉漣「ヘアヘアヘア~」離れず
話し上手で、盛り上げ上手な大杉漣。笑いの絶えないインタビューだった。

 国内外で高い評価を得ている奇才、園子温監督の最新作『エクステ』が、2月17日より公開される。今作は、殺された少女の髪の毛で作ったエクステ(付け毛)がもたらす恐怖を描いた新感覚のホラー映画。この作品で、女性の髪の毛に強い執着を示す、いわば“髪フェチ”男の山崎を演じるのが、映画やテレビで大活躍中の大杉漣だ。これまでのイメージを打ち破る怪演に挑んだ彼に、撮影の舞台裏を聞いた。

 開口一番「やっちゃったなぁ(笑)、あれじゃ、“オオスギ”じゃなくて、“ヤリスギ”だよね」と照れたように語る大杉。その表情はどこかうれしそうで「髪の毛フェチ・山崎には 共感できないところもありますが、その分役を思いっきり作ることができたので楽しかったですよ」と役作りを語った。チューリップハットにオーバーオールという、これまた異様な衣装については「役者人生で初めて、オーバーオールを着ましたね。帽子は自分で買いに行きましたし(笑)」と陰気でオタクなキャラクターを楽しんだようだ。

 劇中で印象的なのが、大杉演じるフェチ男が口ずさむオリジナルソング。髪の毛に対し愛情を込めながら「ヘアヘアヘア~」と歌うのだが、これが耳から離れない! 「監督からこの歌を聞かされたときは、とてもイヤ~な印象でした。ところがだんだん馴染んできて、うちで風呂に入ってるときに、思わず口ずさんでました」と大杉。気がつけば、現場のスタッフはもとより、自宅の奥様までもがこの曲を口ずさんでいたんだとか。

 こうして出来上がった“髪フェチ”男の山崎。本人は大満足のキャラクターとなったが、そんな彼を共演者たちは遠巻きに見ていたそうだ。「そういえば、あんまり話しかけられなかったな。いつもなら、共演者のみなさんと無駄話で盛り上げるんだけど(笑)。僕、孤独だったかも……」 そんな孤独感や疎外感が、山崎という男をより不気味にしたのは言うまでもない。

 『エクステ』の主演を務めるのは、栗山千明。彼女の美しい黒髪に、“髪フェチ”山崎は狙いを定める。「栗山さんのとってもきれいな髪を、思いっきりいたぶらせていただきました(笑)。彼女にも“思い切りやるからね”って言いました」と語る大杉は、栗山の映画デビュー作『死国』にも出演していた。その時、父娘役だった二人が、今作のクライマックスでは、黒髪で埋め尽くされた部屋で、死闘を繰り広げる。“黒髪の少女”対 “髪フェチ男”。『エクステ』の異様な世界観が凝縮された、大きな見どころである。「何度も言うけど、本当に楽しかった。55歳になって、おれ、何やってるんだろうと思う瞬間もありましたけど(笑)」と大杉。


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