[シネマトゥデイ映画ニュース] 世界環境デーにあたる6月5日、映画を観て環境問題を考えようと『河童のクゥと夏休み』のスペシャルトークショー付き特別試写会が行われ、原恵一監督と、解剖学者でありNPO法人「ひとと動物かかわり研究会」の養老孟司理事長、そして河童のクゥ(ぬいぐるみ)が登壇した。
「地球の炭酸ガスを減らすためには、僕が息をしなくなったらいいのかな」といきなり発言して司会者を困らせていたのは養老孟司理事長。「日本の炭酸ガスの排出量は全体の約4%、アメリカが世界の(排出量の)2割以上出していますから、日本人だけが頑張って全員息を止めても4%しか減らせない」など歯に衣着せぬコメントを連発し、ついには「わたしたちができること? みんな早く死ぬしかないってことですよ」と独特の言いまわしで、環境問題がいかに切迫した状況かを観客に訴えた。
原監督は、「テレビでしか見たことがない養老先生と何を話せばいいのか」と緊張気味だったが、「昔は河童が川に住んでいるということで、むやみに人が近づかなかったことで何かが守られていたと思う。映画を観た人が、自分の住んでいる地域にある川を見たときに、『ここにはクゥが暮らせるかな』と考えてくれたら、少しは意識が変わるのでは」と映画に込めた思いを語った。隣に座っていた河童のクゥも「そうそう」と言いたげな顔(?)で監督の話を静かに聞いていた。
クゥはこの日、京都議定書による温室効果ガス排出量6%の削減をめざして環境省が呼びかけているプロジェクト「チーム・マイナス6%」のチームメンバーにも加わった。きれいな川にしか住めない河童として、今後も映画を通して環境保護活動に参加していくという。
『河童のクゥと夏休み』は7月28日よりシネ・リーブル池袋ほかにて公開。
『河童のクゥと夏休み』オフィシャルサイト http://www.kappa-coo.com/
チーム・マイナス6% http://team-6.jp/
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