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石田えりのネガティブ発言連発に「おれのせい?」と青山真治キレる

第64回ヴェネチア国際映画祭

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(左から)石田えり、青山真治、浅野忠信
(左から)石田えり、青山真治、浅野忠信 - 写真:中山治美

 映画『サッド ヴァケイション』の公式上映が行われた翌日の1日、現地入りしている主演の浅野忠信石田えりらがそろって日本人記者向けの会見を行った。その席上で、「イタリアの観客に、温かく観ていただいてホッとしました」と浅野やほかのメンバーが優等生発言をする中、ただ1人、石田が不満を口にした。

 同作品は第2コンペティション部門での上映で、公式上映は午前11時から。映画『嵐が丘』(1988)でカンヌ国際映画祭のレッドカーペットを踏んでいる石田としては、その落差に拍子抜けした様子。公式上映の印象を尋ねられ、「レッドカーペットは(車から降りて)10歩ぐらいで終わっちゃった。観客も、夕方の上映のときはすごい人であふれていたのに、わたしたちのときは……なんか想像と違ったな」と愚痴モード。

 引き続き、ほかの映画祭との違いを尋ねられると、再び「カンヌの時は、出席者全員で着物を着てきらびやかで、回りも黒山の人だかりだったのに。なんか寂しかったな」とあまりのネガティブ発言の連発に、青山真治監督も「それは、おれに対する批判ですか? 何か、前向きな発言はないんですか?」と突っ込みつつ苦笑いしていた。

 それもこれも、撮影を通して親しくなった間柄だからこそ出た発言のようで、青山監督も「また、このアットホームなメンバーで映画を作りたい」と続編の製作を高らかに宣言。キャラクターによっては、劇中で死亡してしまう人物もいるが「その人は、よみがえらせます(笑)」と語り、浅野たちも思わず爆笑していた。なお、同作品は6日に開幕するカナダ・トロント映画祭にも出品される。

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