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平原綾香、「音楽をやっていて良かった」新潟への感謝の思いを語る

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タオルは必須です!
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 2004年10月23日に起こった新潟県中越地震で、被害を受けた山古志村(現・長岡市)の人々を勇気付けた一匹の母犬マリの実話を基に、家族のきずなを描いた感動作、映画『マリと子犬の物語』が、12月8日から公開される。本作の主題歌「今、風の中で」を歌った平原綾香が、歌に込めた思いなどを語ってくれた。

 映画を観て平原が心を打たれたのは、兄が妹を守り、父親が子どもたちを守り、そして犬のマリが子犬たちを守ろうとする姿だった。「みんなが誰かを守りたいという気持ちの連鎖と、家族のきずなが何ものにも変えられない大切なものだということが、とてもよく描かれていて感動しました」。

 この映画のテーマ曲を引き受けたのは、デビュー曲の「Jupiter」が復興のシンボルソングとして新潟の人々から強い支持を得たことによる。歌詞の中の「ひとりじゃない」という言葉が人々の心をつかみ、地震発生後、新潟県内のラジオ局にリクエストが殺到したのだ。「当時わたしはデビューしたばかり、右も左も分からないときに、この歌を受け入れてくださったことがすごくうれしかった」と振り返る。そして翌年の2005年、長岡の大花火大会に招かれ、何とおよそ40万人もの人々を前に「Jupiter」を熱唱したのだ。このときに新潟とのつながりをよりいっそう強く感じたという。そして最後に、「Jupiter」の曲に合わせて「フェニックス(不死鳥)」と名づけられた花火が打ち上げられるのを見て、感動のあまり号泣してしまったのだという。自分の歌が人を勇気付け、感動を持って受け入れられ「音楽をやっていて本当に良かった」と心から思ったそうだ。

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 そして今回の映画では、久石譲による曲に平原が歌詞をつけた「今、風の中で」を歌う。「わたしはジブリ映画で育った世代ですから、久石譲さんの曲が小さいころから本当に大好きで、久石さんの曲に自分で作詞して歌うなんて信じられないという気持ちだった」と喜びを語る平原。「シンプルだけど奥が深いメロディーで、どうやって今の自分の気持ちをシンプルに、シンプルにまとめるか、そこが勝負でした」と語る。タイトルの“風”という言葉は、山古志し村の人たちが向かい風のときも、追い風のときも一生懸命に常に、前へ前へと進んでいる姿が思い浮かんで出てきた言葉だそうだ。

 「わたしの歌で皆さんを勇気付けられたらと思って新潟に行くのですが、皆さんのパワーがすごいから逆にこちらが勇気付けられたりするんです」と平原。だからこそ、この映画を多くの人に観てもらい、復興に向けて進む新潟の人々の思いを知ってほしいと心から願っている。最後に「大切な人と、大切な家族と映画館に観に行ってほしい。そしてそのときは、(涙をふくための)タオルを忘れずに」と歌っているときと同じように、言葉ひとつひとつに思いを込めながら話をしてくれた。

映画『マリと子犬の物語』は12月8日より全国東宝系にて全国公開
オフィシャルサイト mari-movie.jp

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