[シネマトゥデイ映画ニュース] 11日、ザ・ペニンシュラホテル東京で映画『母べえ』の完成を記念し、山田洋次監督をはじめ、主演の吉永小百合、浅野忠信、笑福亭鶴瓶、坂東三津五郎、檀れい、志田未来、そして佐藤未来が記者会見に勢ぞろい。この日は黒澤明監督作品のスプリクターを務め、1984年に発表した自伝的小説「父へのレクイエム」が今回の映画化となった原作者の野上照代さんも登壇した。
鶴瓶は、2人の娘を育てる吉永が演じる“母べえ”が、娘の“照べえ”をしかるときに「誤って“つるべえ”とおっしゃった!」と日本を代表する名女優の“迷”発言ぶりを公表し、「わたし、ややこしい名前ですんません。そうはいっても吉永さんに2回も怒鳴られるのは、すごいうれしかったですわ」と顔を赤らめた。続いて浅野も、海水浴で浅野がおぼれて吉永に助けられるシーンについて「もっと体をピッタリあわせる形で、助けてもらいたかったですね」と図々しくも発言し、日本男児の吉永に対するアツーイ思いを代弁する格好となった。
一方の坂東はというと、「吉永さんが愛する夫という大変幸せな役どころで。とはいえ、幸せなシーンは長くは続かず、すぐに監獄の中に入ってしまいましたから……」と吉永との“絡み”は少なかったようで、複雑な心境の面持ちを見せて、会場の笑いを誘っていた。
「母親役としては、老けているのでは?」という不安があったという吉永は、「昔のお母さんは皆、疲れていたから大丈夫! と監督に励まされ、納得して出演できました」と話すと、「そんなこと言ったかなあ」とトボけつつ「ねぇ、野上さん」と押し付けがましく(?)コメントを求めた山田監督。野上は苦笑しながら、「うまいこといって吉永さんを口説かれたのねぇ。とはいっても実物の“母べえ”はこんなに美しくないし、“照べえ”も似ても似つかないわよ」と謙遜(けんそん)しつつも、「素晴らしい映画が仕上がって感無量です」と、完成の喜びをかみしめていた。
『母べえ』は、激動の昭和という時代の中で、母と娘が明るく懸命に生きる姿を描いた作品。
映画『母べえ』は2008年1月26日より全国公開
オフィシャルサイト http://www.kaabee.jp
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