[シネマトゥデイ映画ニュース] 映画『自虐の詩』『クローズ ZERO』と話題作への出演が続き、 “ヤクザ”“ラーメン屋”とさまざまな顔を見せている遠藤憲一。舞台や映画で大活躍中の遠藤が、今度は“カリスマ自動車評論家”役に挑戦した映画『SS エスエス』を語った。
「珍しいよね? 人気のある自動車評論家って(笑)。女性にも人気があるなんて、ありえなくて面白いなって思ったけど、彼の場合は本当は車に乗って、レースをしたいんだよね。そういう裏の気持ちも持っている男だから、演じがいがあった」
本作の主役である哀川翔が演じる“ダイブツ”とは、WRC(世界ラリー選手権)を共に夢見た元相棒であったが、あることが原因でたもとを分かち、遠藤演じる“栗原”とは、別の道を歩んでいるという設定だ。哀川と遠藤は、これまで何本もの作品で敵同士を演じてきた。
「いつもは戦ってるのにね(笑)。今回は、チャカとか、そういうのは出て来ないから(笑)。ただ、これまで心から憎み合っている敵同士が多かったけど、今回みたいに心の底では結びついてるってところがすごく新鮮で良かったと思うよ」
夢をあきらめた中年の男たちが、家族を持ち、そして孤独感にぶつかりながらももう一度夢を追う姿を描く本作。主人公たちの姿に遠藤は、共感を強く覚えたという。
「一回挫折したものを、見ないようにしてしまうことって、自分たちくらいの世代は多いと思う。おれは今46で、幸い自分が目指していた“役者”という仕事をいまだに続けさせてもらってるけど、やっぱり立ち止まることはある。でも、いつも心掛けているのは“熱情”を忘れないということ。だから、ぜひ自分の世代の男性に観てほしいと思うね」
「若いころに比べて酒が次の日に響くようになっちゃったって、46にしてやっと気付いたよ」とおちゃめに笑う遠藤に、“チョイ悪おやじ”になる秘訣(ひけつ)を教えてもらった。
「チョイ悪って言うけど、おれは、“チョイ”じゃ済まないからなあ(笑)。とはいえ、“極悪”なわけじゃないけどね。やんちゃな気持ちを持ち続けることって大切だと思うよ!」
2007年末から、哀川と舞台「座頭市」に出演し、そして『SS エスエス』の公開……と、年始の走り出しも絶好調な遠藤。いつまでも熱を持ち続ける、やんちゃな“オヤジ”の遠藤に2008年も大いに期待したい。
映画『SS エスエス』は2008年1月12日より新宿トーア、シネマート六本木ほかにて全国公開
オフィシャルサイト http://specialstage.net/
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