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マイク・マイヤーズのグル姿に、インドの本物のグルが憤慨

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マイク・マイヤーズ
マイク・マイヤーズ - Scott Gries / Getty Images

 マイク・マイヤーズの新作コメディ『ザ・ラブ・グル』(原題)で、マイヤーズが扮しているグル「ピトカ」の姿に、インドのヒンズー教のグルたちが懸念を示している。この作品でマイヤーズは、子供の頃にインドの瞑想施設の前に置き去りにされ、グルたちに育てられたアメリカ人男性を演じており、ピトカが名声を求めてアメリカへ渡るという物語。

 インド系アメリカ人であるヒンズー教のリーダー、ラジャン・ゼッド氏はパラマウント映画に対し、ヒンズー教リーダーを対象に試写を開くよう願い出たが、作品はまだポスプロ中であり、パラマウントは「作品ができあがったら是非見てもらう」とコメント。しかしラジャン氏は、出来上がった予告編を見た段階で、すでにその描写がヒンズー教をおとしめていると感じており、6月20日の全米公開前に内容を変えるようパラマウントに電話をかけたそう。

 映画界では、イギリス人俳優サシャ・バロン・コーエンが『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』でカザフスタンのリポーターを演じ、笑いとともに多くの問題を呼んだが、マイヤーズのグル姿も同じ道をだどる可能性がある。ガーディアン・オンラインによると、予告編を見たグルの中には「映画のプロデューサーともあろう人が、世界の中でも大きな宗教であるヒンズー教の信仰や文化、生活習慣について茶番にしたて、バカにしていることにショックを受けた」と憤りをあらわにしたグルもいるそうだ。

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