[シネマトゥデイ映画ニュース] 日本映画には欠かせないベテラン俳優、大杉漣主演の映画『ネコナデ』がこのほどクランクアップした。今回大杉が共演するのは、何と3匹の猫たちだ。大杉は二匹一役で主演の“トラ”を演じたスコティッシュフォールドの子猫、トラオ君とトラコちゃん、そして8.5キロの堂々たる体格の“ヒマラヤン”たちとの心温まるエピソードを披露。
「僕も最初に子猫に紹介されたときは『こんなにかわいい生き物に出会わなければ良かった』と思いましたからね(笑)。腹立たしいほどかわいくて、こんなのとオレは仕事をするのかと。そのときはまだ生まれたてで数百グラムしかなくて、僕の片手に乗るぐらいでしたからもうたまらなくて。撮影のスケジュールも結構タイトだったんですが、猫が現場に来るとピリピリしていた空気も溶けてしまって、スタッフもわれわれ役者もデレっとなってしまいましたね。最初からトラちゃんたちには、白旗を振って敗北宣言をしていましたから。低い声で『あなたについていきます!』と猫ちゃんたちに言いました」と最初の出会いを振り返る。
作品については「撮影は本当に楽しかったです。最近はハードディスクで撮る映画が多いんですが、今回監督はフィルムにこだわって撮ったので、本当に自分たちの気持ちをワンカットずつフィルムに焼き付けて行くという意気込みでした。ごく平凡な人たちの等身大の話なので、大爆笑はないけれどもついクスクスと笑ってしまうようなリアリティーがあると思います」と語った。
そして最後に「全国何千万の猫ファンの皆さま、それから全国何千万の猫ファンでない方々も含めてですが、ぜいたくを言うようですがぜひ映画館にいらしてください。それで『ネコナデ』という映画を観ていただいて、優しい気持ちになって家に帰っていただければと思います。言葉では言い表せないいろいろなものがたくさん画面の中に散りばめられている作品ですので、ぜひその目撃者となっていただければと思います!」と結んだ。
夏公開予定の『ネコナデ』は、テレビドラマ「不機嫌なジーン」や、映画『デトロイト・メタル・シティ』などの人気脚本家の大森美香がメガホンを取った、誰もがちょっとだけハッピーになれる物語。リストラ担当の感情のない中年のサラリーマンとその周りの人々が、猫と出会うことによって少しずつ変化していく様子をスクリーンに映し出す。本作には監督の「人生はそれほど悪くない」というメッセージが込められている。猫と人間の成長ぶりと交流を、ぜひとも映画館で心ゆくまで楽しんでもらいたい。
映画『ネコナデ』は2008年夏、渋谷Q-AXシネマほかにて全国公開
オフィシャルサイト http://www.nekonade.info/
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