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香川照之、世界的な監督に「モット、ヘンタイクダサイ!」と要求されたと告白(1/2)

香川照之、世界的な監督に「モット、ヘンタイクダサイ!」と要求されたと告白
俳優は、監督のおもちゃであるべし! - (C) 2008「TOKYO!」

 世界的な監督に「モット、ヘンタイクダサイ!」と要求された香川照之が、撮影時のことをインタビューで明かしてくれた。

 その世界的な監督とは、ハリウッドからの監督オファーが引きも切らず寄せられる、韓国のヒットメーカー、ポン・ジュノだ。彼が新たに選んだのは、日本の首都を舞台にした映画『TOKYO!<シェイキング東京>』だった。

 香川はポン・ジュノ監督の出世作映画『殺人の追憶』を観て、いつか仕事をしたいと思っていたという。その全幅の信頼を寄せる監督作のため決死の覚悟で臨んだ撮影初日から、ド肝を抜く演出が待っていた。リハーサルなしでファーストカットの撮影がされたり、山場となる撮影の直前に香川にだけ別の指示が与えられ、何も知らないスタッフを困惑させたりもした。しかしながら、すべては「スタッフ・キャストを巻き込んだドキュメンタリーを撮りたかったのだと思う」と香川は話す。

 ポン・ジュノ監督の中で『TOKYO!<シェイキング東京>』は、“ヘンタイ”がキーワード。現場でも日本語で「モット、ヘンタイクダサイ!」と要求するなど、変質的なネットリ感が求められた。「2秒遅く、5センチ右」といった指示も出る。そういったポン・ジュノ監督の緻密(ちみつ)さを言い表すあだ名があり、それはディテールのテールをつけてポン・テールなのだと教えてくれた。

 撮影後に行われたアフレコでは、何の前触れなく「映像を見て、彼の心の動きを声にして」とアドリブを要求。そして、画面の弱さに気付くと即興で補修をするさまを目の当たりにし、香川は「カット! をOK地点として目指すのではなく、OK地点の先を求めていた」と感じたという。

 演技派で知られる香川に俳優という職業や演技論を尋ねたところ、「俳優は、監督の要求に応え具現化する立場」。つまり「スライムのように、ぐにょぐにょになり作品の鋳型にはまるべく、監督のおもちゃであるべし」と絶妙な例えをしてくれた。それゆえ「どの引き出しを出すか? ではなく、すべてを開けて監督に委ねる」というのが基本姿勢。本作では「監督のアイデアが面白いので、それをクリアするのに精いっぱい」と謙遜(けんそん)してみせたが、それだけではないことが映像から読み取れる。

 最後に気になる監督業への進出について、「いつかはしたいと思うが、まだ先の話。人生や映画……学ぶべきことが自分にはたくさんあるから」と至って謙虚なコメントを残した。


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