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マーク・ウォールバーグ主演『マックスペイン』が初登場1位に!-10月19日版

全米ボックスオフィス考

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マーク・ウォールバーグ主演『マックスペイン』は20世紀フォックスの作品
マーク・ウォールバーグ主演『マックスペイン』は20世紀フォックスの作品

 日本での一般的な知名度はまだイマイチのマーク・ウォールバーグが主演するアクション映画『マックスペイン』(原題)が推定1,800万ドル(約18億円)で今週の全米興行収入の第1位に輝いた。同名ビデオゲームのヒーローを扱ったこのアクション映画は、20世紀フォックスの作品。「予想していたよりも成績が良かった」と話すのは20世紀フォックスの担当者バート・リビングストーン氏の談。そして、「首位というのは気持ちがいいものだ」とご満悦の様子。ちなみに『マックスペイン』(原題)の客層は、ビデオゲームのファン層が反映されたのか65%が男性客、それも60%が25歳以下という統計が出た。

 さて、かたやアクション・ヒーローに1位の座からけり落とされたのは、2週間首位を守り続けてきた、映画『ビバリーヒルズ・チワワ』(原題)で1,120万ドル(約11億2千万円)。しかし、ワンランクダウンとはいえワンワン・パワーは健在のようで、手堅く売り上げを伸ばしており、この息の長さはディズニーにとっては非常に景気のいい話である。

 2位と接戦で3位に入ったのは、2002年のベストセラー小説を映画化した映画『シークレット・ライフ・オブ・ビーズ』(原題)で、興行収入1,110万ドル(約11億1千万円)。1964年のアメリカ南部に位置するサウスカロライナを舞台に、虐待を逃れて家出をしてきた14歳の白人少女と、ミツバチ農園を営む黒人女性たちの苦悩と心の触れ合いを描いた作品だ。クイーン・ラティファジェニファー・ハドソンといった黒人女優たちに混じって、かわいらしい子役で有名なダコタ・ファニングちゃんが、すっかり成長して初の汚れ役に挑戦している。

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 興行収入の数字を見てもわかるように、今回は2位と3位がわずかな差で、月曜日に発表される最終興行収入の結果によっては、『ビバリーヒルズ・チワワ』(原題)と『シークレット・ライフ・オブ・ビーズ』(原題)のランキングが入れ替わる可能性もある。

 そして今週の4位は、トップ3に食い込むかと思われていた、映画『W』(原題)。ジョージ・W・ブッシュ現大統領の栄華衰退(?)を皮肉たっぷりに描いたオリヴァー・ストーン監督作品は1,060万ドル(約10億6千万円)となった。11月4日にアメリカ大統領総選挙を控え、毎日のように大統領関係のニュースが流れているアメリカで、国民全体が政治に対して食傷気味。これを念頭に入れると、2,030館の公開館数でこの売り上げは、まぁ悪くない。

 5位は、いまだにジワジワと売り上げを伸ばし続けている映画『イーグル・アイ』で730万ドル(約7億3千万円)。現在までの興行収入合計は8,130万ドル(約81億3千万円)となっており、ほかの映画のようにランキングが急低下することもなく、ここ最近では珍しいロングランで売上更新中だ。

 去年は、ジョシュ・ハートネット主演のゾンビ映画『30デイズ・オブ・ナイト』(原題)が1位だった同時期(10月2週末目)と比べ、今週末の興行収入高は12%アップしており(USAトゥデイ紙推定)、経済不況の嵐が吹き荒れるアメリカで、映画業界は光明を見いだしている……といったところである。

 来週末はハロウィーンを1週間後に控え、恐怖映画の稼ぎ時。血みどろ映画の定番になった映画『ソウ5』(一体このシリーズは何作目まで続くのだろうか……)が再び映画館にお目見えし、ティム・バートン監督のアニメ名作映画『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』は3Dで再登場する。(取材・文 神津明美 / Addie・Akemi・Kohzu )

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