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ジェニファー・ハドソン、殺されたおいを確認後「神さまの力にすがって乗り切ります……」

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ジェニファー・ハドソンとおいっ子のジュリアンくん
ジェニファー・ハドソンとおいっ子のジュリアンくん - Photo:Splash / アフロ

 米国シカゴ現地時間月曜日の朝方、ジェニファー・ハドソンのおいっ子で金曜日以来行方不明になっていたジュリアン・キングくん7歳の銃殺された遺体が逃走に使用されたと見られる車の中から発見された。

 FBIによると、幼児の誘拐は行方不明になってから最初の48時間が勝負と言われており、その後は時間が経つにつれて生存の可能性が減少するという調査結果がある。また、誘拐犯人のほとんどが家族内、または友人知人で顔見知りの犯行というケースであるという点も今回の悲しい結末にあてはまっている。

 金曜日より拘留され尋問を受けている容疑者のウイリアム・バルフォー(27)は、以前ジュリアンくんの父親と報道されていたが、実際は義理の父親であることが判明。

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 バルフォーには殺人未遂の前科があり、ジェニファーの姉ジュリアさん(31)が、どうしてそのような男と関係を持つことになり、そればかりか幼い息子や親兄弟のいる家に同居させたのか、という詳細は明らかになっていない。

 ハドソン家の隣人たちの話によると、殺人事件の起きた金曜日朝方に銃声を聞いたという人が数人いたのだが、そこの界隈では銃声など日常茶飯事のことなので警察には通報しなかったと言う。

 バルフォーの殺人の動機としては、今年の始めより家から早く出て行くように言い続けていたダーネルさんたちとの話し合いがこじれた末ではないかという見方が強い。証拠不十分なために、バルフォーはまだ正式起訴はされておらず、執行猶予違反の名目で留置されており、その間に警察側は証拠集めに奔走している。

 金曜日に殺人犯の手によって愛する母親のダーネルさん(57)と兄のジェイソンさん(29)を一度に失ったジェニファー・ハドソン。土曜日に遺体安置所で二人の身元確認を行ない、そして今日は新たにおいっ子の身元確認のために再び遺体安置所へ向かうという悪夢のような3日間を送った。

 だが、検視局のスタッフでジェニファーの遺体確認に立ち合ったショーン・ハドソン氏の証言によると、ジェニファーは悲しみにまけず強く素晴らしい態度だったという。遺体安置所のビデオに写し出されたジュリアンくんの顔を確認したあと、「確かにそうです」と静かに答えたという。そして、「一般の方々に、どうかわたしたちのプライバシーを理解してくださいとお伝えください」というメッセージを残していったという。また、「ジェニファーは『神様の力にすがって乗り切ります……』ともおっしゃってました」とハドソン氏は語った。

 ショーン・ハドソン氏の計らいで、検視局を去るジェニファーは、スタッフの大きな黒い傘でマスコミからは表情が見えないようにさえぎられつつ車に乗り込んだ。

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