[シネマトゥデイ映画ニュース] ウイルスさえ存在できないような、極寒地の南極の果てにある南極ドームふじ基地で8人の男たちによって繰り広げられる、実話を基にした映画『南極料理人』が堺雅人主演で製作が開始されることがわかった。
本作は、西村淳の南極越冬日記「面白南極料理人」(新潮文庫、春風社 刊)、そして、好評を受けて書き下ろされたその続編「面白南極料理人 笑う食卓」(新潮文庫 刊)をベースに映画化する。南極越冬隊の男たちの生活と人間模様が、豪華絢爛(けんらん)たる食材と大胆な南極料理法を通じて描きだされる。脚本・監督を務めるのは本作が劇場デビューとなる新鋭・沖田修一。
堺雅人の2008年は映画『クライマーズ・ハイ』やNHKの大河ドラマ「篤姫」での好演が評価され日刊スポーツ映画大賞 助演男優賞や報知映画賞 助演男優賞を受賞したりと今ノリにノッている。
劇中では、数々の食材を前に料理の腕前も披露する堺は、「極地での研究という特殊な環境の中で料理担当はいわば、みんなの『生活』を守る仕事なのかな、と思っています」と南極料理人という仕事を分析。「料理のウデは普段の生活に不自由しない程度しかないのですが、精いっぱいがんばりたいと思います。何回か料理指導を受けたのですが、本格的なコースものから家庭的な料理まで今回のメニューはどれもおいしそうなものばかりです。みなさんにしっかり皮下脂肪をたくわえてもらえるようにがんばりたいとおもいます。今回、僕も太るだろうな……」とかなり本格的な料理指導を受けたことがうかがえるコメントを寄せた。
また、沖田修一監督は映画化にあたって「原作者である西村淳さんを、そのまま映画の主人公にすることが想像できませんでした。なぜなら、原作は、肩の力の抜けた状態で挑んだ2度目の越冬生活だったため、映画にはなりにくいと思ったんです。それで、はじめての南極越冬という設定で、映画を始めることにしました。もっと南極という状況に、オロオロしてほしかったんです」と物語の核心に触れた。堺については「南極にいなさそうで、南極にいたら面白い人。オロオロしながらも、立派に観測隊の母になっていく様を、堺さんで観たいと思いました。料理をする堺さんを想像して、チマチマした作業も、豪快な作業も、どれも面白そうだと思いました。要するに、どれをとっても、堺さんなら面白くなると思ったんです」と極寒の地で繰り広げられるのはなにやら喜劇のような予感も……。
映画『南極料理人』は、2009年1月下旬にクランクインし、北海道ロケ、都内撮影スタジオでの撮影を行い、真夏の2009年8月、テアトル新宿ほか全国公開を予定している。
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