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宮崎あおいから最高のコメディー演技を引き出した宮藤官九郎監督を直撃!

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マルチな才能の持ち主、宮藤官九郎監督
マルチな才能の持ち主、宮藤官九郎監督

 抱腹絶倒コメディー『少年メリケンサック』の宮藤官九郎監督に、登場人物の設定や主演の宮崎あおいの印象、そして作品のテーマについて語ってもらった。

映画『少年メリケンサック』写真ギャラリー

 漫画が原作だった監督第1作『真夜中の弥次さん喜多さん』とは違って、2作目となる本作は原案から作り上げた宮藤監督のオリジナル。かつてパンク青年だったおじさんたちが、バンドを再結成してツアーを行うロードムービーだ。「カッコいい男の子が出てくるような、若いバンドの話は結構ある。でも、パンクも生まれてもう30年以上経ちますし、日本で初期にパンクをやっていた人たちも50代。そういう意味で言うと、必ずしもパンクやロックはすでに若い人たちだけのものではないのかと……」と現在の状況を分析した後、「これはあえて、パンクやロックのカッコいい部分を描かなかった映画ですね」とユニークな視点を持った作品であることを強調した。

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 そして、年を重ねてもなお凶暴でワガママなおじさんたちを励まし、時にしかり飛ばしてツアーへと繰り出すレコード会社OLを演じたのは、今ノリに乗っている女優の宮崎あおいだ。大河ドラマ「篤姫」とは正反対の、見事なコメディエンヌぶりを見せている。宮崎を選んだのは「パンクってイメージからなるべく遠い人」だったからだそう。実際に仕事をした感想は「ラクだし、楽しかったですね。台本にあるものを現場でどんどん崩していくんですけど、それに対する反応が早くて冷静で。役に入ると、宮崎あおいというのが完全に消えるんです。何でもやってくれるんですよ」と才能を絶賛した。

 登場人物それぞれの生き様が衝動的でパワフルで、まさにパンクそのものともいえる本作。「観た人が何だかわかんないけど元気になった、ジーンときた、ずっと笑ってた、とか心を動かしてくれればいいかな」と語る宮藤監督。さらに「パンクって一体何なんでしょう? と聞かれたら、僕にとってはこの映画がその答えなんです」ときっぱり。インタビュー中は謙虚な語り口ながら、面白い作品を作り上げたという自信がにじみ出ていた。ぜひスクリーンで熱いパンク魂を体感してみてほしい。

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 『少年メリケンサック』は、宮藤が監督と脚本を務めたコメディー。レコード会社OL(宮崎あおい)が、動画サイトで有望なパンクバンドを発掘してツアーを企画。後に映像が25年前のものと気付くがすでに人気が沸騰してしまったため、かつてのバンドメンバーだったおじさんたちと全国ツアーに繰り出すというストーリー。

映画『少年メリケンサック』は2月14日より丸の内TOEI 1、新宿バルト9ほかにて全国ロードショー

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