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配給会社2社が激突!サンダンス映画祭2部門受賞の優秀作品めぐる争い

配給会社2社が激突!サンダンス映画祭2部門受賞の優秀作品めぐる争い
映画『プレシャス:ベイスト・オン・ザ・ノベル・バイ・サファイア』より - Photo:Everett Collection/アフロ

 今年のサンダンス映画祭でグランプリと観客賞の2冠を獲得した話題の映画『プッシュ:ベイスト・オン・ザ・ノベル・バイ・サファイア』の配給権をめぐって、ミラマックスとライオンズゲートの二社が争っている。

 事の発端は、受賞後にライオンズゲートが5.5億で契約を結んだと発表したのだが、すぐにミラマックスが、本作の配給会社を探すためにアドバイスをしていたメディア会社のセールス代表と契約を交わしたはずだとライオンズゲートを訴えたことから始まった。

 近年のサンダンス映画祭では、配給会社と契約するのは宝くじを当てるくらい難しいと言われ、今回も3661本もの長編から選考されたのは僅か118本。その中でも、配給会社と契約を結べるのはごく一握りの映画だけである。この厳しい状況を打開しようと、自ら宣伝を繰り広げて契約を結ぼうとする映画製作者が増えており、こういった動きが問題を引き起こしたと見られている。

 そして、この状況を悪化させたのが、2月に公開されたダコタ・ファニングの映画『プッシュ』が本作と同じタイトルということで、人々が困惑するためにタイトルを『プッシュ』から『プレシャス:ベイスト・オン・ザ・ノベル・バイ・サファイア』に変更してしまっていることだ。本作自体の内容は優れており、タイトル変更が直接観客動員に影響を及ぼすとは思えないが、せっかくサンダンスで受賞したにも関わらず、問題は続くことになりそうである。

 この出来事が起こってから、有名トークショーのホストであるオプラ・ウィンフリーや黒人監督タイラー・ペリーらが、彼らが持つそれぞれのプロダクションを通してこの映画をサポートし、ライオンズゲートの配給権獲得に助力している。

 肝心の本作のストーリーだが、ハーレムで暮らす貧しく教養も無かった少女が、学校ヘの入学が決まり、障害を乗り越えて自分の道を探し出すという感動ドラマで、マライア・キャリーやレニー・クラヴィッツらも出演している。(取材・文:細木信宏 / Nobuhiro Hosoki)


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