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永久保存版!インディーズ界の巨匠、ジム・ジャームッシュ監督が自作をたっぷりと語る!(1/2)

永久保存版!インディーズ界の巨匠、ジム・ジャームッシュ監督が自作をたっぷりと語る!
ジム・ジャームッシュ監督、熱く語って大満足! - Photo:Nobuhiro Hosoki

 日本にも熱狂的ファンを持つ、ニューヨーク・インディーズ界の巨匠ジム・ジャームッシュ監督が、過去作品と新作映画についてAmerican Museum of the Moving Imageが開いたイベントで大いに語った。

・映画製作前

 「ニューヨークのダウンタウンに、今はGAPになっているがST.Marks Cinemaというシアターがあったんだ。そこは汚らしくてちっぽけな映画館で、オレは時給2ドル50セントでバイトしてたんだ。ある日マネージャーから、劇場内で喫煙しているヘルズ・エンジェルズ(日本でいう暴走族)たちに注意してこいと言われたんだ。まあ、『時給2ドル50セントしかもらってないのに、そんなことできるか!』って言い返したけどね。それと、上映後にスクリーンの端でセックスしている連中も見たっけ(笑)」。

・映画『パーマネント・バケーション』

 「学校の授業料を払うより映画を作ろうと思ったんだ。だからオレは授業料を払わず、奨学金で映画を作った。もちろん金は学校に返したが、修士を得ることはできなかった。オレが在学していたときは学校にスパイク・リーやトム・ディチロらがいて、彼らのほかにも優れた才能を持った友人たちが映画作りを手伝ってくれてね。そしてこの映画が完成したってわけさ」。

・映画『ストレンジャー・ザン・パラダイス』

 「友人同士で気ままに作ったから、日の目を見るとは思ってなかったね。もともと短編がアイデアだったし。ストーリーは主演のジョン・ルーリーとアイデアを練ったもので、最終的にはオレが脚本としてまとめた。当時はミュージック・ビデオなどが流行していて、映画界も早いカット割りの影響を受け始めていたんだ。まるでCMみたいな映画が増えていったよ。オレはそういう風潮が気に入らなくって、長回しをするようになったんだ」

・映画『ダウン・バイ・ロー』

 「バスター・キートンにかなり影響を受けたね。ロベルト・ベニーニとはロッテルダム映画祭で友だちになった。その後、ロベルトに出演依頼することになったんだ。ただし、彼は英語が不得意で、知っている単語だけを使って演技させるのは非常に大変だったね(笑)。オスカーでの派手なパフォーマンスから、ひょうきんな人物だと思っている人たちが多いようだが、実際の彼は詩を詠んだり、教養のある男だよ」。

・映画『ミステリー・トレイン』

 「批評家からは、オレは型にはまらない映画を作ると解釈されているようだが、実は型にはまった形式が好きで、この3部構成の『ミステリー・トレイン』を作ったんだ。この映画は、カンタベリー物語のような旅をしながら探索するという意図で製作したもので、すべてが同じ時間に起きているが、交錯させずにそれぞれの話が語られる。ただ話しているだけだが、何気なくつながっているんだ。ちなみに、この映画でキャラクターが通っている道の名前は、意図的に詩人の名前のある道で撮影したんだよ」。


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