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マイケルさんの遺言状、一般公開される 万が一には「ダイアナ・ロスに子どもたちを…」

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マイケルさんの子どもたち、プリンス君、パリスちゃん、ジョセフ君
マイケルさんの子どもたち、プリンス君、パリスちゃん、ジョセフ君 - Photo:Splash / アフロ

 アメリカ西海岸時間7月1日午前、マイケル・ジャクソンさんが2002年7月7日付で生前に作成していた遺言状がロサンゼルス最高裁判所に提出された。

 マイケルさんの突然の死後、一番注目を集めていたのはマイケルさんの遺した子どもたち、プリンス君、パリスちゃん、そしてジョセフ君の3人の養育権は誰のものになるのかという件と、約5億ドル(約500億円)余りと推定されるマイケルさんの財産分与の件だ。

 このたび、最高裁に提出された時点で一般観覧が可能になったマイケルさんの5ページに渡る遺言状は、以下の出だしで始まっている。「この遺言状が作成されている時点で、わたしマイケル・ジャクソンは、デボラ・ジーン・ロウとの結婚を解消し、独身であり、生死にかかわらず3人の子どものみの父親であることを宣誓する」

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 世間が注目していたマイケルさんの3人の子どもの養育権について遺言状には、マイケルさんの母親そして子どもたちにとっては祖母にあたるキャサリンさんに託すものと明記されており、先日ジャクソン家の弁護士による養育権についての発表が正しかったことを裏付けた。

 ただ、意外なことに3人の子どもたちのうち、2人の母親とされているデビー・ロウさんは養育権に関して意図的に遺言状から外されており、親代わりとなるキャサリンさんに万が一のことが起きた場合は、養育権をダイアナ・ロスに引き継いでもらうとの旨が明記されており話題を呼んでいる。

 ダイアナといえば、昔シュープリームスというグループでモータウンからデビューし一世を風靡(ふうび)した後、近年までソロ活動を続けてきた言わばポップス界の女王でもあり、マイケルさんがジャクソン5時代の幼いころより慕い、親友として家族の一員とも言われるほどに公私共に親しくしてきた女性である。子どもたちの実の母親と言われているデビーさんに親権が渡らなかったのは意外ではあるものの、マイケルさんがダイアナさんをどれほど慕っていたか知っている人たちは、今回の遺言状の内容を妥当と受け止める人が多い。

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 次に注目を集めているマイケルさんの財産分与だが、遺言状によると昨日の発表どおりにマイケルさんの顧問弁護士ジョン・ブランカ氏、そしてマイケルさんがビジネス上で信頼をおいていたジョン・マクレイン氏とバリー・シーガル氏の計3名に財産分与采配権が全面的に委ねられている。

 マイケルさんが残した家族信託の内容については未公開であるが、信託の受取人の中にマイケルさんが不仲であった父親のジョセフさんへの配当は一切含まれておらず、受取人はマイケルさんの母キャサリンさんと3人の子どもたちのみとなっている。

 7月6日に最高裁で予定されている遺言状についての審問会で遺言状や信託の内容について、もっと細かい内容が明らかになることが予想されている。

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