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衝撃映像でR-15指定!戦争の悲惨さを伝える『セントアンナの奇跡』

衝撃映像でR-15指定!戦争の悲惨さを伝える『セントアンナの奇跡』
映画『セントアンナの奇跡』 - (C)2008(Buffalo Soldiers and On My Own Produzione Cinematografiche)- All Rights Reserved.

 第二次世界大戦を舞台にした感動作映画『セントアンナの奇跡』が、日本国内の上映に際し、あまりの衝撃映像にR-15(15歳未満は鑑賞禁止)に指定された。戦闘中の兵士の腕がもげてしまうなど、思わず目を覆いたくなる衝撃的なシーンが複数登場するためだ。

 本作は、第二次世界大戦中のイタリアを舞台に、黒人だけで編成された実在の歩兵師団“バッファロー・ソルジャー”の隊員と、不思議な力を持つ現地の少年が交わす言葉を超えたきずなを描いた感動作。スパイク・リー監督にとっては新境地ともいえるファンタジックな一作だが、当時の黒人兵士たちが強いられた過酷な運命にもスポットを当てている。

 黒人であるがゆえ、まるで使い捨ての駒のように戦いの最前線へと送りこまれるバッファロー・ソルジャーたち。彼らを待ち構えるのは、当時イタリア北部を制圧し、戦線を展開していたナチス・ドイツ軍である。両者の激しい攻防が繰り広げられる中、数多くの兵士たちが負傷。銃弾や砲撃によって、腕がもげ、出血多量で命を落とす者もいる。

 その様子をとらえたリアリティーあふれる映像は、スティーヴン・スピルバーグ監督の映画『プライベート・ライアン』に勝るとも劣らない迫力だ。同時にその衝撃度から思わず目を覆いたくもなるが、スパイク・リー監督は、あえて人間の壮絶な死に様をリアルに直視し描き切ることで、戦争の悲惨さを伝えようとしている。もちろん、いたずらに残虐さを売りにしているのではなく、クライマックスに訪れる奇跡をより際立たせ、観客の感動が増幅させるという演出意図もあるはずだ。

 作風が劇的に変わったと評判の本作だが、「物事の本質を見極めるためには、真実を避けては通れない」という社会派、スパイク・リー監督の信念は、これまで通りしっかりと貫かれている。衝撃的なシーンも含めて、ある種の挑戦状ともいえる本作をしかと見届けて、心の底からあふれ出す真の感動を体感してみてはいかがだろうか?

映画『セントアンナの奇跡』はTOHOシネマズシャンテ、テアトルタイムズスクエアほかにて全国公開中


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